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【すだちオクラそば】残暑、ひやす、しぼる、すする。

立秋過ぎても連日余裕で30℃超えとは。

昨年初めて作って食べて感激した料理を思い出しました。たまたまメイン食材「すだち」があったので作ってみたのです。

柑橘は大好きで、果皮メインに果肉もいただきます。年末頃からの柑橘ラッシュを想像するとうれしさに打ち震えます。

ここで思考が止まりました。
今まで「すだち」と向き合って来なかったのではないか。前回はおいしい!で終わたまま。

キレがよくてレモンに負けない存在感で、皮の色もこっくりしてすてき。かわいいサイズで邪魔にならない。完全にノーマークだった。「酢橘」名前もバツグンにいい。

笠原将弘シェフのレシピをお借りしました↓
ありがとうございます。


すだちオクラそば

【材料】2-3人分

乾そば  2束 *ゆでそば可
すだち      4個
オクラ      8本
塩(ゆで用、たたき用)各少々            

A  そばつゆ  (3人分以上あります)
だし        600cc
薄口醤油   25cc
濃口醤油   25cc
みりん      50cc
砂糖           9g(大さじ1)

【作り方】

1.そばつゆ
鍋にAを入れて火にかけ、砂糖が溶けてひと煮立ちしたら火からおろす。粗熱を取って冷蔵庫で冷やす。

2.①洗ったオクラの水気を拭き取り、ガク周りを包丁で1周して取り除く。ヘタも落とす。

②まな板に並べて塩(少々)を振り、手のひらで塩をなじませながらゴロゴロ転がす。


③沸いた湯で30秒ほどゆでて氷水ボウルに落とす。

④縦半分に切って種を取り除く(しなくても可)。

⑤包丁で細かく刻んで塩を少々加え、さらに刻んでとろろ状にする。

3.すだちを輪切りにする。端はしぼる用に取っておく。(1個4枚スライス以上)


4.そばを表示時間ゆでて湯を切り、水を流してもみ洗いしながら熱を取る。氷水で締めてから水気を切って器に入れる。

5.そばつゆにすだちの端切れを搾り入れ、器に注ぐ。

6.輪切りすだちを並べてオクラをのせる。
                             (強調部分はオリジナル)

YouTube笠原将弘『笠原将弘の料理のほそ道』より
緑がまぶしい。すだちがかわいい。
そばつゆを合わせます。
よからぬものが映り込んだのでトリミングしました。
オクラの下処理がレシピのキモ!
塩が多いのは、あと6本控えているため。
40秒ゆでました→氷水へ
緑で目が覚めそうです。
他の料理用のオクラも一緒にゆでました。
種を取ります。竹串や箸で浮かせて両端を外します。種が飛び散るので注意。
種は夕食のみそ汁に使いました。
すだち輪切り     たたきオクラ(big)
オクラの種を取り除くと、
粒感が消えて緑豊かで仕上がりが美しい。
指定の時間そばをゆでます。
湯切り後、水を流してもみ洗いしながら熱を抜く。氷水で締めると断然食感がよくなります。
さわやか、爽やか、sawayaka〜♪


すだち果汁が溶け出したそばつゆが本当においしくて、暑さが引きます。
オクラを汁に全部混ぜると底に沈んでしまうので、そこんとこよろしくです。

食べた後の「すだち」をどうすればよいのか激しく懊悩した。かじるのか、洗って別料理に使うのか、目をつむって廃棄か。

つらいつらい。こんなに喜ばせてくれたのに、最後までお付き合いできないなんて。ひと切れかじって酸味にヒェッとなり、ごめんと謝って処分しました。おいしかったよ、ありがとう。

いつ食べてもよさそうなものだけど、やはりとびきり暑い日に食べたい料理です。

次は2025年夏に会いましょう。……来年かい。


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