仏像図解新書 (小学館101新書)
仏像について、解説した本です。
『図解新書』の名のとおり、図が多いです。図を使って、丁寧に説明してあるので、理解しやすいです。
類書の中でも、わかりやすさの点で、上位に来ると思います(^^)
仏像初心者にも、やさしい作りです。
「仏像について、何も知らないけれど、どれを最初に読んだらいい?」という方には、本書をお勧めします。
ある程度、仏像の知識がある方でも、本書を読めば、得るものがあるでしょう。
新書という形式も、良いですね。持ち運びに便利ですし、お値段的にも、嬉しいです。
本書は、仏像巡りの良いお伴【とも】となるでしょう。
以下に、本書の目次を書いておきますね。
はじめに
概説 仏の種類と見分け方
仏の種類
見分け方(1) 仏の頭部
見分け方(2) 着衣のいろいろ
第一章 如来【にょらい】――真理を悟った無上の仏さま
釈迦如来/薬師如来/阿弥陀如来/弥勒【みろく】如来/
毘盧遮那【びるしゃな】如来/大日如来
■仏の三十二相/仏の印相【いんぞう】/仏の光背/仏の坐り方
コラム(1) 代表的な如来十選
第二章 菩薩――仏になるため悟りを求める修行者
弥勒菩薩/聖【しょう】観音/十一面観音/千手観音/
不空羂索【ふくうけんさく】観音/如意輪【にょいりん】観音/
准胝【じゅんてい】観音/馬頭観音/文殊菩薩/普賢【ふげん】菩薩/地蔵菩薩/
日光菩薩・月光【がっこう】菩薩/虚空蔵【こくうぞう】菩薩/勢至【せいし】菩薩
■仏の持物【じもつ】
コラム(2) 代表的な菩薩十選
第三章 明王【みょうおう】――忿怒【ふんぬ】の形相で迷い苦しむ人々を救済する
不動明王/五大明王/孔雀明王/愛染【あいぜん】明王/
太元帥【たいげんすい】明王
■仏の安置形式
コラム(3) 代表的な明王十選
第四章 天――仏法を守る多芸多彩な尊格
梵天【ぼんてん】/帝釈天【たいしゃくてん】/金剛力士(仁王)/四天王/
毘沙門天/十二神将/吉祥天/弁才天/訶梨帝母【かりていも】/
十二天/八部衆/二十八部衆/大黒天/韋駄天【いだてん】/
歓喜天【かんぎてん】/八大童子
■仏の台座
コラム(4) 代表的な天十選
第五章 そのほかの尊像――日本で生まれたユニークな神仏
蔵王権現【ざおうごんげん】/青面金剛【しょうめんこんごう】/
僧形【そうぎょう】八幡神【はちまんしん】/閻魔【えんま】王/聖徳太子/
羅漢【らかん】/十大弟子/祖師
コラム(5) 代表的な尊像
巻末付録
仏像の材質
秘仏とご開帳
拝観の心得
地区別・寺院リスト