2017年12月の記事一覧
CR7は、〇〇〇〇走はスペインチャンピオン(100m)より速い。メッシはドリブルした方が速い!?
クリスティアーノ・ロナウド対ダビッド・ロドリゲス(陸上スペインチャンピオン100m) コーチングコース・レベル3でバイオメカニクスの授業があり、そこで面白い動画があったので投稿します。 クリスティアーノ・ロナウドとダビッド・ロドリゲス(陸上スペインチャンピオン100m)が25メートル走とジクザグ走で競争しています。 25メートル走 ダビッド・ロドリゲス:3,31秒 クリスティアーノ・ロナウド:3,61秒 ダビッド・ロドリゲスが0,3秒速い。 ジクザグ走 ダビッド・ロドリゲス:6,86秒 クリスティアーノ・ロナウド:6,35秒 クリスティアーノ・ロナウドが0,51秒速い。 これが何を表しているかと言うと、サッカー選手は陸上競技のような50メートル、100メートル走などのスピードをテストしても、サッカー選手のスピードを計測することはできないことを意味しています。 反対に、ジクザグ走ではダビッド・ロドリゲスの100メートル走のスピードがほとんど生かされていません。 サッカーには、サッカーの走り方、陸上には陸上の走り方や技術があります。 選手のスピードトレーニングをしたり、その選手のスピードや体力を計測したい場合に、陸上競技のような計測をしても何もわからないと言うことを意味しているのです。 サッカー選手の専門的体力を計測したくて、12分間走をさせても、計測できたことにならないのではないかと思います。 この動画のテストではサッカーに必要な状況判断の要素とボールが入っていないですが、サッカーに必要な状況判断の要素とボールを使いながらやったスピードテストで、スペインサッカー史上最も速かったのはペップ・グアルディオラであったということです。 メッシはドリブルの方が速い! 元バルサのフィジカルコーチで現バルサメソッド部門ディレクターであるフランシスコ・セイルーロが昔メッシに30メートル走のテストを行ったそうです。 メッシはあまり良いタイムを出せなかったようです。 次にボールをドリブルさせながら30メートル走を計測したら、ボールなしの時より、速いタイムが出たそうです。 サッカーという競技は、陸上競技のトレーニング、計測をしても何も身につきませんし、計測できません。 サッカーのスピードを計測したいなら、サッカーというスポーツで起こりうる状況を設定して行う必要があります。 サッカー選手にマラソンをさせても、一般的な体力(スポーツ選手としての)はつきますが、サッカー選手に必要な専門的な体力はつきません。サッカーの試合で起こりうる状況を設定し、その中でサッカーに必要な体力なり、スピードをつけることが大切になると思います。
監督の仕事:ペップ・グアルディオラの熱弁 欧州スーパーカップ(2009)
サッカー監督の試合当日の仕事は何か? 先日、私が通っているサッカーの指導者学校で「チームの指揮」という授業がありました。 そこで、監督は試合当日どのようなことを選手に伝えたら良いのかを学びました。 授業でグアルディオラがバルサの監督時代の映像(欧州スーペルコパ バルサ対シャフタールドネツク戦)をみて、 選手に何を伝えているのか? を考えながら観ました。 グアルディオラは選手に何を伝えているのでしょうか? 戦術でしょうか? 気合いを注入しているのでしょうか? 選手を安心させているのでしょうか? 試合は延長戦でペドロが決勝点をあげて1対0でバルサが優勝します。 このグアルディオラの熱弁が、試合当日の監督の仕事だと思います。 (一応、スペイン語字幕がついていたので、日本語に訳してみました。おかしな訳もあると思いますが、ご了承ください) 「パスを確実に出せ...ちょっと待って!後ろのスペースにリスクはない。 それが正しいんだ!我々は、中央にボールを動かす。 いつものように、何よりもボールをキープし、前進しよう。我々の本文だ。君たちの先にボールを置くんだ。 相手はカウンターを待っている、何も変更はない。 これまで以上にもっとやるんだ。我々の得意分野はボールだ。 我々がボールを持っている場合、我々が知っていることを行うことができる。 30分以内にゴールすることができる!心配しなくていい。 何も心配しなくていい。 君たちは知っている何をすべきかを。忍耐だ。 そうでなければ、相手は私たちを殺す、クレイジーになることはない。 ボールに触って、触って。心配しなくていい! 心配しなくていい!忍耐だ。 10は、いつもの作戦でやろう。 今まで以上に、動く、動く、動く 絶え間ない状態を創りだすんだ。 フィールド全体に開いて、最初にサイドラインを探して、 そうするともう真ん中にスペースがあるだろう。 OK 紳士諸君? いつものように! さあ!eh!」 Asegura el pase... ¡un momento! , sin riesgos atrás. Hacerlo bien! Cuando pasemos el balón ni una al medio. Como siempre. jugar a tener el balón y sobretodo, vamos hacia delante. A lo nuestro. Vosotros por delante del balón. Ellos están esperando la contra y no van a cambiar. Hacerlo más que nunca. A lo nuestro, el balón. Si tenemos el balón podemos hacer lo que sabemos. ¡En 30 minutos podemos hacer gol! No preocuparos. ¡eh! No preocuparos de nada. Hacer lo que sabéis. Con paciencia. No nos volvamos locos porque si no nos van a matar. Tocamos y tocamos. ¡No preocuparos! ¡No preocuparos! Paciencia. Los 10 hacemos las operaciones igual que siempre. ahora más que nunca es moverse, moverse y moverse y crear constante situación... Abrimos el campo y en principio buscamos la banda, y ya habrá espacios por el centro. ¿Ok señores? ¡Como siempre! ¡Vamos, eh!