491.書くnote58.「コメントって優しい言葉がよく似合う」コメント論⑩
「コメントって優しい言葉がよく似合う」コメント論⑩
言葉って、とてもむずかしい。
理路整然と伝えても、正しいことを言っても誤解されてしまう。
これは、SNS等の世界とnoteの世界はまるで違う気がする。
それはnoteの場合は、クリエイターさんたちの作品の公表の場だからです。
作品とは「創作されたもの」「独自」「オリジナル」のものだからです。
また、文章が上手いとか、下手だとか。絵が素人っぽいとか、表現方法がおかしいとか、文法が間違えているなどという指摘noteもある。
それはそれで必要な事ですが、みんながみんな同じ文法の型にはまってしまったらそれこそ、オリジナルティを失ってしまう気がします。
例えば漫画家やイラストレータ、写真家さんたちのアシスタントをして修行したとします。確かに上達は早いですし、きっと上手くなるでしょう。
直接先生の指導を受けるのですから当然かもしれません。
しかし、自分がその先生のところを離れて独立するときに困った問題が生じる場合もあります。それは、その先生と同じになってしまうことです。
つまり、似てしまうのです。
こうなると、なまじの修行で、自分らしさや自分の独自性、オリジナルティを失ってしまう怖れが出てきてしまいます。
これが伝統芸能や芸術の場合は違いますが、どうしても似てしまうのです。
しかし、それは止む得ません。
どうしてかと言えば、作風や思想、考え方、技法や技術を教わってきているのですから、そう簡単に学んできた習性、習慣なと簡単には取り去ることがむずかしい。
私の友人は、ある漫画家のアシスタントを数十年してきました。
そのためどうしても先生の漫画に似てしまいます。
知らない人が見たらその先生の漫画のパクリに思われてしまうくらい上手いのです。
そのため、彼は諦めて、左手で描くようになったそうです。
余談ですが、せっかくの「自分らしさ」を失うのはもったいない気がします。
その点、このnoteの世界はそんな先生の弟子ではありませんし、自分の思うままが、そのまま「自分らしさ」となるのですからそれはまた素晴らしい世界だと思います。
本題から少しばかりズレてしまいましたが、「コメント欄」のトラブルのほとんどは、「言い方」「伝え方」にあるような気がします。
ぶっきらぼうなコメント、
心を感じないコメント、
事務的なコメント、
冷たいコメント、
言葉がきついコメント、
命令調のコメント、
あきらかに自分は専門家だというコメント、
人を下に見るコメントなどです。
そんなコメントはいらぬおせっかい。
誰も求めていないコメントです。
つまり、不必要なのです。
誰も、人のコメント欄で自分を主張したとしても誰も評価などしません。
コメント欄はそのコメントをする人たちの「人間力」の集まりです。
コメントした人の考え方や、思い方、気持ちや思いやり、共感の場です。
そんな人たちのコメントは何度見ても「優しさがあります」、
どうでしょう?みなさんもお分かりだと思います。
優しくてあたたかくて思いやりのあるコメント欄って学びの場にも思いませんか?
今、note作品も素晴らしいですが、コメント欄も素晴らしい作品群に思えます。
※さて、今回からは皆さまに感謝を込めて、過去作品ですが。「noteと著作権・noteの著作権」として、毎回、お役に立ちますよう5作品ずつご紹介いたします。もうすぐ600作品超えてしまうとバックナンバーから消えてしまいますので、(自分の「記事」には残ります)消える前に5作品ずつ掲載することにしました。その後は過去記事のバックナンバーマガジンを作成して保存します。それまでお時間がありましたら「著作権の基本編」をお読みください。みなさまのお役に立てば幸いです。
ラインスタンプ新作登場~
「noteと言う世界」第2章「書くnoteの世界」シリーズを少しずつ始めましたのでどうかお読みください。
また、日々、拘束されている仕事のため、また出張も多く、せっかくいただいているコメントのご返事。お問い合わせメール、お手紙等のお返事がかなり遅れています。しかし、必ず読ませていただいて、翌週には必ずご返事させていただいていますのでどうかお許しください。
では、また(月)(水)(金)にお会いいたしましょう。
いつも読んでいただいて心から感謝申し上げます。
※本内容は、シリーズ「noteの世界」というテーマで著作権等を交えて解説、感想及びnoteの素晴らしさをお伝えしていく予定です。
私たちの著作権協会は市民を中心としたボランティア団体です。主な活動は出版と講演会活動を中心として全国の都道府県、市町村の「著作権・肖像権・SNS等を中心」にお伝えし続けています。皆様から頂いた問題点や質問事項そのものが全国で困っている問題でもあり、現場の声、現場の問題点をテーマに取り上げて活動しています。
それらのテーマの一部がこのnoteにしているものです。ぜひ、楽しみながらお読みください。
noteの世界は優れたアーティストの世界です。創作した人たちにはわからないかも知れませんが、それを読む人、見る人、聴く人たちがリアルに反応してくれる場所です。もし、本格的なプロの方々が参入してもこの凄さには勝てないかもしれません。プロもマネのできないnoteの世界。これからも楽しみにして皆様のnoteを読み続けています。
私たち著作権協会では専門的なことはその方々にお任せして、さらに大切な思いをお伝えします。
本内容は、全国の都道府県、市町村、学校、NPО団体、中小企業、noteの皆様、クリエイター、個人の方々を対象としているものです。また、全国の職員研修での講演先のみなさまにもおすすめしています。
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