小野美由紀

作家。1985年生まれ。著書にSF小説「ピュア」(早川書房、2020.4)「メゾン刻の湯」(2017.2)「傷口から人生。メンヘラが就活して失敗したら生きるのが面白くなった」(2015.2)絵本「ひかりのりゅう」(2014)など。

小野美由紀

作家。1985年生まれ。著書にSF小説「ピュア」(早川書房、2020.4)「メゾン刻の湯」(2017.2)「傷口から人生。メンヘラが就活して失敗したら生きるのが面白くなった」(2015.2)絵本「ひかりのりゅう」(2014)など。

マガジン

  • 書きあぐねている人のためのエッセイ入門

    作家・小野美由紀がクリエイティブライティング講座で創作を教える過程で発見した、「わたしらしい」エッセイを書くためのTips。

  • 短編

  • ヴォルケ森の虹トースト

  • 手放してゆく言葉(『傷口から人生』 こぼれ原稿集)

  • 雑誌掲載エッセイ詰め合わせ

    過去に雑誌などに掲載された小野美由紀のエッセイ・コラムの詰め合わせです。今後も増加予定です。

最近の記事

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著作・経歴・お仕事のご依頼について

お仕事のご依頼方法、これまでの簡単な来歴と、お仕事歴をまとめました。 お仕事のご依頼について 現在承っているお仕事の内容は以下の通りです 原稿執筆 イベント登壇 テレビ出演 シナリオ作成・脚本作成など 広告案件 SFプロトタイピングWS実施・小説執筆 など 案件により金額が前後しますのでお気軽にご相談ください。 ご依頼についてご依頼はmiyuki.ono1150【@】icloud.com、もしくはTwitterのDMもしくは各出版社(幻冬舎・早川書房・光

    • 【2024/9/28】5感で書くクリエイティブ・ライティング講座

      東京・金沢・福岡・名古屋・京都・福島など全国で開催し、「自分の書きたい作品がのびのびと書けるようになった!」「創作活動が楽しくなった!」とご好評いただいている文章ワークショップ「5感で書くクリエイティブ・ライティング」のオンラインワークショップを9月28日(土)に開催します。 「創作モード」に没入し、作家の脳を追体験する4時間半 上手な文章を書こうとすればするほど、書けなくなるのはなぜでしょう? 人に伝わる文章を書こうと思っていても、いざパソコンや紙に向かうと余計なルー

      • 「選挙で誰が当選しても、私たちの生活は変わらないのでは?」という問いに答えました

        「誰が当選しても、私たちの生活は大して変わらない」 私もそう思っていました。若い頃は「政治は何をやっても変わらないし、人生を変えるのは自分なんだから自分が頑張ればいい」と選挙に行きませんでした。 だからあなたのいうことはよくわかります。 確かに、都政とか国政とか、大きなスケールの選挙になると「自分とつながっている」感じがしなくて、行っても無駄な感じがするかもしれません。 この話の前にまず、杉並区の話をしますね。 杉並区では2022年に区長選挙がありました。 その時

        • 【2024/8/3】5感で書くクリエイティブ・ライティング講座(残り一席)

          東京・金沢・福岡・名古屋・京都・福島など全国で開催し、「自分の書きたい作品がのびのびと書けるようになった!」「創作活動が楽しくなった!」とご好評いただいている文章ワークショップ「5感で書くクリエイティブ・ライティング」のオンラインワークショップを半年ぶりに開催します。 「創作モード」に没入し、作家の脳を追体験する4時間半 上手な文章を書こうとすればするほど、書けなくなるのはなぜでしょう? 人に伝わる文章を書こうと思っていても、いざパソコンや紙に向かうと余計なルールや思考

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        著作・経歴・お仕事のご依頼について

        マガジン

        • 書きあぐねている人のためのエッセイ入門
          4本
          ¥850
        • 短編
          3本
        • ヴォルケ森の虹トースト
          2本
        • 手放してゆく言葉(『傷口から人生』 こぼれ原稿集)
          6本
          ¥320
        • 雑誌掲載エッセイ詰め合わせ
          5本
          ¥500

        記事

          九州大学でクリエイティブ・ライティングの1デイワークショップを行いました

          九州大学の芸術工学部の #ナラティブ・デザイン講座 でクリエイティブライティングの1デイワークショップを行いました。 生徒さんからは「毎週受けたい」「今日のことは一生忘れないと思う」と好評価をいただき、遠くまで娘を連れて開催しに行った甲斐があったなあと大変嬉しくありがたい気持ちです。 私が創作を教えるのは、ひとえに「人が創造・創作している姿を見るのが好き、成長している姿を見るのが好き」だからで、以前はオンラインサロンでも教えていましたが、結局のところ現場で、現地で

          九州大学でクリエイティブ・ライティングの1デイワークショップを行いました

          【2024/1/28】5感で書くクリエイティブ・ライティング講座

          東京・金沢・名古屋・京都・福島など全国で開催し、「自分の書きたい作品がのびのびと書けるようになった!」「創作活動が楽しくなった!」とご好評いただいていた文章ワークショップ「5感で書くクリエイティブ・ライティング」のオンライン講座を、約2年ぶりに開催いたします。 「創作モード」に没入し、作家の脳を追体験する4時間半 上手な文章を書こうとすればするほど、書けなくなるのはなぜでしょう? 人に伝わる文章を書こうと思っていても、いざパソコンや紙に向かうと余計なルールや思考(「うま

          【2024/1/28】5感で書くクリエイティブ・ライティング講座

          12月9日(土)11:00-コロナ陽性で帝王切開になったお母さんのためのお産の振り返り会 @オンライン

          コロナ禍によって大きく変わった妊娠出産のあり方。 中でも、多大な影響を受けたのが臨月でコロナ陽性判定を受け、隔離、帝王切開、母子分離を経験したお母さんたちでしょう。私自身、41週1日で陽性判定を受け、無症状のまま隔離、強制帝王切開と5日間の母子分離を経験しました。 WHOの基準では、コロナ陽性妊婦への帝王切開は推奨されていないにもかかわらず、コロナ流行から2年経った昨年でも約半数の病院で帝王切開が行われていました。 モヤモヤを抱えたまま、同じような経験をした人が周りにお

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          この時代に子を産むことにモヤってる全ての女性へ

          「異次元の少子化政策」なんて大層なことぶち上げた割に、蓋を開けてみれば上半期の出生数は過去最低の37万人。この数字に「当然だろ」と冷ややかな目線を送るみなさんも「えらいこっちゃ」と慌てるみなさんもこんにちは。 今日は皆さんに読んでもらいたいエッセイがあり筆を取りました。 私の新刊「わっしょい!妊婦」です。   この本ね、めちゃくちゃ面白いです。 自分で言うなよ!って思った人いたでしょ? そうですよね。作家が自分でこういうこと言うのって本来なら良くないんですよね。で

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          出生前診断を受けた。これって優生思想なの?

          受ける?受けない?出生前診断 東京オリンピック真っただ中の2021年8月初旬、私たち夫婦は悩みに悩んでいた。 妊娠10週に入ったお腹の子の出生前診断を受けるか否かについて、である。 出生前診断というのは、ざっくりいうとお腹の子に生まれつきの異常がないかどうかを調べる検査のことである。21トリソミー(ダウン症候群)、18トリソミーをはじめとした染色体異常や、見た目の異常、脳や心臓の異常など、さまざまなことがわかる。 ちょうどその頃、DaiGoという人がYouTubeでホー

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          【短編】ピンクの象が窓から(改稿版)

           ピンクの象が窓からじいっとこちらを見つめている。私は負けじと彼を見つめ返す。彼はゼラチン質のねばねばした何かでできていて、窓枠(もう何年も、誰も塗り替えていない)にベタベタとくっついて、なかなか離れそうにない。私は手を伸ばし、ノブを押し上げて窓を開け、彼に触ろうと試みる。けれど背の低い私の手は、頭のはるか上のノブまで届かない。私がそうしている合間にも彼は絶え間なく私を見ている。部屋の角のクリスマスツリーに巻きついた豆電球がピカピカと輝いて、彼の半透明の体にその蛍光緑の光が混

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          2021年、買ってよかったもの&課金してよかったサービス

          生活が豊かになったガジェットorツール部門 /Anker Nebula Capsule II今年イチ買ってよかったと思うのがこれ。Nebulaのプロジェクター。 我が家にはテレビがありません。けど、NetflixやYoutubeを大画面で見たい。そんな時に大活躍してくれます。 画面サイズや置く場所も調整できる上、Wifiに自動接続でワンタッチで動画サービスサイトに接続できる。 天井に映して寝っ転がりながら映画鑑賞、なんてこともできちゃいます。 最初は寝室で使う予定でしたが

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          人生で初めてストリップ劇場に行ったら、全ての女性器を好きになれた話

          突然ですが皆さんは女性器が好きですか? 私はあまり好きではなかった。 ついこの前、四国最後のストリップ劇場で他人のナマの女性器に直面するまでは。 11月17日 「道後クリエイティブステイ」に参加するため道後温泉に到着。 道後と言えば四国最後のストリップ劇場がある。その名も「ニュー道後ミュージック」。 最初その名前を聞いた時はミュージックバーか何かかと思ったが、昼はうどん屋、夜はストリップ劇場という珍妙な営業形態をしているらしい。 私はストリップを見たことがない。なんと

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          母校の成蹊高校で「SFプロトタイピング」を実施して分かったこと

          母校の成蹊高校にてSFプロトタイピングのワークショップを行いました。 同じく卒業生で、WIRED.jpなどで編集者として働く岡田弘太郎さんとの共同開催です。 高校でSFプロトタイピングのワークショップが開催されたのは、全国で初めてではないかと思われます。 参加者は生徒、卒業生、先生方の14名。 まず「2050年の社会は今とどう変わっているか?」について各自の予測を持ち寄り、次に「あなたが2050年の成蹊高校の校長だったらどんな学校にしたいか」という切り口で議論を重ね、

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          なぜNFT?ーSF小説「ピュア」と、2つの異なる未公開英訳版のNFTを同時出品する理由

          短編SF小説「ピュア」とその英訳版のNFTをOpenSeaのオークションで入札開始しました。 日本文芸の翻訳家が「食える」ようにすること。 それを通じて、日本文芸・文学と世界の接点を増やすこと。 それがこの世界で初の日本人の商業作家による短編小説NFTの発売、及び英訳版NFTの発売に寄せる思いです。 本作、短編小説「ピュア」のNFTは、日本の商業作家が過去作品をNFTとして出品する初めての例です。また、世界に一つしかない、未公開の英語翻訳版を同時販売することも、もちろん世

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          Why NFTs?-Author's Statement about Japanese first SF novel NFT"Pure" translated in English

          Why NFTs? Pure is a love story set in a world where women can’t get pregnant unless they eat their male partner after sex. This short story was first published on Hayakawa Publishing’s online blog in 2019. It attracted significant attentio

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          【10/31】5感で書くクリエイティブ・ライティング講座(満席・キャンセル待ち受付中)

          東京・金沢・名古屋・京都で開催し、「自分の書きたい作品がのびのびと書けるようになった!」「創作活動が楽しくなった!」とご好評いただいていた文章ワークショップ「5感で書くクリエイティブ・ライティング講座」のオンラインバージョンを、10月31日(日)に開催いたします。 「創作モード」に没入し、作家の脳を追体験する4時間半 上手な文章を書こうとすればするほど、書けなくなるのはなぜでしょう? 人に伝わる文章を書こうと思っていても、いざパソコンや紙に向かうと余計なルールや思考(「

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