需要と供給の関係性がわかると物を売るときの助けになる
こんばんわ!
勤め人を卒業目指して日々勉強中のおぐじゅんです!
今日は「需要と供給」の話したいと思います!「需要と供給」という言葉はなんとなくよく聞く言葉ですが、詳しく理解していない人がほとんどだと思います。
しかし、僕のように勤め人卒業を目指す人間であったり、収入をもう少し増やしたいと副業でネットビジネスなどをしている人にとってはこういった経済の知識というのはかなり重要になると思います。
今回は経済学の中でも「需要と供給」について書いていきたいと思います!
値段が上がると需要は減る
物の値段が上がるとそれを欲しいと思う人は当然少なくなります。当たり前といえば当たり前のことなのですが、なぜこういったことが起きるのでしょうか。
1.代替効果
これはそのものの価格が高いなら別の似たもので補おうとすることです。たとえば、日本人はお茶が好きな人が多いと思います。多くの人がコンビニなどでお茶を買い生活していると思います。
ですが、そんなお茶の値段がある日突然150円から200円になったとしましょう。そしたら今までお茶を買っていた人達の中には「200円だったらコーヒー買おうかな」とか「お茶好きだったけど200円は高いから水にしよう」という人が現れると思います。
こんな風にお茶の値段が上がったことで、お茶と似た性質の水やコーヒーなどを買うことを「代替効果」といいます。
2.所得効果
お茶以外にも他のあらゆるものの値段が高くなると、人々は普段もらってる給料から買えるものが少なくなります。これを「所得効果」といいます。
このように物の値段が上がると「代替効果」と「所得効果」が作用し、そのものに対する人々の需要は減ってしまうのです。
当然ですが、水やコーヒーに対してお茶の値段がさがったときはお茶に対する需要は増えますし、世の中のあらゆるものの値段が下がった時は給料で買えるものが増えるので物に対する需要は増えます。
普段からあまり意識しないところで、割と当たり前のことかもしれませんが、こうやって説明を聞くと!「なるほど!」って感じますよね。
需要の変化はどのようにして起きるのか?
先ほどは値段が変化すると需要も変化するという話でした。
では今度は値段は変わらないのに需要が変化する場合について考えてみましょう!
1つの物に対して値段は変わらないのに、需要が増えるときというは以下の4つが言えます。
1.社会全体の所得水準が上がった時
2.人口が増えたとき
3.流行りや好みが変化した時
4.代替品の価格が変化した時
1つずつ説明していきますね!
1.社会全体の所得水準が上がった時
これは単純にみんなが持ってるお金の量が増えれば、必然的に物を買う人も増えるということです。
ボーナスが入ったら別に必要ないものでも買ってしまいますよね。人間はお金を持っていたら使いたくなるからみんなの給料が増えたら、必然的に需要も増えるということです。
2.人口が増えたとき
これも単純に人口が増えたら、それを欲しがる人が増えるということですね。これは欲しがる人の割合の話ではなく、欲しがる人の人数の話です。もちろん、全体の人数が増えれば、それを欲しいと思う人も増えますよね。
3.流行りや好みが変化した時
今で例えると「インスタ映え」するものが流行っていますよね。特に飲食店なんかは味より見た目が重視されるようになってきていると思います。
このように人々の流行りや好みが変化することで、その物に対する需要も変化します。
4.代替品の価格が変化した時
今ケータイの会社はdocomo、au、Softbankを使っている人が多いと思いますが、格安スマホで有名な「Y mobile」や「UQモバイル」「BIGLOBE」、「mineo」など月々の携帯代を安く抑えれる会社が現れたことで、そちらに変更する人も増えてきていると思います。
このように代替品の値段が安い時などは需要がそちらに流れてしまったりします。
こんな風に値段は同じでも世の中の人の所得や流行りなどの影響を受けて需要というのは変化するようになっているのです。
値段が上がると供給が増える
さっきまでは「需要」について、いわゆる消費者の立場で説明してきました。
今度は少し視点を変えて生産者の立場で「供給」について考えてみたいと思います。
生産者の立場で考えると高い値段で売れるのであれば、儲かる可能性が高いのでよりたくさん生産(供給)したいと思いますよね。逆に値段が下がるとよりたくさん作ったところで利益が出ずらいのであまり生産(供給)する気分にはなりません。
このように生産者の立場で考えると値段が上がると供給も増え、値段が下がると供給も減るというのが理解できると思います。
供給の変化はどのようにして起こるのか?
そして今度は「供給の変化」についてです。供給が変化する場合とはどんなときなのでしょうか?それが以下の3つです。
1.技術の進化
2.自然環境の変化
3.原材料の価格の変化
ちょっと難しいですよね。これも説明していきますね!
1.技術の変化
機械化などが進み、今までよりも安い費用でたくさんの物を作れるようになれば必然的に供給量は増えます。
2.自然環境の変化
自然環境の変化が供給に影響を与えるのは農作物などの食べ物に多いです。全く雨が降らず、お米や野菜が全然収穫できなかったとき、もちろん社会に供給される量は減ります。
3.投入物の価格の変化
ある一つの物を作るときに必要なものの価格が上がるとそれを作れる量が減り、供給が減るということです。
例えば綿100%のTシャツを作るにはもちろん綿が必要です。この綿の値段が高くなるとそのTシャツを作るのにかかる費用が高くなるので供給は減ります。
このように技術や天候、材料費などの影響をうけて供給は多くなったり少なくなったりします。
需要と供給はちょうどいいバランスになる
消費者の立場で「需要」というものを考えるとき、物の値段が高くなると需要が減り、物の値段が安くなると需要は増えるという話をしました。
生産者の立場で「供給」考えると物の値段が高くなると売り上げを上げるために供給は増え、逆に物の値段が安くなると供給は減るという話をしました。
値段の高いものはたくさん作られるけど、高いと買う人は少なくなる。だから作る量か値段が必然的に下がる。逆に安いと買う人は多いけど、作られる量が少なくなる。買う人が多いなら値段が上がるか作る量が増える。
需要と供給というのはこのようにして最終的に無駄が出ないようにちょうどいいバランスになるようになっているのです。このちょうどいいポイントを経済学では「均衡点」といいます。
「需要と供給」の知識をどう活かすか
さてさて、経済学の「需要と供給」について話してきましたが、この知識をどう活かすかが実のところはすごく大事なわけです。
でも、勉強して得た知識を実際の生活で生かすって結構難しいですよね。
でも考えましょう!考えないと一生難しいままです。考えるだけでなく実際やってみるのもすごくいいと思います!
てことで、僕の目標である勤め人卒業を達成するために今回の「需要と供給」の知識をどう生かすか考えてみました!
まずは世の中の需要(ニーズ)を知ること
勤め人卒業するためには自分でつくったコンテンツなどを販売していく必要があります。人は欲しいと思うものしか買ってくれません。
だから、人々はどんなものを欲しているのか?どんなことに困っているのか?世の中の需要(ニーズ)を知る必要があると思います。
そのためには勉強も必要だし、いろんな人にあっていろんな考えを聞くことも大事でしょう。
需要に合わせるか、需要を作るか
「マーケットイン」と「プロダクトアウト」という言葉があります。
マーケットインとは世の中の需要がある分野に入っていってそこで商売すること。例えば「化粧品」などです。化粧品は女性なら皆さん使いますよね。そういった需要のあるところで自分のなりなど化粧水とか作ったりして売ることをマーケットインといいます。
プロダクトアウトとは需要のないところに需要を作り出すことを言います。
ガラケー時代のiPhoneなんかがいい例です。みんなガラケーを使っていたところにiPhoneを販売してガラケーの需要を引っ張ってきました。こんな風に需要のないところに需要を作るのがプロダクトアウトです。
プロダクトアウトの方が難易度は高いですが、代替品がないため「代替効果」などの影響は全く受けません。生産者側がつけたい値段をつけれるという強みがあります。
情報発信する人達はできるだけプロダクトアウトを意識して発信した方がいいんじゃないかなと僕は思います。
僕は勤め人卒業のためにいろんな勉強していますが、この知識を世の中の需要と合わせていくかをもっと考えていく必要がありそうです!
経済学について勉強したい人はこちらどうぞ!