ビジネス基本編:モノとお金とカウンセリングの関係:その②で書き忘れていた事
前回のまとめ:損益分岐点を計算せよ!
このお題(でもないけども)、私も自分でやってみた。
で、やってみて前回の記事で書き忘れていたものを少し思い出したので、補足させてください(急に丁寧語(笑))。
補足なので今日は短めです。
実は前回の経費には資格所有者だからこそ、絶対必要な項目が抜けていた。
それは「資格維持費用」。
これ、次回のテーマにもかかわってくる重要ポイントである。
少しずれてしまうけれど、皆さん、学会って入ってますか?
「そりゃ、そうやろ!!」というお声が聞こえてきそうだが、学会に複数入ってると4-6月ってくるの嫌じゃないだろうか?私は嫌だ。。
なぜならば、学会費の納付書がわさーっと来るから。
もうね、「平均年収が低いのに、学会くらいお金取らんといて―」って思うのだが、そんなことを大きな声で言おうものなら、この業界から抹殺されてしまいそうなので言いませんが、学会って複数入ると偉いことになる。
ちなみに、きりん。の学会費用は以下の通り。
・日本臨床心理士会費 8000円
・都道府県臨床心理士(公認心理師会)会費5000円
・都道府県 部局研修会費 8000円
・A学会 10000円
・B学会 10000円
・B県臨床心理士(公認心理師会)会費 10000円(居住はしてないけど職場があるので、近隣の士会にも入っています)
総計 年間51000円
となっている…。めっちゃめちゃ痛いんですよね、これが。
この他、臨床心理士賠償保険や日々の研修会参加費が加算されるし、またSV代金が年間は12万強かかるので、トータル資格維持費としては安く見積もっても25万。大体30万は最低かかってくる。
と、いう訳で前回の損益分岐点を計算せよ!というお題の支出部分にはこの資格維持費が加算される必要があったのだが、記載し忘れていたので、ここも念頭においてほしいと思う。
研修会費や学会費用は青色確定申告をする際にも経費計上できるし、必要経費としてしっかり計上したいところ。
今年はオンライン研修で、地方の学会に参加するなんてことはほぼないが、以前沖縄であった学会に参加した際には、交通費として飛行機代を算入したりもした。
学び損をしないよう、必要な経費は誠実に計上したい。
と、書いているともうすぐ年末。
皆さま、確定申告の準備はお済でしょうか?
私も頑張って準備をはじめようと思っている。まずはレシートの整理からかな。
それでは、また。
[あとがきにかえて]
前回の記事を書いた後、読んでいただいた方から「経営責任を考える」というのが痛かったというご指摘を頂いた。副業で儲けて、開業に収益を回せばいいと思われている人も多い個人自営業の方にとっては確かに痛い指摘だったと思う。経営責任とは堅い言葉だが、「自分のご飯代を自分で稼ぐために事業を潰さない」ことでもある。ありとあらゆる仕事は誰かのためであり、その誰かにご飯を食べさせてもらっている。ビジネスの基本はここにあると思う。言葉の大きさに怯むことなく、開業という冒険を楽しんでいただきたいと思っている。自戒を込めて。
前回の記事をまだ読まれていない方は是非。