エモを乗りこなせ!EQの重要性
とある研修で連呼されたワード【EQ】
•今後はEQが必要とされる職制になる
•今の時代はEQが必須となる。
EQは5年ほど前によく耳にしたがここ最近は聞かなくなった。しかし、また社内でEQを耳にする機会が増えた。
そもそもEQってなんやっけ?
なんでまたEQ?
を解決するために本を読んだ。
そのまんまの本。世界ではEQ人気の火付け役になった本で世界的にベストセラーである。
EQとは心の知能指数である。
エモーション(感情)の操作が上手い人をEQが高い人という。
知性には2種類ある。
①考える知性ー脳ー理性ーIQ
②感じる知性ー心ー感情ーEQ
人として成功するためにはIQは2割、EQが8割と言われている。
さらにIQは生まれ持ってのものだが、EQは伸ばすことができる。
なるほど✍️
頭はいいけど出世できない人(感情が読み取れない)はIQは高いけどEQが低いためすぐ降格になる。
むしろ頭は良くないが懐に入るのが上手でコミュニケーションがうまく取れる人の方が上司としての評価が高くピュンピュン出世する人を見たことがある。
その差はEQだったのか。
さらに、EQが高い人が必要とされるのは時代の流れもあるとのこと。
今ビジネス書で売れてる
[アンガーマネジメント、怒らない方法]
[多様性]
[コミュニケーション力]
[褒める力]
[断る力]
[ポジティブ思考]
全ては心(感情)の運転技術が高いか、低いかの差である。つまりEQはエモの運転技術みたいなものと僕は捉えた。
感情は時に思考を凌駕する。
[怒り]や[不安]といった障害物が来た時に、適切な態度を取って煽り返さず安全運転できるか。適正速度を保ってマナー違反なく心を操作できるか。定期的にメンテナンスをして心の点検を怠っていないか。
仕事だけではない。人生において、もちろん夫婦間、親子間でもEQは必須である。対人関係が切り離せない人生においてEQは何よりも大事な技術である。
EQの必要性は分かったので具体的な方法を教えてほしい。そう思ったがこの本にはこうしなさい!と明記はされていない。本の中に散らばったポイントを僕なりに整理した。
①散歩をしろ
②笑える人と会う回数を増やせ
③ネガティブは自分からズラす
④共感方法[鏡映法]
⑤褒める時は分母小さく、叱る時は分母を大きく
①散歩をしろ
もうこれは聞き飽きただろう。何万年も前から人は頭の中を整理しようとした時に座ったり、机に向かうのではなく歩いていた。原始時代からのルーティンを甘く見るな。頭がスッキリしなければ20分歩く。それしかない。
②笑える回数を増やす
笑う行為はポジティブになるというよりネガティブにならないらしい。予防効果が笑うことにはある。定期的に笑顔になる人に会いに行ったり、動画などの娯楽を摂取しよう。落ち込んだ時では遅い。落ち込まないように定期的に未然防止の感覚で笑いを捉えよう。
③ネガティブは自分からズラす
ネガティブを正面から向かえてはいけない。ネガティブはズラして逸らす必要がある。ネガティブを正面から喰らうと[僕が悪い]という自己否定に到着する。僕が悪いで終わらせるのは簡単だが解決になっていないので原因を自分からズラす必要がある。自分ではなくやり方、環境、相手にズラして次起きないように考える。ズラす習慣があるだけでかなりメンタルの強さは変わる。
④ 共感方法[鏡映法]
共感の方法は難しい。そこで本書でオススメしているのは鏡映法。相手が聞いてというモーションをしてきた時、自分を消して相手を鏡に映したように振る舞う。相手の感情と表情、温度感を丸々マネする。そこに自分はいらない。すると相手は共感してくれてると喜び、さらに鏡で自分を見ている感覚に陥るため冷静になれる。これは僕もガシガシ実践していく。
⑤ 褒める時は分母小さく、叱る時は分母を大きく
話す時の分母を間違うと相手に伝わらない。
今の若者は、男は、女は、と言われて一括りにするなと苛立ったことがあるだろう。分母を間違うと相手に伝わらない。むしろ反感を買う。褒める時は具体的に相手だけを褒めるくらい分母小さくする。叱る時は個人攻撃にならないように分母を大きくする。自分含めてみんな間違うからくらいの分母で叱らないとこれまた反感を買う。
内容的には一昔前に言われた7つの習慣での人格主義の派生のようなものだ。
そりゃ大切ですよねということをひたすら書かれているが本を読んでみるとダメな例と自分がかなりリンクして出来ていないことを痛感する。
新たな学びというより大事なことを再確認させてくれる良書だった。
EQとはという説明もできるようになったし、EQを上げるための5つを日頃から実践して会社でも家庭でもプライベートでも最強の人間になります。
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