賢い人は物事をこんな風に考える
こんばんわ!
勤め人卒業目指して日々勉強中のおぐじゅんです!
突然ですが、皆さん自分の住んでる地域の最低賃金が上がったらうれしいですか?
最低賃金が上がることによっていつも最低賃金で働いている人達には自分たちの給料が上がるのでうれしく思うかもしれません。
しかし、最低賃金が上がることによって社会にどんな影響が起きると思いますか?
経済学の知識がある人であれば最低賃金が上がるというのは素直に喜べることではないということがわかるとおもいます!
賢い人ほど物事を多角的に捉えて考え判断することができます。世の中の賢い人たちがどんな考え方をしているのか今回は「最低賃金」を例にして考えていきたいと思います!
最低賃金が上がると裏ではどんなことが起きるのか?
では、話を戻して自分の住んでいる地域の最低賃金が上がることによってどんなことがおきるのか考えてみましょう。
昨日のnoteで「物の値段が上がると需要は下がる」という話をしました。
だから需要と供給の関係で考えると最低賃金が上がることによって人を雇うのに必要なお金が増えるということなので労働に対する需要は必ず減ります。
これは労働者を雇っている人達(経営者)の視点で考えるわかりやすいと思います。最低賃金が上がることによって、経営者たちは今まで払っていた人件費よりも多くの金額を払わなくてはいけなくなります。
大阪府を例に考えると大阪府の最低賃金は平成31年10月の段階で936円となっています。
時給936円の人を10人雇い、1日8時間を週5日×4週間働いてもらうと149,760円が1か月の人件費としてかかります。しかしこれが最低賃金が1000円に上がると1か月の人件費が160,000万に増えます。
先ほども言いましたが最低賃金が上がるということは経営者にとっては毎月かかる人件費が高くなるということです。
皆さんが経営者なら人件費が高くなったらどう思いますか?普通に考えて労働者を雇いたくなくなりますよね?
ほとんどの経営者が皆さんと同じように考えると思います。だから最低賃金が上がることによって労働に対する需要は減ってしまうのです。
最低賃金が上がると働けなくなる人が出てくる
では次に労働に対する需要が減るとどうなるか考えてみましょう。
労働に対する需要が減ることによって、例えば無職で働き先がなくて困っている人達はさらに仕事に就きにくくなるということが考えらます。
また労働に対する需要が減ったことによって、人件費を下げるためにすでに働いている人達の何人かがクビになるということも考えられます。
このように最低賃金が上がることによって働くことが難しくなるのです。
はじめに、「最低賃金が上がると最低賃金で働いている人達は自分たちの給料があがってうれしく思う」という話をしました。しかし実際は最低賃金が上がることによって給料上がるどころかクビになる人まで出てきてしまうのです。
常にトレードオフの考え方を持つ
このように何かを改善しようとするとき何かに悪影響が起きるという考え方を経済学の用語で「トレードオフ」といいます。これは経済学を理解するうえで最も重要な考えたかたの一つです。
しかしこのトレードオフの考え方は経済学を理解するためだけに使うのではなく、普段の生活でも意識した方がいいと僕は思います。
例えば「コンビニの食べ物」を例に考えてみましょう。
コンビニで買うことができるお弁当やサラダにはほぼ100%の確率で防腐剤や保存料などの添加物が大量に使用されています。
添加物は体に悪影響を及ぼすものばかリで、がんなどの病気の原因になるともいわれています。
これもトレードオフの考え方で考えると普段忙しくて料理する時間がない人は時間削減のためにコンビニ弁当などをよく食べると思います。しかしコンビニ弁当の便利さや手軽さの裏には人体に悪影響を及ぼす有害物質がたくさん含まれているということを忘れてはいけません。
逆に健康を意識してオーガニック食品ばかりを食べるようにするとそれはそれでお金がかかるし、オーガニック食品しか食べないようになるとほとんどの飲食店でご飯を食べることができなくなります。
このように何かを改善しようとすると何かに悪影響が起きるという「トレードオフ」考え方は日常生活でもたくさん活用できます。
賢い人というのは物事を判断するときこういったところまで考えたうえで自分にとってベストな判断ができる人だと思います!
物事の裏の部分も考える
トレードオフの考え方とは少し違うかもしれませんがパチンコなどもパチンコ屋の仕組みを少し考えれば、パチンコなんかやろうとは思わないはずです。
どういうことかというと、パチンコ屋は店の利益を求めるに決まっているのでお客さんが使った金額よりも多い金額お客さんに支払うはずがありません。
1日に何人もの人が来店されその中で確かに利益をだす人もいるかもしれませんが、パチンコ屋が自分の店の利益を度外視して営業するはずがないので半分以上は損するに決まっています。
仮想通貨やFXなどの投資もそうです。あれも損する人間がいるから利益を出せる人間がいるわけであって、すべての人間が儲かるなんてあるはずがありません。
このように世の中には楽して稼げるなどといったうまい話がたくさんありますが、こういった話に騙されてしまう人というのは物事の裏まで頭が回らず、ただその話を鵜吞みにしてしまう人です。
こういった話に騙されない賢い人になるためにも物事の仕組みなどといった「裏」の部分まで少し気を回すことができるようになりましょう!
こういった考え方ができるようになるにはある程度知識が必要ですのでしっかり勉強もしないとだめですね!
経済学について勉強したい人はこちらどうぞ!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?