夢見た自分とは違うけど
昔から夢だった職業があった。
狭き門と呼ばれ、その職業になれる人は100人に1人いるかいないかという職だった。
それでも目指し続ければなれるものだと思って、その職業を目指して大学に行き、資格も取った。
私は実家にお金があまりなかった。
大学は安い奨学金を得るために高校時代に高い成績を保って第一種奨学金を借り、授業料免除を受け、大学に行く条件も国公立であることが条件だった。
いざ就職となると、なりたい職業は新卒でなれることは少なく、非常勤で働きながら目指すことを知った。
お金