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早送りボタン押さないでよ

こんにちは!ななです。

突然ですが、私の休日はだいたい午前10時〜12時に始まります。

夜型人間なのでその前日はめちゃくちゃ夜更かしをしてしまうんです。

朝起きるのが遅いと何が問題かって、
1日が短く感じてしまうことなんですよね。

起きた時にはもう昼前だったりすると、なんだか損をしている気持ちみたいになるんです。
だからといって、早起きもあまりできないんです笑
(朝型とか夜型とかは遺伝子で決まっているらしいです)

で、朝起きる時間帯に関係なく最近というか20歳になってから、
時間の進む速さが加速してる気がするんです。

ついこの間まで夏休みだったのに、もう秋学期始まっちゃって、あの2ヶ月はどこに消えた?って感じです。

子どもの頃はあんなに1日が長くて濃かったのに、今は短くて淡白です。

まるで誰かが私の人生の早送りボタンを押しているみたい。

このままだとあっという間に時間が過ぎていって、人生がスカスカのまま死んでしまうんじゃないかと不安に感じることもあります。

そして考えてしまいます。

私の走馬灯には何が映るんだろうって。
もしかしたら何も映らないんじゃないかって。

でも、実はその早送りボタンを押しているのは紛れもない私自身なんですよね。

ってことをある本を読んで自覚しました。

その本がこちら。

時間過ぎるの速くてマジやばいと思ってAmazonでポチりました笑

本の感想としてはとても分かりやすくて有益な本でした。

時間に追われる人のためのビジネス書としても、認知心理学の入門書としても読める良書だと思います。

少しだけ内容を話しますね。

基本的に、体感時間には代謝情報量知覚される出来事の数が関係しています。

代謝が低い朝や夜の時間帯は時間が速く感じ、代謝の高い昼間や夕方は時間が遅く感じるらしいのです。

あと、光や音、空間など「量についての情報」がより多い、より大きいと感じると時間は遅く感じるというのです。

つまり、明るくて音が大きくて広い場所とかにいると体感時間は伸びるらしいのです。

そして、最後に知覚される出来事の数も重要です。

子どもの頃より大人になってからの方が時間が速く感じるのは、新しく体験する出来事の数が違うからです。

知覚される出来事の数が多いと体感時間は伸びるのです。

大人になると、現状維持バイアスがかかり、毎日毎日決まったことしかせずに、自分の世界の中に閉じこもってしまいがちです。

でもそれだと自分で人生の早送りボタンを押しているようなものなのです。

大人になってからも新しい体験をすることはできるはずです。

他者と触れ合うのだって新しい体験です。
それは人だけじゃありません。
知らないもの、避けてきたもの全部です。

私は今年の夏休みはあまり外出してませんでした。自分自身の殻の内にどうやら閉じこもってたみたいです。

もっと毎日新しい発見と刺激に溢れる生活をこれから志していきたいものです。

そしたら、時間だって長く感じ、人生の最後に密度の濃い走馬灯を見られるかもしれません。

本当に走馬灯があるのかどうかは分かりませんが、私はそれを見てみたいです。

監督は私で、観客も私の走馬灯。
そして1回きりの特別上映。

その走馬灯だけは絶対に早送りさせたくはありません。


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