きりん。

臨床心理士・公認心理師。教育領域を中心に臨床活動をする傍ら、ほそぼそと物書きをしています。経営学部出身でもある心理学とビジネスのWメジャーホルダー。経営では消費者心理学とマーケティングを専攻。心理と経営の両方からの視点でモノを見る、心理職マイノリティ。

きりん。

臨床心理士・公認心理師。教育領域を中心に臨床活動をする傍ら、ほそぼそと物書きをしています。経営学部出身でもある心理学とビジネスのWメジャーホルダー。経営では消費者心理学とマーケティングを専攻。心理と経営の両方からの視点でモノを見る、心理職マイノリティ。

最近の記事

【番外編】開業と本業と副業ってどう区別してますか?②-きりん。の回答編-

お久しぶりのきりん。です。 前回UPしてから、28日間が経過しているわけだが、「この間何をしてたの?毎週更新違った?」と言われても致し方ないところ。 答えはなぜか。 前回皆様にお尋ねした問い。 『最近開業と副業という言葉の使い分けがよくなされるが、では、いったい心理職の副業ってどのようなことをさすのだろう?』 改めて人に問うてみて、自分はどうなのかという答えが、一度書きあがった原稿を読んだ時、何かが違うなと感じたためだ。 そこで、基本に返って言葉の意味を調べてみた

    • 【番外編】開業と本業と副業ってどう区別してますか?①

      新年あけましておめでとうございます。きりん。です。 新年初回のnoteはなんと番外編。 本業と副業の区別に関してである。ちょっと長文になったらごめんなさい。 さて、今回の番外編を書く前に、じつはTwitterで昨年末にとあるアンケートを実施してみた。と、いうのもありがたいことにDMで確定申告についてのお尋ねを頂いたのだが、そのご質問DMを読んでいて、確定申告って我々の業界でどの程度、どのような形で行われているのか知りたくなったのだ。ご協力いただいた皆様、ありがとうございま

      • ビジネス中級編:カウンセリングで開業を続けるときに考えたいこと②:ブランディングとイメージの話

        前回でお話した心理職が開業する際のブランディング。 少し「話が大きくて、イメージ掴みにくかった」とか、「そうはいっても…」という人がいたかもしれない。 いやいや、そんなことはないよ‥‥という方は、ぜひ東洋経済のこの記事がおススメだ。ブランディングの応用編として参考になる。https://toyokeizai.net/articles/-/396511 いやいや、前回の話はなかなかイメージつかなかった…、分かりにくかったよ、きりん。さん。 そんなあなたを対象に今日は話を進め

        • ビジネス中級編:ブランディング戦略を制する者は業界を制する!カウンセリングで開業を続けるときに考えたいこと①

          今回のテーマはブランディングの重要性についてだ。 Brand+ing。 はて?? ブランドをする??? 「ブランド」というと、パッと浮かぶのは、シャネルとかGucciとかのハイブランドがイメージされると思う。その時、そのブランドのロゴも一緒に脳裏に浮かぶのではないだろうか。これはまさにブランド戦略に成功している例だ。 何かの言語・固有名詞を聞いたときに、そのイメージがビジュアルで頭に浮かび上がる。 これがブランディングの理想形だろう。 できれば、そのブランド名を聞い

        • 【番外編】開業と本業と副業ってどう区別してますか?②-きりん。の回答編-

        • 【番外編】開業と本業と副業ってどう区別してますか?①

        • ビジネス中級編:カウンセリングで開業を続けるときに考えたいこと②:ブランディングとイメージの話

        • ビジネス中級編:ブランディング戦略を制する者は業界を制する!カウンセリングで開業を続けるときに考えたいこと①

          ビジネス基本編:モノとお金とカウンセリングの関係:その③付加価値って何?

          前回から引き続いているお題でもある、肝心のカウンセリングの代金。 結局いくらにしたらよいのか?というお話だが、その前にもう一つ考えてほしい。 QUESTION:あなたのカウンセリングにはいくらの価値があると思いますか?これ、言われると結構痛い‥‥。 例えば、「1万はある!」とはっきり言える人は、それだけしっかり研鑽を積んできた人だと思うし、そういう人は即座に開業できるだろう。ちなみに、私は平均相場を言うタイプ(笑)。つまり5000円前後。 で、ここまでは経費の点から金額

          ビジネス基本編:モノとお金とカウンセリングの関係:その③付加価値って何?

          ビジネス基本編:モノとお金とカウンセリングの関係:その②で書き忘れていた事

          前回のまとめ:損益分岐点を計算せよ! このお題(でもないけども)、私も自分でやってみた。 で、やってみて前回の記事で書き忘れていたものを少し思い出したので、補足させてください(急に丁寧語(笑))。 補足なので今日は短めです。 実は前回の経費には資格所有者だからこそ、絶対必要な項目が抜けていた。 それは「資格維持費用」。 これ、次回のテーマにもかかわってくる重要ポイントである。 少しずれてしまうけれど、皆さん、学会って入ってますか? 「そりゃ、そうやろ!!」という

          ビジネス基本編:モノとお金とカウンセリングの関係:その②で書き忘れていた事

          ビジネス基本編:モノとお金とカウンセリングの関係:その②開業経費と損益分岐点

          前回のnoteの最後に皆様に出したお題。 Question:仮にあなたが開業をするとして、その金額はいくらに設定するでしょうか? このQuestionを考えて頂けた方はいるだろうか。 きっと今このnoteを読んでくださった方は、前回の分も読んでくださった方なのだろうし、もしこの更新までの期間にこの問いについて、一人でも、ぼんやりとでも考えて頂けた人がいたなら心から嬉しく思う。 〇開業経費をどう扱うのか? 開業に際して、カウンセリング代金を考える時、実はその開業をする上

          ビジネス基本編:モノとお金とカウンセリングの関係:その②開業経費と損益分岐点

          【ビジネス基本編】モノとお金とカウンセリングの関係:その1・財って何?

          今回は経営学の基本中の基本の話をしたいと思う。 基本の話なので、興味ないなって方はごめんなさい…。 さて、ここにホットコーヒーのペットボトルがある。1本400ml。 これをコンビニで1本140円で買ったとしよう。 モノ:ペットボトルのコーヒー=対価・お金:140円 この場合、モノとお金の価値は等価値である。 これがモノとお金の関係の基本中の基本だ。お金を払えば、その金額に応じたモノが手に入る。 この売り手が提供してくれている製品を財という。モノの金額は販売する側が

          【ビジネス基本編】モノとお金とカウンセリングの関係:その1・財って何?

          前記事『心理職はサステナブルな仕事かという疑問』の裏側

          今このnoteをご覧くださっているのは、私が2日前にアップした「心理職はサステナブルな仕事か」という疑問という記事を読んでくださった方かと思います。 私が書いたこのnoteは、前記事の中でも書いた通り、私が心理職になって以来、自身の中で長らく疑問に思っていたことの一つでした。 今のこの心理業界のシステムの在り方のままで、いつか心理職は自立した生活を営めるそんな職能に育つのだろうか、と。 それはこの業界の在り方を批判したいわけではなく、ただただ単純な疑問として私の中にあっ

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          「心理職はサステナブルな仕事か」という疑問

          『サステナブル(Sustainable)』。 この言葉をよく耳にするようになって久しい。日本語訳にすると、「持続可能な」という意味や「継続性のある」「ずっと続けていける」という意味になるようだ。    一般的にはSDGsをはじめとする環境問題や社会の在り方などを考えていく上で用いられる用語のようである。 私たちが生きている世界において、今目の前にあるものはいつか消え行くかもしれないし、100年たってもそこにあり続けるかもしれない。そのためには、持続可能であり続ける努力が必

          「心理職はサステナブルな仕事か」という疑問