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伝統芸能 記事まとめ

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伝統芸能について書かれた記事をまとめていく公式マガジンです!主にハッシュタグ「#伝統芸能」が付けられている記事を自動で追加し、紹介していきます。
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2023年5月の記事一覧

お稽古場探訪⑥【辰巳和磨 先生】鳩森八幡神社の能楽殿

宝生流能楽師の先生とお弟子さんに 能を「習うこと」の魅力をお話いただきます。 「能を習ってみたいけど、誰に習ったら良いか分からない。 先生の雰囲気を知りたい。 稽古場の情報を教えてほしい。」 という方はぜひご参考にどうぞ! 第6回目は 辰巳和磨(たつみかずま)先生です。 鳩森八幡神社の能楽殿でのお稽古についてお話を伺いました。 ──和磨先生の稽古場情報を教えてください。 私の会は「宝珠会」(ほうじゅかい)と言いまして、月に3回、火曜日に鳩森八幡神社の能楽殿でお稽古して

伝統芸能の祖・秦河勝公翁に奉納する御神酒「宿神」糺すの森へ(芸能に於けるシャーマニズムの解体)

三輪・大神神社の境内に、世界で唯一の杜氏の神さまを祀る活日神社があります。祀られているのは、高橋活日命という実在した最古の杜氏です。『日本書紀』には、第10代・崇神天皇は国中で疫病がはやっていたとき、夢で大物主大神から『天皇の子孫を祭主にし、酒を奉納しなさい』と言われ、酒造りの名人だった高橋に酒を造らせて奉納しました。すると疫病は去ったそうです。高橋活日命は『これは私ではなく、大物主大神が醸された神酒です』と詠んだと伝えられています このようなお話しが秦河勝の生誕の地・三輪

「祭り」の変化、「芸能」の歴史。

神への捧げものから生まれた日本文化 episode2 古代から現代に至るまで、神に捧げられてきたものたち。それらの意味を見つめると、捧げられたものの歴史や日本の伝統文化の素顔を知ることができる。 第2回は、神楽などの舞をはじめとした「芸能」を取り上げる。 神話と芸能の関係 歴史書から見える変遷  古くから行われてきた、神楽や舞楽。これらの伝統的な芸能も、ルーツは神をもてなすことにあった。  それを示すのが、『古事記』や『日本書紀』が伝える「天石屋戸(あめのいわやと)

鉄印帳旅(オガーレ) #273

前回からの続きです。 オガーレ男鹿駅の前はとても広い広場となっていました。 美味しそうなお店は行列ができてました。 レンタサイクルとかを案内している人たちに近づいてちょっと話をしたら、飴ちゃんくれました。 ちょっとよく分からない謎のオブジェ。 貨物の線路が男鹿駅からまだ先に続いてたということを残している鉄道遺産みたいなもの? GWなのでレストランはとんでもない行列になっていました。 道の駅「オガーレ」は2018年にオープンしたらしいので5年経ったぐらいですかね。

舞踊家のボディケアとトレーニング

踊りは身体を使う立派な運動です近年は体幹トレーニング、体幹が注目されるようになり、身体の鍛え方が劇的に変化してきました。 足、腕などと見える部分を鍛えるところから、身体全体のつながりを意識する、理にかなった方法だと思います。 これにより、スポーツ選手の選手寿命は飛躍的に伸びました。 翻って日本舞踊家ですが(笑)、私の師匠を思い出しても”ケア”とか”鍛える”とかいうワードは聞いたことがありません。 でも、ある年齢を過ぎると、”ひざが”とか”腰が”とか言い出すんですね。

推しと同じ仕事をしています

星野リゾートスタッフの生泉です。 繫忙期であるGWが明けたのでnote活動再開です。ご来館いただいた皆様、ありがとうございました。 そしてすべてのホテルマン、観光業界の皆様、お疲れ様でした。一息つけていますように。 私は月末にミニ自作GWを設けました。楽しみです。 突然ですがSnowManのファンです! 彼らが主演を務める舞台「滝沢歌舞伎ZERO FINAL」を観てきました。 星野リゾートの温泉旅館「界」では伝統工芸や文化を楽しむ「ご当地楽」を毎日開催しています。 鹿

【文楽×現代音楽】KYOTOPHONIE Borderless Music Festival 鑑賞レポート

「KYOTOPHONIE Borderless Music Festival」。 ワールドミュージック、現代音楽、クラシック、電子音楽にストリートミュージックなど様々なジャンルや国境を超え、選りすぐりのアーティストによるライブ演奏を楽しめる国際的な音楽フェスティバルだ。 6日(土)ピアニストの中野公揮さんと、人形浄瑠璃文楽座の人形遣い吉田簑紫郎さんとのコラボレーション『Out of Hands』がロームシアター京都で上演された。 現代音楽の最前線で活躍する中野公揮さん。 フ

国立能楽堂開場40周年記念「能楽鑑賞教室 in 大手町」レポート

皆さんは、「能」または「狂言」をご覧になったことはあるでしょうか。 今年9月に開場40周年を迎える国立能楽堂(東京・千駄ヶ谷)では、様々な公演が開催されています。その内、6月に開催される「第40回能楽鑑賞教室」(6月20日[火]~24日[土])にご出演のシテ方金春流能楽師の山井綱雄さん、狂言方和泉流能楽師の奥津健太郎さんとご子息の奥津健一郎さんが、「はじめてでも楽しめる能と狂言の実演とおはなし」と題して、ランチタイムの大手町のオフィスワーカーを前に、能楽の魅力を伝える約25

文楽と会社経営

先日、ご縁を頂き、とあるお店で文楽を目の前で見る機会がありました。 その場のご主人と文楽の関係者の方々と長年のお付き合いから、一度お店でご披露を、となったとのこと。演目は「寿式三番叟(ことぶきしきさんばそう)」と「艶容女舞衣(はですがたおんなまいぎぬ)」の演目のダイジェスト版。 「寿式三番叟」は、五穀豊穣を祈る意味から、お祝いの時や開幕に際して演じられるもののようで、華やかで躍動感のある人形の動き。 一方、「艶容女舞衣」は世話物と呼ばれているようで、主人公の「お園」の恋

聖徳太子・空海・平清盛は、ペルシャ系レムリアン?

聖徳太子・空海・平清盛はペルシャ系レムリアン? 聖徳太子の母の名前には 穴穂部間人(はしひと)皇女埿部(はしひと) 穴穂部皇女はしひと→波斯(はし=ペルシャ人) 太子最古の記録 「上宮聖徳法王帝説 じょうぐうしょうとくほうおうていせつ」 によると、太子の母親の名前は 「穴穂部間人あなほべのはしひと」とあり 実は、この「はしひと」と言うのが、 聖徳太子がペルシャ人であるという説を 展開させているのです。 一説によると「はしひと」というのは、 ベルシャ人を「パルシーグ

平成5年4月文楽公演「妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)」国立文楽劇場 2023年4月20日

大阪まで遠征行ってきました!これまで遠征は新幹線でしたが、今回初めて飛行機で。マイレージが溜まっていたのですが、週末でも席が取れるので意外と便利だな、と。(昔よりもマイレージが使いやすくなっているような・・?)飛行機だとせわしないですが、安さには代えられない、ということで、これからも遠征用にマイレージを貯めていこう、と思っています。 ところで、4月公演は、私にとっては、特に見たかった演目。 「妹背山婦女庭訓」は、小説「渦」を読んでから、ぜひ見たいと思っていました。 今回