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初恋はマルチ商法で終わった
7年付き合った彼氏から
「会社のノルマが大変で、これに入ってくれないか?」とのメッセージがあった。
その日は復縁して5回目に、別れた直後の話だった。
もちろん断った。
個人向けの商品を紹介されたのではなく、
家族向けのプランだったせいだ。
もしこれがわたしだけに、だったら、
断れただろうか。
どっちにしろ、初恋の彼とはもう会えないと決めた。
なのに先週、また会うことになった。
古着屋とカフェ
恋は煙のように熄える
君がいないと生きていけないと
思っていた時があった
別れたいまでも
本当の本当に
別れたな、と自覚したいまでも
君がいないと生きていけるか
分からなくなっている
共依存でもなんでもいいが
7年間わたしの細胞を構築しているのは間違いなく君だった
思い出すと少し寂しくて
でも
これでいい
このまま消えれば
きっとまた
息ができなくなるまで、君を好いていた
気がついたら涙が止まらなくなった
12時間超えの仕事の後でも眠れない自分
少しは君と距離をとらないと
と何十回繰り返してきたんだろうね
この関係はわたしにとって
美しい思い出になれるのかなと
笑うこともあれば
泣くこともある
君と一緒にいる時の笑顔は偽物なんかじゃないけど、きっと催眠術みたいなカラクリは存在する
じゃあ死ねば
と
言われたことは
一生忘れることはないだろう
いくら怒りに押しつぶ
散歩しながら君のことを考える
わたしはたぶん
自分が幸せになることを恐れている
平日にズル休みをして
知らない駅で降りて
気の向くままに散歩するタイプ
君は計画を立てるのが好きで
当日どこかに出かけようとしても
目的地が決まるまでには家から出ないタイプ
きっと
君と一緒にいることはわたしにとって一種の幸せだと思う
ふかふかな枕に
少し骨っぽい君の背中
エアコンの音とランプのせいで眠れなくなるわたしと
君の寝息
すべて
最初から1番になれない旅に出る
運転できる?
と急に聞かれました。
近くの温泉に行こうと誘われました。
わたしはペーパードライバーだし
よく事故るし
運転なんて2年もしなかったのに
いつどこだれと?
とも言われていないから、きっとこれはわたしをからかっていると思った。
人はどうやって自分の中の好きをランク付けしているのだろうね。
そもそも1番すき、とか考えるのが不自然かもしれない。
関係性に名前を付けるのは普通に生きていけ