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hoho8888
「過去のつらい記憶は忘れて前を向こう」というアドバイスは浅はかだ
トラウマとは
「過去の嫌だった体験がフラッシュバックして、その時の不快だった体の感覚に襲われる」
といったものです。
過去の記憶に対する反応なので「今現在ない」ものへの過剰反応とも言えます。よって
「そんな辛い過去は思い出さず、前を向いて歩けば良い」
が巷の人々が良く言うアドバイス(クソバイス)になります。或いは
「トラウマなんてもともと存在しないのだ。過去の嫌だった体験を思い出すということは、その人が思い出したいから思い出しているのだ」
といった過激なアドバイス(クソバイス)ですら巷に流布しています。私自身、そういった考えを
「浅はかだ!」
と断罪します。とは言うものの、確かに
「あの時食べた生ガキで吐いてしまったので、今でも生ガキは食べない」
といったレベルの不快感なら、対処しやすいトラウマです。
何故なら、この場合、傷んでいない安全な生ガキを勇気をもってどんどん食べて「慣れる」ことが有効な対処法になるからです。
慣れてしまえば
「ああ、過去の記憶に対する過剰反応だったんだ」
と思い至ることでしょう。
しかしながら、イジメの場合はどうでしょうか。
いじめを沢山経験していじめそのものに慣れる
ことが解決策になるのでしょうか??
沢山のイジメを経験してしまうと、慣れるどころか
「どうせこの世は、イジメに無関心な人で埋め尽くされている。この世は腐っている」
という考えに至ってしまうのは自然だと思います。
数あるトラウマの中でも、イジメのトラウマだけは
別次元の問題
だと確信しています。