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あなたが未来に残したいものは何ですか?

限られた資源を大切に使おう、という話は学校で習った。
しかし、自分事として未来のためにできることと言われると、それは企業や行政が行うことで、個人単位ではできることは少ないと思う人もいるのではないか。
生活の営みの中で、資源を大切に使おうとなると、途端に意識が薄くなる。

私は個人こそ、生活者、消費者、生産者になれる、小さくとも集まれば、大きな影響を与えうる存在だと思う。
いろいろと大それたことを述べたが、もっとシンプルに、個人一人ひとりがものを真剣に選び、大切にしてほしいと願う。

私は母の代から受け継いで大事にしているもや、小さい頃から大事にしているものがある。
例えば振袖。
これは母が結婚する際に亡くなった祖母から贈られたものだ。
今時らしい花柄ではないのだが、呉服屋の上等な布地に鶴が羽ばたいている。
この振袖を私は成人式や卒業式で着た。
他にも、結婚式に着るドレスやバッグ、真珠のネックレスから、日常で使うバッグやコートまで母から授かりし、大事な品たちが数々存在する。

その他、私自身が小さい頃から持っていて、使っているものもある。
例えば、枕。
物心がついた頃から一緒にいるので、枕カバーは変えたが、この枕じゃないと寝られないくらい大事な相棒だ。
カレー皿は幼稚園の運動会でもらったお皿で、自分が頑張った思い出があるから、苦手な食べ物も完食できた記憶が蘇る。

そして、今自分で買うものは中古品や蚤の市でリサイクルのものを買うこともあれば、エシカル消費に興味があるため天然素材の服や、フェアトレード、地元産のものを買うようにしている。
他にも食べ物や雑貨は保護猫の団体など、自分が応援したい人たちが売っているものを買って、自分へのご褒美や、誰かへのプレゼントにしている。

小さなことでいい。
消費者として何かを買うとき、今あるものを大事にできているのか、今買うものは自分や誰かにとって長くよい影響を与える素敵なものなのか、ちょっとだけでいいから立ち止まって考えてみてほしい。
きっと、そういう一歩から未来にバトンを繋いでいけると私は信じている。

#未来のためにできること

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