【思考の種蒔き】心の平安を保つことは、「わたし」の権利。

気持ちの同調について、私の思うこと。
敢えて、こんな考えを記事にしてみる。


“同調圧力”という言葉がある。

私たちは今まで、多分、嫌というほど“同調圧力”を経験してきた。圧力になりそうな強い気持ち、他者からの“圧”を感じるほどの強い思い......両方とも、みんなそれぞれよくわかっている。誰でも両方、そういった気持ちを経験したことはあると思う。

「気持ちをわかってほしい、同調してほしい！」「同じ気持ちになってほしい」「同じ気持ちを共有したい！」「気持ちを共有してほしい！」
......が強すぎて、相手が圧を感じている場合に、
“同調”は“圧力”になる(その強い気配が”圧力“という言葉で表される)のだと思う。

けれど誰も、自分のことには気づきにくい。
他者の気持ちを慮って時にぐったりしてしまうその割に、自分の姿には気づけないものだ。

他者に“圧”を感じさせる想いの　原動力　とはなんだろう？それは、自らのアイデンティティに深く関わっているような気がする。

不安な情報に溢れている。
今の状況では、誰でも心が騒ぐだろう。

けれど、ありとあらゆる情報に溢れた中で、
一体誰が、“自分は正しい”と言い切れるだろうか？

“正しさ”は、立場によっても見方によっても変わる曖昧なものであると、今の私には感じられる。
誰かの正義に同調した結果、じゃあ“正義”とは一体なんだったのか？と、そんな議論が散々交わされていた......覚えのある人もいるだろう。

“正しさ”を主張したいのは、心の純粋さからなのかもしれない。

でも、

世間がいくら不安な情報に溢れていても、
「心を平安に保っておきたい」という権利もあるということを、再認識しておくべきだろう。
それは話題に無関心＝冷徹、ということではなくて、黒か白か、“私と同じ(私に共感してくれる)か違うのか(私に共感してくれない)”、そういう問題でもないはずだ。

心の平安を保つことは、「わたし」の権利。
誰にとってもそうであるはず。

不安は不安を呼ぶ。
不安は、広がる。
それが「正しさ」のためであっても、不安は伝播していく。

必要なのは、

自分の気持ちをよく見つめること。
今、自分はどんな気持ちでいるのか？
落ち着いているのか？揺れているのか？

自分の気持ちが落ち着かないようであるなら、

まずは気持ちが落ち着くように、
自分の気持ちを整える。

感じている急かされるような想いは、直感なのか、不安で落ち着かずに何かアクションしたいだけなのか？

落ち着いて物事を見つめたうえ行動できるよう、それを忘れずにおきたいものだ。

☆【思考の種蒔き】について☆
「考えること」を目的に始めたシリーズです。
読者様方のスピリチュアルな感性・発想、思考・思索・自己探求のきっかけとなれましたら幸いです。

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