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哲学日記・メモ

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2021年5月の記事一覧

哲学・日記・メモ 「強さと弱さの事」

哲学・日記・メモ 「強さと弱さの事」

強さと弱さの事                           ●強いとは弱いものに対して勝つという意味が含まれる。だから強さとは、弱いものに勝つことであり「最強」とは自分以外の総ての弱いものに勝つという意味になる。                               ●と言うと弱いものいじめのような響きがあるのだけれども、「強い」とか「弱い」と言う概念もしくは観念が「勝ち負け」「優劣

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雑考・メモ ・日記「ドライブレコーダーからの声」

雑考・メモ ・日記「ドライブレコーダーからの声」

ドライブレコーダーからの声

●先月保険会社に勧められてドライブレコーダーを取り付けました。保険のオプションでレンタルなのですが、事故時自動で録画を保険会社に送信してくれるという手間いらずのサービスです。
●取り付けて驚いたのは録画機能だけではなく、注意・警告もしてくれるという事。例えば30㌔制限の道路に入ると30㌔区域に入りましたと声がする。一時停止があれば一時停止を教えてくれる。急ブレーキや急

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哲学・日記・メモ 『「出窓」あるいは「性」の事』

哲学・日記・メモ 『「出窓」あるいは「性」の事』

「出窓」あるいは「性」の事

●「単なる窓」は誘惑の穴である。窃視の誘惑。「単なる窓」は誘惑の装備として開け閉めする扉やカーテンを備えたりしているのだから。この装備によって「単なる窓」は、外部を時に誘惑し時に拒む。「単なる窓」はその「誘惑・拒否」の総体にて誘惑するのである。
●そのような誘惑装置としての「単なる窓」と「出窓」が異なるのは、出窓は誘惑しない事だろう。何故ならば出窓は内部を覗き込ませ引

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哲学・メモ・日記  「趣味の極北としての石」

哲学・メモ・日記  「趣味の極北としての石」

趣味の極北としての石
●ただ走るのが好きと言う人がいる。
ただ描くのが好きと言う人もいる。
目的もなくおしゃべりが好きと言う人もいれば、ただたた人と一緒にいるだけでいいという人もいる。
●きっと、ひとりで考えているだけでいい、というのもありかもしれないし、ただ生きているだけでいいという在り方もあるのかもしれない。
●するとその最後は、ただ在るだけが満足の総てという事に行き着いてしまうのかもしれない

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哲学・日記・メモ 「石との対話=ケア=描くという事」

哲学・日記・メモ 「石との対話=ケア=描くという事」

石との対話=ケア=描くという事

●他人が何を考えているかわかりません。何を思っているか、感じているかも私にはわかりません。でも彼彼女の発した言葉、身振り表情を手掛かりにして、それがわかるかのように「思いなす」事は出来ます。それは人に限らず動物や植物にも当てはまる「思いなし」だと思います。しかしそれがほぼ通じない対象があります。それは何か?                ●それはただの石とか、コッ

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哲学・日記・メモ 「アートと生涯学習」

哲学・日記・メモ 「アートと生涯学習」

生涯学習としてのアート

●アート教育に出来る事とは、行為の可能性でその場を満たす事(≒アフォーダンスでその場を満たす事)。アートを教える者は、それしか出来ないんじゃないだろうか?                          ●つまりアートの教師は「教授する教師」ではなく「学習の促進者」なのだ、と言う意味で彼は教育に属する者なのではなく、学習に携わる者なのだろう。              

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詩・散文 「ガラパゴスさん」

詩・散文 「ガラパゴスさん」

「ガラパゴス化」という汚名からガラパゴスを掬い上げる事。そして、人は関係の中に在る。関係の中で生きている。というのは重々承知の上で尚、ガラパゴスさんであろうとする事。それは一体どういうことなのか?と言う事。そして、そのような問いを何故私は問わねばならないのか、という事。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ガラパゴスさん日本は島だ
地球は島だ
私は島だ
何もかもがき

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詩・散文 「野菜をそだてる」

詩・散文 「野菜をそだてる」

「自然」はいい。「じねん」もいい。                 だがしかし。それを良しとする事と、そのことを徹底して問い直してみる事は、全くの別の問題なのだ。別問題であり且つ最重要な問題でもある。とするならば、下記の「○○」にはどんな語彙をあてがえばいいのだろうか?
ちなみに。
私は桜より白木蓮が好きです。双花ほぼ同時期に花咲くのだけれども、白木蓮の方が断然好き。
「花の美しさ」には私は関心が

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