ねむみえり

1992年生まれ、東京出身のフリーランスのライターです。時々詩を書きます。

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ねむみえり、とは?(2024年10月更新)

【はじめに】はじめまして、ねむみえりと申します(ねむみが名字で、えりが名前です)。 長いことインターネットに親しんできたのに、まともな自己紹介ページもないな、ということで、簡単ですが作ってみました。 追加情報があれば、随時更新していくつもりです。 誰だっけ?と思ったら、ここを見てもらえると大体分かるはず、です。 【何者なのか】東京在住の1992年生まれ、フリーのライターをしています。 興味関心が強い分野は、 ・カルチャー(主に本、舞台、ラジオ、お笑いなど) ・ケア(メン

    • 保健室で泣いていた15歳の私のために生きてる #2

      ねむみえりです。 普段はフリーランスのライターとして仕事をしています。 これを書こうと思ったのは、ずっと続けているカウンセリングで、「えりさんのような学生時代を送っている人が読んだら、希望になるかもしれない」と、カウンセラーの先生に言ってもらえたことがきっかけです。 なので、私は15歳の私(保健室登校を始めた歳)に向けて、未来から手紙を送る気分で文章を書いていこうと思っています。 高校はひたすらに出席数との戦いでした。出席が足りないと単位がもらえないから、当時の日記を見返す

      • 保健室で泣いていた15歳の私のために生きてる #1

        ねむみえりです。 普段はフリーランスのライターとして仕事をしています。 これを書こうと思ったのは、ずっと続けているカウンセリングで、「えりさんのような学生時代を送っている人が読んだら、希望になるかもしれない」と、カウンセラーの先生に言ってもらえたことがきっかけです。 なので、私は15歳の私(保健室登校を始めた歳)に向けて、未来から手紙を送る気分で文章を書いていこうと思っています。 中学3年生の修学旅行までは行っていたから、学校に急にいけなくなったのは、文化祭が終わったあたり

        • 自分を快適な状態に置くことの難しさ

          ついこの間、ニトリで涼しくて重い布団を買いました。季節の変わり目は特に眠りが浅く、ある程度重い布団は安眠をもたらすという話をどこかで聞いたのと、単純に夏用のちょうどいい布団を持ち合わせていなかったからです。 涼しくて重い布団を買うのは、結構悩みました。眠りが浅いとか、そもそも夏用のちょうどいい布団がないというのに、その不便さを前にしても、でも去年買ったタオルケットを被ればいいんじゃないか……とかどこかで言い訳をして、買うのを引き止める自分がいました。 結局、いい買い物をし

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        ねむみえり、とは?(2024年10月更新)

          好きなことをしても疲れていい(ということを発端としたあれこれ)

          人と話したり、Podcastを聴いたりしていて、自分の中でずっともやもやしていたことがまとまった。 1つ目。 私は好きなことをしているなら、疲れてはいけないと思っていた。 それは遊ぶのもそうだし、仕事もそう。好きな舞台を観に行ってヘロヘロになってもいけないし、文章を書くという好きなことを仕事にしてるから疲れたと思っちゃいけないと思っていた。でも実際は疲れる。そりゃ何かすりゃ疲れるのは当たり前なのだけど、私はそれが許可できなかった。要因として考えられるのは、子供の頃から遊び

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          好きなことをしても疲れていい(ということを発端としたあれこれ)

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          感情の常連客

          「感情の常連客」というワードは、今日参加した、演じないワレモロWS『話しづらい話をしようの会』で、私が話した言葉を受けて、他の参加者の方が言ってくれたワード。それをお借りしてタイトルにしました。 私にとって、「死にたい」という感情は常連なのです。夜に気を抜いたりすると、ふっと希死念慮がやってきて、どうする?と言ってくる。どうする?じゃないのよ。でもそれは毎回しっかりした重さでやってくる。だから適当な軽い「死にたい」ではないのも本当。ただ眠って逃げて、翌日になると大体すっかり

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          高い煙突を眺める

          アパートからゴミ処理場の高い煙突が見える。ふとした時、夜が多いけど、部屋に入る前にその高い煙突をしばらく眺めることがある。 開けた景色の中に高い煙突がぽつんと建っている様子は、なんだか見入ってしまう。それから、高島平の団地のことを思い出す。 自殺をテーマにした卒論を書いたときにあらゆる本を読んでいたのだけど、高島平の団地の話もその中にあった。団地ができた当時、そのあたりはすごく開けていて、団地の存在感がとてもあったらしい。 私が住んでいるところはそんなに高層マンションが

          高い煙突を眺める

          ホットミルクに角砂糖を入れる

          中学生の時に、仲良くしていた先輩からLUNKHEADの『月と手のひら』というアルバムを貸してもらったことがある。『体温』という曲がすごく私のようだと言われて渡されて聴いて、先輩からは私がこのように見えているんだなと思って、多分少し泣いたと思う。 それからもう15年ぐらい経つけれど、今でもふと思い出したときにそのアルバムを聴いている。特にお気に入りなのが、アルバムタイトルになってる『月と手のひら』。少し寒くなり始めると、寝る前に聴くことが多くなる。 私は相変わらず「寂しい」

          ホットミルクに角砂糖を入れる

          高校を辞めた日は快晴だった

          高校を中退した日はすごく晴れていて、穏やかだったことを今でも覚えている。これでようやくモヤモヤした毎日から自由になれたのだと思った。 中学受験をしてそれなりに頑張って入った学校に行けなくなったのは中3の秋頃からで、それが一体何をきっかけに始まったのかはあまり覚えていない。教室に入れなくなって、制服を着られなくなって、徐々に学校に行けなくなっていった。 高校は繋がっていたので進級することはできたけれど、学校に行けないという問題は解決していなかったので、時間割と欠席日数を突き

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          明日以降の自分のために寝る

          夜になると途端にいつ寝たらいいのか分からなくなってしまう。日中は、眠気の限界が来て何も進まなくなったら、今やっても効率が悪い〜と言って昼寝ができるのに、夜になるとすっかり分からなくなる。あの仕事をやったほうがいいんじゃないか、ということが無限に出てくる。 この癖は10代の頃からあって、まだみんな勉強してるんじゃないか?眠るには早すぎるんじゃないか?と思い、2時になっても3時になっても寝るタイミングが掴めなかった。それで朝の6時とか7時には起きて学校に行っている時期もあったの

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          ままならぬ心身との付き合い方

          心身ともに言えることなのだけど、何か調子を崩しているなというときに、物理的な環境がストレス因子だったりすることが多いことに最近気付いた。 例えば、今の季節は部屋の湿度がストレス因子になっていることが多い。なんか息がしづらいとか体がだるいとか、とにかくしんどいという時に湿度を確かめてみると、70%台になっていたりする。そこでようやく、この湿度の高さがあるから、今不快になっているんだと気付く。それまでは不快というより、自分の身体の異常としか把握できない。数値を見て初めて不快なの

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          仕事を少し休んで分かったのは、自己卑下の有害性

          予兆はあった。どうやったら人に迷惑をかけずに自分がいなくなれるのだろうか、という考えがずっと頭の中にあり、仕事をしている間は忘れられたが、仕事を終えた瞬間に、待ってましたとばかりにその考えが襲いかかってくる。気晴らしにと近くのコンビニまで歩いていくのも無駄。歩けば歩くほど、頭の中の考えは具体的にマイナスになっていき、帰宅する頃には何度も繰り返し出してきた答えにいきついた。 それで、またある日、心が折れてしまった。2021年のちょうどこれぐらいの時期に1度明確に心を折っている

          仕事を少し休んで分かったのは、自己卑下の有害性

          頭いっぱいいっぱい、文章編

          この私が、というのも変な話なのだけど、この私がほとんどTwitterを見ていない。というか、見られなくなってしまった。 文章を読むのは好きだから、noteとか個人的に読んでるブログとかは読めるときに読むのだけど、Twitterはなんだか、情報が波のように襲いかかってきて、しかも文字が頭の中で大きめの声で聞こえてくるので、今ちょっと私には無理です!!ということが格段に増えてしまった。 私は文章を書く仕事をしているけれど、その割に脳内の文字処理キャパシティが多分そんなにないので

          頭いっぱいいっぱい、文章編

          まだ回避したいターン

          大体週1で、曜日はランダムで、夜にパニック発作に襲われている。昔から定期的に襲われていることなので、ああまた来たのか、と最初のうちは思える。ただ、とはいえ発作なので、呼吸が上手くできなくなり、ものすごい恐怖に襲われて、このままでは死ぬと確信するところまで、数分のうちに転がり落ちていく。 自分を落ち着かせるためにあらゆる手段をとりながら、「死んじゃう死んじゃう」と何度も言っている。その時に、あ、私って死にたくないんだな、と思う。なんだよ、あんなに死にたいと思ってる時もあるのに

          まだ回避したいターン

          強い約束が選べない

          居場所、とか、どこかに属する、ということについて、最近よく考えている。人が結婚したということを聞いたり、誰かが会社での上司との話をしていたり、劇団で1つの作品を作り上げているのを見たりするときに、ふ、と、考え始める。 私はどこかに属するということに憧れを持ちつつ、多分苦手なんだろうなと思う。そういう意味でいうと、今のフリーランスという働き方は、自分にすごく合っているのかもしれない。 属するというのは、誰かと強い約束を結ぶことだと思っていて、それは別にフリーランスだって、案

          強い約束が選べない

          世界で一番安全な場所を作る

          ちょっとしたことが積み重なった結果パニックを起こし、その勢いのまま友人宅に逃げ込んだのが11月中旬、30歳になる1週間前ぐらいの頃だった。そこから3ヶ月ぐらい友人宅にお世話になって、ようやくそこを離れても安全な場所が確保できる状態になった。 2022年はとにかく母親との関係について考えることが多かった。何故コミュニケーションが上手くいかないのか分からなくて、それがどんどんひどくなっていった結果、私は母親が階段を上がってくる足音が聞こえると緊張し、ギリギリの頃はオンラインのカ

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