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ピーター・ボゴジアン (著), ジェームズ・リンゼイ (著), 藤井翔太 (著), 遠藤進平 (訳) 『話が通じない相手と話をする方法』【基礎教養部】[20240624]
はじめに 私は自動車業界の営業職として働いている。そのため日々、社内外問わず様々な方とコミュニケーションを取っている。コミュニケーションを取ること自体は学生時代から苦手ではなかったが社会人になってからは学生時代よりも遥かに多くの、また幅広い年代の人達とコミュニケーションを取る機会があるため学生の頃と同じようなコミュニケーションの取り方では通用しなかった。そのため自ずとコミュニケーションについて学ぶことになったのだが、その中で私が教わったり学んできた初対面の人と話す際のコミュ
エレーヌ・フォックス 『SWITCHCRAFT 切り替える力 すばやく変化に気づき、最適に対応するための人生戦略』【基礎教養部】[20240131]
今回のnote記事で扱う本のタイトルは「SWITCHCRAFT 切り替える力 すばやく変化に気づき、最適に対応するための人生戦略」である。タイトルから分かる通り自己啓発書に分類される本である。「自己啓発」そのものに関しての私の考えは約3年前に書いた下記の記事で述べている。 自己啓発に対する考え方は3年前と今も変わってはいないのだが、今回は本書「SWITCHCRAFT」と数年前に流行った「GRIT」という概念との対比という視点から話をしたい。 「GRIT」とはGuts(闘志
ジェイラボオープンワークショップ(座談会)#02 準備記事「Think difficult ! を6年間読んできた私視点で」
今回のオープンワークショップ(座談会)は所長のnote記事「Think difficult !」について扱う。概要や記事の背景は所長に任せるとして、私視点での「Think difficult !」ととの関わりを書いていく。 この記事に出会ったのは6年前くらいだった。今はnote記事として掲載されているがそれより前から記事自体は別サイトで公開されていた(補足するとその時はまだ「Think difficult !Final」までは完結はしていなかった)なのでジェイラボのコミュニ
ジェイラボワークショップ第67回『リベラルアーツ輪読WS版』【哲学部】[20231030-1112]部長総括#JLWS
今回のWSは哲学部で現在行っている、石井洋二郎 •藤垣裕子(著)「大人になるためのリベラルアーツ」を題材とした輪読(リベラルアーツ輪読)をWSの場で取り組みました。 WS内のクエスチョンを作る準備段階で「フォーマットを作ってそれに沿って回答してもらい、各個人の主張や価値観の差を汲み取りやすくすることで今後のジェイラボ内での議論を司会していく上での質問作成の幅を広げられるのではないか?」という意見が部内で挙がったことに関連して「型」について今回の部長総括では思考していこうと思い
ジェイラボワークショップ第62回『「働く」ということについて』【哲学部】[20230821-0903]部長総括#JLWS
今回のWSは私が大学3年生の頃に悩んでいた「働く」ということについてなるべく当時の自分の思考を再現しながらロールプレイという形式でWSを進行しました。 WSを進行する中で感じたことは「当時の自分と今の自分では驚くほど考えていることが変わっている」ということです。 これは今回のWSを進行する中で経験しなければ気付けなかったことであり、自分自身大きな気付きとなりました。 感覚としては「当時の自分と今の自分は同一人物と言えるのだろうか」というレベルであり、時間が人の思考や思想に影響