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選評*待人の来ると神籤に帰り花

【スキ御礼】選評*能面の泣くも笑ふも秋思かな


待人の来ると神籤に帰り花  岡田耕
何も実際に人と待ち合わせをしていて、本当に来るかどうかを籤を引いて占ったと言うのではなく、たまたま神籤を引いたらこのような文言があったという事だろう。「待ち人の来る」とは、人とは限らず、ずっと求めていたものが手に入る、夢や希望が実現するとも取れ、当るも八卦、当らぬも八卦と思いながらも、何となく嬉しさとほのぼのとした心が満たされるものを感じたのであろう。冬枯れの景色の中で一輪の帰り花に出会うのも同じような思い。

俳句雑誌『風友』令和四年三月号「ー風紋集・緑風集選評ー風の宿ー」磯村光生

☆帰り花とは・・・ blossom. さんが記事の中でお話されていますので、ご紹介します。

(岡田 耕)

ありがとうございました。



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