五島列島の伝統行事「お大師さん」②
前回の①はこちらから
今回は、写真バージョンです。
前回の、文字だけではどうしても私の文章力では伝えきれないところがたくさんあり、そこで、写真を中心にしたお大師さんのnoteを書きたいと思います。
まず、こちら。
前回の①でのnoteで一枚唯一使っていたこの写真。
小さい頃から伺わせてもらってる地元の信じられないような豪邸に住む方の祭壇です。
色々規格外ですよね。すごすぎる。
花や草木は、すぐ近くにある自分の山からとってきているそうです。
バナナも、動物園の量ですよね。
こんなにとれたて、新鮮な山菜ご飯食べれるのは地元の特権です。
この、「厚揚げ」が郷土料理です。
一見普通の煮物のように見えますか、とっても甘いのです。
ハッピーターン!?のようです。止まらなくなります。
となりにある先っぽがぐるぐるなっているのは、ゼンマイ。
もう一方のとなりは、ふき。
都会ではこのような「むきふき」の状態で売られていますが、(都会ではそもそも売られていることが少ないですが、、)
実際はトトロの雨宿りしているときに出てくるような葉っぱで、私はそれに衝撃を受けました。
トトロやん!とテンション上がりました。
そこの茎の部分を丁寧に向いていくのです。とても大変です。
ちなみに、五島列島は、ふき取り放題です。あちこちにあります。
おばあちゃんたちは、ふきを取るためだけに別の島に渡ったりします。パワフル。
こちらが、私が同行した女子会メンバー。楽しそう。朝9時から夕方5時までノンストップに大声でずっと話していました。本当にパワフル。
桜餅に、抹茶プリン、フルーツゼリー(桜の塩漬け入り)デザートまで盛りだくさんです。
こちらは、父方の祖母も運営に携わる自治体の祭壇です。
何十年も地域の人達みんなで協力して「お地蔵さん」を守っています。
写真だわ〜!と皆さん喜んでいました。
ふらっと入ってきて、何も言わず食事を準備して、いつの間にかそれがもう胃の中に入っていて、誰かが片付ける。という、見事な連携プレー。
料理はそれぞれ持ち寄った料理で、(肝心の料理の写真撮り忘れました)お弁当ももらえます。
いろんなおばあちゃんそれぞれ自慢の一品が詰まったお弁当。とても贅沢。大切にいただきました。
そういえば、またまたバナナの量すごい。
お大師さんは、バナナ好きだったのかな?
そして、このお団子!!
とっても可愛くないですか?
前日に(ここの地域の運営の方々)みんなで集まって、楽しく作ったのよ〜。とおっしゃっていました。
靴のようなものや目玉焼き🍳、キティちゃんまであります。楽しそう!私も作りたい!!
ここでは、即席の会がなされているようです。
少し天気が悪いですが、こんなに自然豊かで、空気が澄んだところです。話も弾みます。
外観です。五島列島お遍路巡りというのがあって、いろんな地域にお地蔵さんがあります。
この、お地蔵さんたちがしている布。
糸や針を一切使わずに作るそうです。
凄いですよね。作り方をこんど習いに行きます。またそのときはお伝えします!
それにしても、布自体もとてもかわいい。
向きがおかしくなっていますが、こちら、私が衝撃を受けたよもぎの天ぷら。
煮物も漬物もとてもとても美味しかったです。
どこにいっても煮物(お煮しめ)があったのですが、味付けや野菜も少しずつ違って、何箇所行っても飽きませんでした。逆に箸が止まらなかったです。
煮物の味付けなんて、全部一緒と思っていた。というか、自分でやるといつもなんだか美味しくなくなるので自分ではあまり作りませんが、
お大師さんで、いろんな煮物を食べて、度肝を抜かれました。
「どうやってこんなに美味しく作れるんですか?煮物って難しいですよね」と聞くと、
「煮物は経験よ!!体が覚えているからレシピなんてないの。」と笑いながらおっしゃっていて、私も、体で煮物が作れる女性になりたい。と思いました。
どこにいっても、お茶がとてつもなく熱いのですが、とても美味しい。
これが、わんこそばのように食べた赤飯。
見た目も美しくて止まらない美味しさです。
犬のお皿が可愛かった。
そして、そのお皿の斜め前の田舎漬け!!これは、もう
どこのスーパーにもどこのデパートでもないんですよね。
その代わり、地元で、漬物を食べるといつ、どこで食べても美味しいんです。自慢です。
ここにも、カラフルなお団子ありました。見えますか?奥に写っています。
この地域ではカラフルなお団子を作るようです。
お弁当いただきました。毎日こんなお弁当もっていきたい。
ここでは、みんな並んでお祓いを受けます。
これが、噂の通称、【春のハロウィン】
お菓子くれなきゃいたずらするぞ。なんて言わずに参拝をして、自分で好きなだけとっていきます。
「もっと持ってけ!」と決まって言われます。
私も、たくさん貰いました。
ハロウィンはもう貰えないけど、お大師さんだとあと10年は貰えそうです。
このおまんじゅうが、私の大好物です。
好きな食べ物は?と聞かれると決まって、田舎のおまんじゅう。と答えます。
地元のスーパーではいろんなひとのおまんじゅうが毎日売られてあって、後ろの名前を見て誰のはどんな味と学んでいきます。
高校生のとき、祖母に大量に送ってもらって、冷凍庫パンパンに詰めていました。試験の後に食べるのが一番の贅沢でした。
ここが、私が行ったお大師さんの中で一番広い会場でした。
美しい、、!!
これだけの料理おにぎりを作っているのに、道具とか一切使わずここまで同じ大きさ、同じ美しさで作っていて、惚れ惚れします。
地元の豆腐もとっても美味しい。
地元に、帰るといつも「豆腐は飲み物」になるんですよね〜。
個人で小さなお大師さんを開催されているお宅です。
小さなお大師さんがとても可愛い。
毎年毎年、伝統行事を大切に行う姿がとても素敵です。
今年の春は、開催できますように。