2021年3月の記事一覧
技能実習生がもう限界の件
▼コロナ禍で苦しむのは、女性、こども、そして外国人である。
2021年3月22日付日本経済新聞に、外国人の苦しみについてよくわかる記事が載っていた。適宜改行と太字。
〈技能実習生 もう限界/仕事失い帰国できず、コロナで二重苦/「生活苦で犯罪」防ぐ支援を〉
〈新型コロナウイルスの影響で、苦境に陥る外国人技能実習生が後を絶たない。雇用情勢の悪化などで働き先を失い、帰国しようにも渡航制限でかなわな
「雑談」を少しあらたまって言うと「対話」になる件 斎藤環氏の災厄論
▼2011年の東日本大震災と、現下(2021年春)のコロナ禍との共通点を探る試みが2021年3月12日付の毎日新聞で行われていた。
精神科医の斎藤環氏のインタビューから。
〈結論求めぬ「対話」こそ〉
▼まず、「ケガレ」意識による差別について。
ここでいう「ケガレ」は、「放射能の汚染」(東日本大震災における)や、「コロナウイルス感染」(今回のコロナ禍における)のことだ。斎藤氏は、東日本大震災
コロナ禍で苦しみの限界を超えてしまった件 2020年の自殺者数確定値
▼2020年の自殺者数の確定値が報道された。すでに2月に速報値が報道されており、ほぼ同じ内容だが、ここでメモしておく。
▼まず、2021年3月16日付の読売夕刊1面トップから。
〈女性の自殺15・4%増/7026人、コロナ影響か/20年確定値〉
〈厚生労働省と警察庁は16日、2020年の自殺者数が確定値で前年より4・5%(912人)増の2万1081人だったと発表した。女性は同15・4%(93
毎日・八田浩輔記者の記事が抜群に面白い件 コロナワクチン開発
▼毎日新聞の2021年3月17日付1面トップに、コロナワクチン開発についての抜群に面白い記事が載っていた。八田浩輔記者。
〈コロナで変わる世界 第3部 イノベーションの時代/1(その1)/mRNAワクチン立役者 テディベアに全財産隠し/「鉄のカーテン」越え渡米後、研究に心血〉
〈東西冷戦期の1985年、共産主義体制の東欧ハンガリーから「鉄のカーテン」を越えて米国へ向かおうとする1人の女性科学者
緊急事態宣言が3月21日に解除される件
▼コロナ禍の緊急事態宣言中、多くの人がとても努力している。1日の感染者数が3000人を超えることはなく、各地の医療の全面崩壊は防ぐことができた。
しかし、感染者数は減っているが、なかなか減り切らない。
さらに、感染力の高い「変異株」が広がっているようで、恐ろしい。
猛烈なスピードで開発されたワクチンは、まだ日本の高齢者に行き渡るまでに何カ月もかかる。
▼日本政府は宣言の解除を決めたようだ。