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N°1 フランコフォニー文学の旗手、ファビエンヌ・カノールの代表作 『腐葉土』
今回は2016年にフランス・ガリマール社から刊行されたファビエンヌ・カノール著『腐葉土』の紹介です。
私がパリ大学で文学を専攻していた頃、授業の中でたまたま出会ったのが、この作品でした。まだフランス語で作品を読むことさえ必死だった当時、その「フランス語」の概念を覆すようなエクリチュールに頭を思い切り撃たれたような感覚を受けたのを鮮明に覚えています。
ショッキングで、詩的な激しさという魔力を持った
今回は2016年にフランス・ガリマール社から刊行されたファビエンヌ・カノール著『腐葉土』の紹介です。
私がパリ大学で文学を専攻していた頃、授業の中でたまたま出会ったのが、この作品でした。まだフランス語で作品を読むことさえ必死だった当時、その「フランス語」の概念を覆すようなエクリチュールに頭を思い切り撃たれたような感覚を受けたのを鮮明に覚えています。
ショッキングで、詩的な激しさという魔力を持った