いいハチミツの選び方【非加熱？マヌカハニー？何産がいい？】
前回の記事で、ハチミツには、
✅代謝をよくする
✅運動パフォーマンスの向上
✅血糖値の低下作用
✅ダイエット効果
✅うつ症状や不安症状の低下・抗がん作用
など、様々な健康効果があるということを、お伝えしました＾＾🍀
前回の記事はこちら（⇓）
■まるで万能薬！ハチミツのすごい健康効果【ダイエットや筋トレにも◎】
今回は「ハチミツ～第２弾～」として
✅いいハチミツの選び方
✅ハチミツに関する疑問
について解説していきます＾＾✨
「ハチミツを取り入れたいけど、何を選んだらいいかわからない」
そんな方は、ぜひ最後までご覧ください🍀
良いハチミツの選び方【５STEP】
残念ながら、スーパーで安く売っているハチミツは、あまり質のいいハチミツではありません…。
激安のハチミツは、ほとんど砂糖水だったり、「果糖ブドウ糖液糖」という血糖値が上がりやすい液体が混ぜられていることがあります。
質のいいハチミツを選ぶことは、とても難しいのですが…
今回は、【最低限、抑えておきたい５つのポイント】をご紹介します🍀
①純粋ハチミツであること
日本のハチミツの表示義務は、以下のようになっています。
✅ハチミツ：みつばちが植物の花みつを採集し、巣房に貯え熟成した天然の甘味物質
✅精製ハチミツ：ハチミツから臭い、色等を取り除いたもの
✅加糖ハチミツ：ハチミツに異性化液糖その他の糖類を加えたものであって、はちみつの含有量が重量百分比で60パーセント以上のもの
ハチミツは「純粋ハチミツ」とも言われており、ハチミツをろ過しただけの、文字通り純粋なハチミツです。
一方、精製ハチミツは、純粋ハチミツから色や匂い、栄養成分を取り除いたもの。（下図）
https://www.akitayahonten.co.jp/aki0214.html
なぜ、このようなハチミツが作られるのかと言うと、メーカーさんに需要があるからです。ハチミツ風味のドリンクを作ったり、ハチミツ風味の味にしたいときに、色で邪魔しないハチミツ甘味料がほしいからですね💡
そして、加糖ハチミツとは、純粋ハチミツに、砂糖や水飴、人工甘味料を加えたものです。
加糖ハチミツは、ハチミツ本来の栄養価とかけ離れてしまうので、ハチミツの健康効果は得られにくいでしょう💦
ハチミツの健康効果を得るためには、精製ハチミツや加糖ハチミツではなく、「純粋ハチミツ」を選んで🍀
②ハチのエサに砂糖水を与えていないこと
じつは「純粋ハチミツ」を選んだとしても、ハチのエサに「砂糖水」を使っている場合があります。
できあがった後のハチミツには、砂糖など加えていないけど、そもそもハチのエサに砂糖を使っているということですね💦
乾季や冬がある場所では、働きバチの栄養が低下してしまうので、その時期にぶどう糖果糖液糖や砂糖水を与えているところがあります。
働きバチに砂糖水を与えた研究では、
砂糖を与えたハチからできたハチミツには、国際基準より多くの砂糖量がハチミツに含有されていた（※1）
という結果がでています。
働きバチは、砂糖をうまく代謝できないために、ハチミツに砂糖が残ってしまうんですね…。
寒い地域で、かつ、安定してハチミツを採取して売っているメーカーは、もしかしたら砂糖水をエサにしているかもしれません。
メーカーのホームページなどで調べるか、直接メーカーや養蜂家の方に聞いてみるのが一番です＾＾🍀
③非加熱であること
ハチミツを加熱するとサラサラになるので、生産の効率化のために加熱されることが多いです。
しかし、加熱されたハチミツは、栄養素が多少変わってしまいます。
市販されているハチミツでも、「非加熱」と書かれたものがオススメです。
④プラスチック容器でないこと
せっかく質の高いハチミツであっても、プラスチック容器に入っていれば台無しです…。
プラスチック容器は、BPA（ビスフェノールA）という環境ホルモンが使用されており、食品に移行してしまう可能性があります。
瓶に入っているハチミツを選んで🍀
■環境ホルモンについてはこちら
⑤環境汚染がないこと
ハチが飛ぶ飛距離内の環境に、農薬や大気汚染、水質汚染があれば、ハチミツの質が低下します。
とくに問題なのが、「ネオニコチノイド系」の農薬。
日本では、野菜及び果実のどちらからも検出数が多く、殺虫剤として主流になっている農薬です。
ネオニコチノイド系農薬は、神経系を狂わせて、昆虫を死に至らせる農薬！
人間に対する影響も言われており、
・ADHD（注意欠陥・多動性）
・神経発達障害
・自閉症
のリスクとの関連も危惧されています。
環境汚染がない場所でとれたハチミツを選ぶにこしたことはないのですが、これはなかなか判断できない！！
信頼できる養蜂家さんが作るハチミツを買うか、リスクを避けるために、３～４種類のハチミツをローテーションで使うようにしてみて🍀
ハチミツに関するQ＆A
Q：マヌカハニーのほうがいい？
A：マヌカハニーは、普通のハチミツに比べて抗菌作用が強いと言われています。マヌカハニーに多く含まれている「メチルグリオキサール」に、抗菌作用があります。
抗菌作用を求めている方で、多少の値段がかかってもいいという方は、活用してみたらいいと思いますが、「高価なのでハチミツ健康生活が続かない！」となるなら、普通のハチミツでいいです。
普通のハチミツでも、ご紹介したポイントをクリアしていれば、健康効果を得ることができます💡
Q：ハチミツの底が白く固形状に固まってしまいます。これは良くないハチミツ？
A：ハチミツの結晶化の要因は、急激な温度変化、ハチミツの水分量、グルコースとフルクトースの含有量、花粉の有無など様々な要因が絡んでいます。なので、結晶化するハチミツだから、「質が良い・悪い」というのは一概に言えないようです。
Q：ハチミツに含まれる果糖は、中性脂肪になりやすい？
A：「果糖（フルクトース）は、中性脂肪になりやすい」ってよく言われますよね💦ネットで調べても、そのような記事がたくさん見受けられます。
しかし実際、肥満の人を対象にした実験でも、日常レベルの果糖摂取であれば、中性脂肪の増加は認められていません。（※2）
毎日「500g」以上のフルーツを食べるくらいに果糖を摂り過ぎなければ、特に中性脂肪が増える心配はありません＾＾
最後に
うちでは、夫が筋トレ後のグリコーゲン補給のため、私の低血糖予防のためにハチミツを使っています＾＾
私たちが愛用しているハチミツは、大野養蜂園のハチミツです＾＾（⇓）
「非加熱」で「純粋ハチミツ」、さらにハチミツの採取方法などもネットに書かれており、信頼できる養蜂家さんです。
ふるさと納税でも取り扱っているので、ぜひ見てみてください✨
※案件ではありません＾＾
■大野養蜂園ホームページ：https://www.oonoyouhou.com/
参考文献
■ 自然治癒はハチミツから ハニー・フルクトースの実力（著者：﨑谷博征/有馬ようこ）
※1）J Food Sci Technol.2019 Apr;56(4):2267-2277.
※2）Crit Rev Food Sci Nutr.2010 Nov;50(10):889-918.
少しでも皆様の健康に、お役に立てれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました！
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