【目印を見つけるノート】1675. 学者さんと来年のお話
昨夜はとんだ寝落ちで😅
夢オチでした。
新しいお話を書くのでぼちぼち資料を集めていますが、どうも神奈川県と静岡県にそこそこ行くようになるらしいです。神奈川県は東部なので、極端なことをいえば歩いて行けるのです(昔の旅人はみんなそれぐらいは歩いていた)。東急線でも行けますし。ただもうひとつ、静岡県沿岸中央部はどうにも遠いです。遠隔でもらえそうな資料はチェックしていますが、場合によっては思い切って弾丸泊まりでズブズブと調べるしかありません。
別の、書こうと思っているお話では鎌倉と金沢文庫に行く必要がありますので、うーん、旅費が問題になりますね。
休止している連作の『鎌倉もののふがたり』を来年はひとつ出そうと思っています。『慈童』もできたらひとつ……欲張るのはやめよう。
それでふたつ、あとひとつは2年ぐらいぼちぼち調べているテーマで書こうと思っています。
来年の新しいお話は今のところそんな感じです。『六左衛門』シリーズに区切りをつけてしばらく、ぽわああんとしていましたが、大石内蔵助のようなものだったかも……え、討ち入りはしませんよ。
自習課題の「江戸の学者さん」を調べていて知りましたが、赤穂浪士の討ち入りって当時は本当に大事件だったのですね。というのは、小説家ではなくて学者さんがこの事件を論じていたりします。浅野か吉良か、というのは本当に難しいテーマだったのですね。
あ、当時は小説家という名称の職業はありません。浄瑠璃作家と名乗った近松門左衛門が実質それに近いのかと思います。赤穂事件の頃にはもう曽我兄弟の話を書いていました。仇討ちですね。近松が最初かどうかは調べていませんけれど。続くのは上田秋成などの読本作家ですか。戯作(げさく)という言葉が現れるのはもう少し後になると理解しています。お上の禁制をかいくぐるために、仮名と時代転換のオンパレードになっていきますね。
『仇討ち』、総合的に『復讐』というのは文学・芸能として、普遍的なテーマでしょうが、現実的にどう対処するかというのは立場の違い、個人の考え方などで変わります。現実の『社会的事件』として見るなら、赤穂浪士の件もまた違う視点が必要かなとも思います。
今起きている戦争にもいえることではないでしょうか。
おととい神保町で「ええぃっ」とばかり日本思想体系(岩波書店)を3冊ゲットしてきました。ここからが本当の自習かもしれません。ただ、「なぜ、まずこの人を選んだのか」というのが自分でまだ把握できていないです。
独り言になりますけれど、検証してみようっと。
まずは日本思想大系から。
伊藤仁斎と伊藤東涯はまあ、妥当です。古学の第一人者。図書館で借りてみてやっぱり欲しいと思った。漢文の素材にもなると思いました。
藤原惺窩と林羅山は、時系列で見ればまっとうかもしれません。江戸儒学のさきがけですし、林羅山は幕府に第一人者として登用されました。来月また伺いますが、湯島聖堂は林家ゆかりの場所です。
メモしている『学者さんノート』を見たら藤原惺窩に影響を与えたと言われるのは朝鮮の姜沆という儒学者さんでした。京都五山の流れと本場の学が交わった結晶なのですね。
ああ、考えていなかったけれど、それなら分かるな🤔
そして、新井白石。
時期はともかく、上の流れからすると意外な感じですが、私がいちばん先に手にしたのはこちらでした。何でだろう。その答えをこれから考えていきたいと思います。
東洋文庫の買いたいリストを持っていったのですが、狙って入手できたのは柴田鳩翁の1冊だけでした。そもそもないのがほとんどで、あるけれど古色がかなりすすんでいたり、値段が折り合わなかったりでした。以前大学の所蔵本放出で揃っているのを見たので期待していたのですが、ちょっと残念でした。古本まつりの最終日でしたし、仕方ないですね。
新品で地道に揃えます
岩波文庫は充実していました。
安藤昌益も入手しました。秋田・大舘のお医者さんですね(私の親戚がいる)。どうも関東以東は学者さんが少なめな印象がありますが(藩校はあります)、だからこそ見えるものがあったのではないかというのがあります。江戸や周辺だけが江戸時代ではないですから。そこがいちばんのポイントかもしれません。
あとは杉田玄白です。江戸の学者さんでは最も昔から名前を知っている方です。子どもの頃に解剖の話を読みましたから。当時は現場の小塚原もそこそこ近くでしたので、時間(時代)感覚の乏しい小3にはおっかなかったですね。
と、本を探しながらお話を書く、このような与太ばなしを書くというのはたいへん夢中になれますし、問いと仮定と思案の連続ですし、むちゃくちゃ楽しいです。
あ、「読む」も一応入れておいてください。
このような基盤は、六左衛門こと水野勝成さんの波瀾万丈な人生を一生懸命追っているうちにできたような気がします。人生で初の探究だったかもしれません。
おかげというと負担でしょうから、心より深謝しています。あなたが初めてのテーマでよかった😊😊😊
変わらずぶち愛しとるよ~✨
Sheryl Crow『If It Makes You Happy』
「この曲のItが何を指しているのか」という解釈がいろいろあるようですが、まあ、Itはいろいろなのでしょう。愛情かもしれないし、ツアーに出てステージに立つことかもしれないですね。ただ「自分の人生、胸を張って生きる」という気概が間違いなくあるのだろうと思います。そのように思って聴くと、いっそう元気づけられます。
シェリル・クロウにしろボニー・レイットにしろ、息が長いアーティストですね。いると安心するタイプのお姉さまがたです😊😊
それでは、お読み下さってありがとうございます。
尾方佐羽
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