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写仏のススメと(え)の短歌
今日は写仏の日。
前回「万治の石仏」を写仏したあと、つぎはなぞり描きの仏さまにしよう!(ラクだし)と思っていたのですが、肝心の素材がないのでひとまず断念。
さてどうしようかと部屋をぐるりと見回してみると、
ん?
あれに仏像いっぱいのってたよな・・
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2年前発刊の「古寺行こう」シリーズ
全40巻のうち、奈良のお寺が取り上げられた12冊を集めました。(しかもバックナンバー取り寄せまでして笑)
で、こちらの本をパラパラしていたら、いましたよ~
可愛らしい仏さまが。
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これは、お釈迦さまが生まれたときの姿を現した「誕生仏」
お釈迦さまはお母さんの右わきの下(!)から生まれてすぐに歩き、七歩目で立ち止まります。そして右手で天を、左手で地を指し、
『天上天下 唯我独尊』
(人はみんな、かけがえのない大切な存在であるという意味)
と言ったそうです。
生まれて間もないお姿なので、とてもふくよかで可愛らしい。
これなら私にもかわいく描けるかも?
では、さっそく始めましょう。
つきふねの、~3時間写仏~
(BGMは3分クッキングの音楽でお願いします♪)
<用意するもの>
・仏像写真の拡大コピー
・トレーシングペーパー
・清書用紙
・筆記具
・お香(あれば)
<写仏のしかた>
①
まず下準備として、場を整えるためにお香を焚きます。
最近のお気に入りはこちら
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②
次に、トレーシングペーパーで仏の姿を写します。
はじめは鉛筆で、その上からマッキーでなぞります。
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③
つづいて、更にそれを清書用紙へと写します。
はじめは鉛筆で、その上から毛筆の筆ペンでなぞります。
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④
最後に、桜模様の一筆箋にしたためた(え)の短歌を添えれば、
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どうですか?
このくらいなら自分にもできそう、と思いませんか?
腕のなぞりを失敗し、若干おかしなことになっていますが、まあいいでしょう。自分で言うのもなんですが、前回よりはかなり成長していると思います!
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細々としたことも含めておよそ3時間くらいかかりましたが、写仏しているあいだは日頃あまりないくらい集中していました。無心で描いていたと思います。
これぞ、写仏の醍醐味ですね。
◇ ◇ ◇
そして、次回の写仏は~
東大寺の北に佇む「五劫院」の御本尊
マニアの方であればきっとご存じでしょう、あの髪型の阿弥陀さまを描く予定ですよ。
どんなことになってしまうのか、どうぞお楽しみに。
ー以上、note写仏部(いやし系担当部員)の活動報告でした☺
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