
静かに働いて、静かに休みたい
自分の事を何だと思っているのだろう。
僕は間違った価値観の連鎖、狭い世界の連鎖から、自分を変えたい。
・
みんな、自分の親の事を何だと思っている?
自分の家族の事。
自分の好きな人の事。
自分が尊敬している正しいと思っている事。
そして、自分がなりたいと思い描く自分像について知っているのだろうか。
・
自分の事を凄いと思っている親の言う事。
自分達は間違っていない、自分たちは普通。
その親から生まれてくる子供が、まともな訳が無い。
そのまともは、正常という意味ではなく。
その程度の能で、その程度の知識で、経験も持たず何を語る。お前。
よくわかった。
これが「大人」の正体だ。
これが「親」と言われている大人たちの実像だ。
そうだ。
僕の友達も大人になった。
僕も大人になっている。
全員、糞塵愚図じゃねえか。w
よくそれでそのツラで生きてられるな。
僕は、お前にも、自分にも、それを思いながら生きてるよ。
・・
・・
ルルの散歩。
ルルがうちに来たのが去年の10月。あの我が家がバタバタしていた日だ。
そう思っていたら、来たのは9月20日の金曜日だった。
今日、ルルは初めて子供を見た。
我が家にも、僕にも、人間にも、まだ慣れていない。
初めて子供と対峙したルルは、無邪気な子供と、恐る恐るでも近寄っていく子犬だった。
「僕も頑張るよ」
と、いつもの散歩コースの川原で座り、一服して、光が今日も刺した。
最近よく鳥が僕の前で舞う。川の音も人の声も風の音も聞こえる。
「何十年も何やってんだよ俺は」
・
帰り道、ルルの足跡を見た。
初めて絵にかいたような肉球の可愛い足跡が続いていた。
ルルの歩く歩幅はまだ、ぎこちない。
まだ何も教えられていない。
ご飯を食べさせるだけ、それでもまだ慣れず大変だ。
怖がらせないようにと必死になるが、少しの物音がするだけで怖気ずいてしまって、まるで僕が犯人で悪者のように怯える。
また一からのやり直し。
こうやって、教えるのも大変。
ごめん、省略するけど、とにかくすべてが大変。
そして人間も同じ。
何度言ってもわからないし、何をしても伝わらない。
怖がらせないように、怖がらせないようにと必死になって尽くしたところで、何も知らない。
人の気持ちも、親の心も。
他人の心の声も、物事の中庸を。
・・
・・
人は死ななければ分からないのか。
いや、違う。
人は死んだところで、変わらない。わからない。
人が死んだところで何も変わらないのだ。
それ以上でもそれ以下でも、何でもなく、それだけなのだ。
人間って哀しいね。愛って悲しいね。命って、掴めないものだね。
・・
悪人が死んだからって、その人の悪事が、無かった事にはならない。
悪人が死んでも、そいつがした事が許される訳でも、赦される事も無い。
・・
死ねば、と考えるのは、愚か。
死んでも許さないという人はいる。
だから、死んだからと言って、何かが、どうにかなる話では無いのだ。
「誰か」が死んでも、「誰か」は報われないし。
当たり前のように時間や物事は過ぎれば少しづつ風化する。
・・
・・
自分が如何に恵まれているのか。
自分がどれだけ、を理解できるようになると、また変わる。
最近知り合った人。
昼の仕事と掛け持ちでしていた夜勤のアルバイトを辞めるとの話。
「夜中の仕事は疲れるし、お金もたまらなかったけど、昼間の仕事が如何に恵まれているのかを確認できたから今は昼の仕事を頑張れてる」
そう教えてくれた。
・
この感覚なんだと思う。
今、自分がいる位置や環境は、自分では気付きづらい。
でも、自分の経験が生かせて成長していると見える事が増える。
自分がいる環境が、比べて、何が良くて何が悪いのかも見えてくる。
人は環境で変わる。
けど、変るだけでは学びも経験にもならない。
毎回同じ事を繰り返して上手くいってもいかなくても変われない。
それを何周もして、死ぬまで気が付かない人間もいる。
そう言う人を僕は「動物」と呼ぶ時もある。
学べ。
今まで痛い目を見て何を学んできたんだ。
確かそんな事も、この二年くらい言っていた気がする。
・・
金を払って、また自分で壊しているだけ。
金を払ったのは私、それで間違いない。
壊しているのも私、繰り返しているだけ。
作っては壊し、壊れては自分で直し、また自分で壊す。
ただそれの繰り返しをしてるだけ。
馬鹿だから分からない。
馬鹿だから気付かないだけ。
・・
今を生きる理由。
今しか変えられないから。
今、買えないものは、買えるようにすればいいだけ。
今、手に出来ない物は、後で手に入れるだけ。
それだけ、それだけなのにね。
それも判らないのは馬鹿だから。それだけだ。
・・
凄いなと思う。
何がって、ここまで人間は簡単に手のひらを返すのかと。
自分が言っていた事をよくそこまで綺麗に忘れて、ここまで都合よく勝手に事を変えたり、押し付けて語るのか、と思う。
だから全員死んじまえと思う。
人間って、いつの時代もどこにいてもみんなが心の中、腹の中で考えて口に出して思っている事はそこまで変わらない気がする。
数年前とは違うという事は分かる。
昨日の自分と今日の自分は別、と考える言い分も分かる。
けれど、変り方に問題があるだろう。
殺されないようにしないと、人間は。
・・
・
「ここまで外資に日本企業は影響力を握られているのかと思った」
そんな他人の話から僕は思った。
貧乏は連鎖する。
馬鹿は連鎖する。
不幸は連鎖する。
そうだ、僕は
「不幸は連鎖する」
と20代の頃には、薄々気が付いていた。
それでも間違えた、その上で間違えた。
何故間違えたのか、それは経験が無いから。
無知だから。そして馬鹿だからだ。
ここから変わるのも脱却するのも、自分が最初、になるしかない。
なぜなら我が家の遺伝子は、馬鹿で障害を疑われるくらい歪。
生まれた時点でマイナスかゼロスタート。
そこを恨んでも仕方がない。
・・
・
他の事は、本当に面倒で怠い家事と買い出しとコインランドリーへ向かう道中に忘れた。置いてきたのだ。
世界とここでは書くけれど、地球の歴史から、人類の歴史から見て、今僕らが生きているこの世界は、とても小さい。
小さいとはいえ
「小さいから何だ」
と僕は返す。
地球の大きさに比べたら、空の広さに比べたら。
またそういう事を言う。
地球の大きさとか、壮大な何かと比べて、人はモノを言う。
それならば、比べるもの(対象物)の隣や近くで生活している人間は、悩みや苦労なんて無いのだろうか。
富士山のふもとで暮らす誰々さんは、悩みも苦労も人間関係も上手くいっているのだろうか。その人たちは悩みはないのだろうか。
考え事や人生に行き詰まると
「富士山と比べたら自分の悩みなんてちっぽけなもんだ」
「○○と比べたら自分の存在なんて」
と本気で言って過ごしているのだろうか。
・
「発展途上国や自分よりも貧乏や恵まれない国の人、戦争をしている国や殺し合いをしている人たちと比べたら」
と言われて、僕はいつも苛立っていた、けれど。
もし僕の近くに、そうやって生きて、一時的に僕らの近くに逃げて暮らしている人がいたら。
僕は
「この人と比べて 僕は恵まれているのだろうな」
と、少しは今は言える。
・・
誰かが言ってた。
「実家が太いから」
お前も好き勝手に生きてる。
今のお前があるのは、誰かの金で、命を繋いだだけ。
死んだ誰かの金を貰って、認知症になった家族や親族の金を使って、他人を上手く使えたと過信してるだけ。
自分より下に見える馬鹿なやつを見つけて、うまく使ったように見せかけているだけ。
本当は自分と同じレベルの、同じような傷の舐め合いをしてるだけ。
孤独な自分を誤魔化して、落ちぶれているだけ。
お前も俺も、君もあの人も、みんな、実は同じような言葉で同じような人生を送っているように見えるけれど。されど人間。群像する人生を謳え。