『徒然草』を読了しました。
兼好著『徒然草』を読了しました。岩波書店『新日本古典大系39』です。兼好法師の思考を綴った書物です。基本的には仏教の諸行無常思想を根本に、人生を生きる上での処世術、どうすれば苦しまずにうまく生きることができるかというようなことを、いろいろなエピソードを交えて説いている本という考え方でいいのではないかと思います。人と交わりを断って、結婚もせず、子どももつくらず、名声を求めず、色欲、食欲も求めず、楽しみを求めず、最小限の生活をして、死を待つのがよい、というようなことでしょうか。