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スキーヤーですが、スノーボードにチャレンジしました

 先日木曜日に朴の木平スキー場に行き、レストハウスしらかばでスノーボードを借りて、初スノーボードに挑戦しました64歳です。

 レストハウスしらかばには前もってレンタル予約をしておいたので、30%引きで既に準備をしてくれていて、待つことも無くストレスフリーでスノーボードを借りることができました。靴の履き方から、スノーボードの装着のしかたを教わり、さっそくゲレンデに出発。

 前もってスノーボード練習のしかたを動画で見ていたので、それに従って始めました。左前足を装着し、歩く練習からスタート。少し滑らせて、これはなんとかクリア。さっそく初心者ゲレンデのリフトに乗りました。乗るときは何とかなりましたが、降りるときが問題です。ボードの付いた左足に乗って立ち、装着してない右足をボードの上に乗せて滑ると動画にありましたが、とりあえず左足で立って、右足をえっちらおっちら動かして歩いて何とか降りました。さて、斜面まで歩いて行って、右足もボードに装着し、下を向いて立ち上がり、滑り始めましたが、どういうわけか左へ行きません。かかとのエッジコントロールに慣れてなくて、右だけ緩んでいたものか。右へ右へ行き、仕方なく倒れて右足を外し、歩いて中央にもどって再び装着。今度は何とか左へもずれて滑ることができるようになりました。2度目のリフト降りはうまく右足をボードに乗せて滑り降りました。再び下向きかかとエッジの木の葉落とし、思うようにコントロールできないなりに、なんとか降りました。3度目のリフト降りはうまく滑って降りたのですが、リフトから離れたところで、止まることができずに転びました。スノーボードはリフトから降りるのが怖いのです。
 今度は後ろ向きで前エッジでの木の葉落とし、これも難しくて、思うように右へ左へと進むことができません。それで気がついたのですが、前向きの後ろエッジでは左だけ、後ろ向きの前エッジでも左手側だけに進むことができればいいのです。左足側だけに進むことができればいいということに気付き、切り替えをやってみました。すると、うまく方向転換をすることができて、ズリズリ下に横滑りしながらではあるのですが、何とか方向を変えながら、降りてくることができるようになりました。その間、尻餅をついてお尻を打ったり、肩を打ったり、下側にひっくり返って、頭を打ったりしました。ヘルメットを付けていたので、怪我をすることは無かったのですが、軽い脳しんとう状態に1度なりました。
 それでも格闘すること2時間半くらいですかね。右、左と横滑りしながら方向を変え降りてくることができるようになりました。前向き後ろエッジのときはちゃんと左に行けるのですが、後ろ向き前エッジのときはうまく前に進めず、下に横滑りしてしまいます。前側のエッジをきちんと立てることが難しいようです。
 そして止まるときに必ず転びます。転ばずに止まることができない。これがスノーボードの弱点だと思いました。弱点といえば、リフトを降りる時が難しいこと。滑る前に尻を雪上につけて右足を装着しなければならないこと。私は膝が痛いので、下向きでは立つことができず、必ず山向き前エッジでないと立てないことです。前エッジで立つと、難しい側で立つことになります。すぐに方向を変えて下向き後ろエッジにすればよいのですが、うまく止まれないので、滑り出すしかありません。滑り出せば右左と方向を変えながら、なんとか降りることができるのですが、また止まるとき転ばなくてはなりません。
 格闘すること3時間。まあまあ滑ることができるようにはなったものの、体のあちこちが痛み、お尻に水がしみて下着まで冷たくなって、何となく発熱しそうな予感がしたので、昼食休憩後再びスノーボードに挑戦する意欲をなくし、ギブアップしました。打ち身、筋肉痛、発熱の予感でそれ以上続けることができなかったのです。これで、私のスノーボードチャレンジは終わりました。
 ほとんど私だけが利用しているリフトだったので、乗り場のリフトのおじさんに木の葉落としがまあまあできるようになったでしょう、と話しかけたところ、ストックを持っていてはだめだよ、と言われました。初め私はストックを持っていたのです。立つときとか、進むときに便利に違いないと思ったのです。でも、バランスを取る上ではストックは邪魔だったかもしれません。うまくなってからストックをもつのはありのような気がします。それから、いろいろアドバイスをもらいました。前エッジの時に姿勢が低すぎると言われたので、高く立ってみたのですが、これは失敗でした。高い姿勢では上手くバランスを取ることができず下にひっくり返って、したたか頭を打ちました。上手くならないと高い姿勢では滑れないのです。
 そのようなことで、スノーボードチャレンジは終わり、一応こうすれば滑って降りることができるという状態にはなりました。さて、これからさらに上達するためにスノーボードの練習を続けるのかというのが次なる命題です。打ち身、筋肉痛、脳しんとうの経験でほとんど心が折れてしまっています。幸い発熱はしませんでしたが、今でも体のあちこちが痛い。その後、スキーをつけて滑りましたが、スキーは自在に操ることができます。どこにでも好きなところに行くことができます。その上でスノーボードの技術を苦労して身につける必要性があるのか、という問いに答えることができません。隣の薔薇は赤いと思ってスノーボードに足を出してみたものの、そう甘くはなく、弱点ばかりが見えてしまった経験でした。
 着脱の面倒さ、お尻がぬれる、あちこち打って痛い、止まるとき転ぶ、リフトを降りるのが怖い。上達すれば三つくらいは解消しそうですが、二つはスノーボードをやる限りついてまわりそうです。といことで、スノーボードの練習を断念する言い訳とします。また、隣の薔薇が赤く見えるようになってきたら、再チャレンジすることもあるかもしれませんが、怪我を恐れる可能性の方が高いかな。

スキーヤースノーボードに挑戦す打ち身尻濡れ意欲喪失

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