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詩・散文 「ガラパゴスさん」

「ガラパゴス化」という汚名からガラパゴスを掬い上げる事。そして、人は関係の中に在る。関係の中で生きている。というのは重々承知の上で尚、ガラパゴスさんであろうとする事。それは一体どういうことなのか?と言う事。そして、そのような問いを何故私は問わねばならないのか、という事。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ガラパゴスさん

日本は島だ
地球は島だ
私は島だ
何もかもがきっと
きっと最後は島なのだ

都会の貴方を好きになっても
海を越え空を駆け
異国の誰かと知り合ったとしても
月に降り未知との遭遇を果たしてもきっと
最後は誰もが
想い出のいっぱい埋もれた宝島
なのだ

ガラパゴスさんと呼ばれたい
それは決して不幸なことではない筈だ

2015年頃 岡村正敏

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