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【目印を見つけるノート】1641. 時を行き来しお散歩鶴見(2)

今朝のインスタグラムのストーリーズ、ガザのレナドさんの投稿を見ました。
【Huge explosion just now.
And the airplane sounds so scary】と黒い画面に白い文字。夜は過ぎ、無事に朝が来たようで何よりです。

How long……とつぶやいて思い出すこの曲。
U2『Sunday, Bloody Sunday』

若くストレートなアルバム・ヴァージョンもいいのですが、この『Conspiracy of hope』(すごい名称)ツアーの動画がいちばん好きです。これも若いのですけれど😅

そういえば、私はこの曲を日本語にしたことがありません。
歌詞カードも見たことがありません。
図書館のレコードでしたので。
英語のまま聞いて、英語のまま受け取って、英語のまま口ずさみます。中学生の英語と、単語をひとつふたつ調べれば趣旨はよく理解できたようです。

そうですね🤔、ごくごくシンプルに伝わる言葉たちなのに、何かの作用で伝わりづらいという二律背反を持っているかもしれません。
それはずっと思うテーマですね。

さて、昨日の続きで、
神奈川県横浜市鶴見区をうろうろした話です。
誘惑に抗えず入った古書店でいただいた、優待ハガキを手に、私は駅前をテクテク歩きました。もう昼になりそうでしたので、駅前の『大戸屋』さんに入ります。
ゆっくりといただいて、ご馳走さま🙏
さあ、出発だ✊

曹洞宗には大本山がふたつあります。
ひとつは福井県にある永平寺。もうひとつは横浜市鶴見区にある總持寺(そうじじ)です。總持寺はもともと石川県にあって、1911年に鶴見に移転したのです。石川県、地理的には能登半島ですね。火災で堂宇を消失したことがきっかけでした。有名な『正法眼蔵』を著した道元が高祖(永平寺)、それを受け継いで発展させた瑩山紹瑾(けいざんじょうきん)が鎌倉時代に開いたのが總持寺です。
私、『正法眼蔵』を読む読むと高校の頃から豪語してまだ読んでいないので、どうも書いていて恥ずかしいです。

この日はちょうど『赤い羽根募金』が鶴見駅前でやっていました。「能登にたくさん行くといいな」と思ってチャリンしてきましたが、お寺の縁起を見てなおさら能登のことを思ったのでした。お祈りというと、きのうはそれだけでしたね。
早く皆さまに日常の安心が戻りますように🙏

その總持寺に行きました。
とにかく、広かった。

太祖・瑩山紹瑾はじめゆかりの人物の像
大きいだけでなく見事な造りです

大きなお寺に行くことはたまにありますが、それでも圧倒されるぐらい広くて、建物はとても大きいです。禅の道場ですので、多くの人を受け入れられる規模になっています。
こんな表現でいいのかな🤔 きのう、横浜市の地形の話をしましたが、こちらも山になっています。起伏はほどほどで、息が切れるほどではありません。

どこからどこまでかは確認しませんでしたが、建物は回廊でつながっています。回廊(廊下)は全長何メートルあるのかなと思います。私は中には入りませんでしたが、チラリと外から見てもピカピカです。やっぱり、一休さんが雑巾ダッシュしている姿を想像してしまうのでした(あの方は禅は同じですが臨済宗です、あしからず)。
修行は厳しいだろうと思うばかりでした。

写真では伝わらない大きさ

いちばん大きな太祖堂(堂内は千畳敷だそうです👀‼️)を参拝して先に進むと墓域でした。墓域も広大です。こちらは見晴らしがよかったのでそこだけ撮って失礼してきました。

いい眺めです

うろうろしていますが、目的の宝蔵館がよく分かりません。総合受付のある香積台という建物に入って尋ねます。入るとすぐ、大黒さまの像があります。お腹を撫でるといいそうなので、させていただきました。

販売コーナーもあって、お守りやお品がいっぱい。

私は前から欲しいと思っていた般若心経の折本を戴きました。ネットでも簡単に拾えるお経ですが、こちらで手に入れるというのは道理に適っているように思いました。
ありがとうございます。

そこから宝蔵館に少し歩きます。
彼岸花がところどころに咲いていてキレイです。

ここです

宝蔵館嫡々庵(ほうぞうかんてきてきあん……こちらが正式名称)に入ると、担当の方がいろいろ解説してくださいます。今年は瑩山師の700回大遠忌にあたるということで、『法燈連綿』という秋季展示をしていました。また、併設で『源氏絵』というミニ展示もありました。今年は源氏物語イヤーですものね。

展示の案内

展示点数が膨大、というわけではないですが曹洞宗草創期から昭和までの墨跡や文書が見やすく展示されていました。仏像は圧巻です。
江戸時代の『正法眼蔵』など、いろいろ想像できる展示だと思いました。
『仏教小史』というコーナーを見ていたら、そこに鳩摩羅什(くまらじゅう)という文字を見つけました。

鳩摩羅什👀‼️
教科書でしか見たことのない名前。
そうか、本当にお経を訳していたんだ(失礼)ということを文章で見つけて感動しました。
そういうことって、歴史について調べていると、たーーーくさん見つけます。

宝蔵館の方はこちらが申し訳なく思うほど親切でしたし、また行きたいなと思います。古書店に行きますし😉仏教の流れについて学びたいと思ういい機会になりました。古書店さん、ありがとう❤️

いい鶴見行でした。

blue
black
sepia
yellow……うーん、擦ってる

10km超歩きましたけれど、晴れ晴れした気分です。

今日の曲です。また2曲です。
Jeff Beck Group『Shapes Of Things』

あまりそう書いている文章を見ませんが、私の感覚でいうと、この曲はたいへん哲学的です。禅のようだとも思えます。ものの形をどう捉えるかということで、歌詞は思索するような内容になっています。ジェフ・ベックさんはギターでも車でもその音でも「形をいじる」のがお好きだったと理解していますが、この曲では「本質は変わらない」ということをおっしゃっているように思えます。『是諸法空相』を思い浮かべたりして。単純にカッコいい曲なのですけれど。

それでは、お読みくださってありがとうございます。

尾方佐羽

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