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落合陽一の見ている風景と考えていること

落合陽一が日々見る景色と気になったトピックを写真付きの散文調で書きます.落合陽一が見てる景色や考えてることがわかるエッセイ系写真集(平均で月25回くらい更新しています)
落合陽一が「今」考えていることや「今」見ているものを生の言葉と写真で伝えていくことを第一に考えてい…
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記事一覧

ヌルのゆめ

落合陽一
11時間前
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ダダイズム包括調査レポート

ダダイズムを調べる. 1. 歴史的背景と発生の経緯ダダイズム(ダダ)は、第一次世界大戦下の…

落合陽一
13時間前
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テトラレンマで捉える物語

有名なやつをいくつか. 第一部:対話文形式の物語第一章:導入――「近代的人間性」(第一レ…

落合陽一
1日前
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1970年大阪万博に関する詳細調査報告

前の博覧会はどうだったのか. 1970年大阪万博に関する詳細調査報告1. 開始前のムード高度経…

落合陽一
2日前
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日本と万国博覧会:初参加から2025年大阪・関西万博まで

19世紀:万博への初参加と近代化への道幕末から明治維新へ – 日本が万国博覧会に初めて参加し…

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2日前
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マタギドライブ:「森で道具を使っていた。道具は計算機になった。道具は狩猟採集の森…

デジタルネイチャー(計算機自然)|歴史的・文明論的位置付けデジタルネイチャー(計算機自…

落合陽一
3日前
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東洋の自然観 (Eastern Views of Nature)

自然観のサーベイ 東洋の自然観 (Eastern Views of Nature)中国: 道家・儒家・仏教の融合 中国思想では、古来より自然との調和が重んじられてきました。道家(道教)は「道(タオ)」すなわち宇宙の自然な秩序に従うことを説き、無為自然(何もしないことによる自然のままのあり方)を理想としました。老子・荘子ら道家の哲学では、人為の及ばぬ領域としての自然を重視し、それを理想世界とみなしました (「日本」と「中国」では自然を大切にする感覚がまるで異なるワケ | 死

農耕の開始と先取制の起源・発展:国際比較

先取制.ポストAGIでこれが議論になると思う. 農耕以前の社会(狩猟採集社会)における先取…

落合陽一
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GPT4.5はデジタルネイチャー(計算機自然)をちゃんと辞書的に定義し,説明できる.

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落合陽一
3日前
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非正規雇用の増加と日米経済交渉

ちょっとサーベイ 通商・競争力法(スーパー301条)制定の背景と目的1980年代後半、米国は対…

落合陽一
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日本のコーポレートガバナンスコードに関する包括的調査

ちょっとサーベイ(日米対立を調べる上で) はじめに日本のコーポレートガバナンス・コード(…

落合陽一
4日前
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「会社は株主のもの」 vs 「会社は社会の公器」:包括的分析

ちょっとサーベイ 1. 歴史的背景株主利益中心の起源: 近代株式会社の黎明期、企業は国家の公…

落合陽一
4日前
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農耕以前の狩猟採集社会と先取制・歴史的ルーツの価値:世界各地の事例からみる所有・…

【序文】人類史上、約10万~20万年にわたって主流であった狩猟採集生活から、近代文明の基盤…

落合陽一
4日前
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テクノ民藝他

マタギのまとめ 序論現代の技術環境は、情報技術やコンピュータの飛躍的発展に伴い、かつてないスピードで変容を遂げている。こうした急速なデジタル化の時代において、伝統文化や民衆の叡智が持つ価値をどのように捉え直し、現代社会に活かしていくべきかは、社会的・学術的にも大きなテーマとなっている。筆者はデジタル技術の研究・実装・応用に携わる立場から、新しいテクノロジーと日本の伝統文化を架橋し、双方の調和を図るような創造活動を行ってきた。その中で非常に大きな示唆を与えられたのが、「民藝運