批判は人を育てない
2月某日 恋愛エッセイ本の企画が一つ飛ぶ。
担当編集者さんが「全て私の不徳の致すところです」と平謝りに謝るので、なんとなく、あれかな、とピンときて、
「もしかして、数年前の御社の◯◯さんとのトラブルが原因ですか?この件について全く怒ってはいませんが、理由を聞かないと◯◯さんのことが信頼できなくなりそうなので、できれば訳を説明してください」と言うと、
「御察しの通りです」と返ってきた。
案の定、その企画をボツにした彼の上司は、かつて私に本の企画を持ちかけ、同じように取り消した女