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子供の便秘と腸の話
便秘の定義は3日以上でないことだそうだ。
娘(小学校低学年)は、週1,2回しか出ないことも多々あった。一年に一回くらい、便がたまりすぎて高熱を出して、病院に駆け込むことがあるほどだった。
母としては、少しでも早く治してあげたいのだが、食生活や栄養面、運動でアプローチしてずいぶんよくなってきてはいるが、なかなか完治までいかない。
そんな娘は、最近、コロナによる休校で約10日間、家で過ごした。
休校後半、驚いたことに、ほぼ毎日自然と便が出た。
そのことから考えたことは3つ。
子どもの便秘と腸について、ご参考になれば。
1.日頃落ち着いて便をする時間がない
朝、登校前にできるように習慣づけできるようになるといいが、少しのんびりの娘には朝ごはんを食べ終わるまでで精一杯。聞くと学校で授業中もトイレには行けるようだが、便意までくる余裕はないようだ。便意を感じたらすぐトイレに行けるということは、便秘気味の娘には重要なようだ。
2.食物繊維はサツマイモが合う
何が合うかは人それぞれだと思う。
腸内細菌のエサのためにも、食物繊維は重要。
でも少食の子には、野菜をたくさんとることも難しい。意識してキノコや野菜などもとってはいる。でも、なんだかんだ娘の場合は、毎回、サツマイモは効き目がある気がする。今回、ちょうど大好きな干し芋を作ったり焼き芋をもらったりサツマイモの登場回数が多かった。サツマイモは、糖質もあるので、ほどほどにだが、子供は動き回ってエネルギーでも使うので、大人ほど気を遣わなくていいのかも。市販のお菓子を食べるよりは、おやつにふかし芋などならいいんじゃないかと思う。
そして、食物繊維をたくさんとったら、必ずたくさん水分もとること。腸に詰まってしまう。
3.意外とストレスを感じている
家の中でも母といて十分ストレスはあるだろう(笑)
日頃学校でも、授業や友達、制限の多い生活などで思うようにいかないこともあるようだ。
脳腸相関という言葉があるように、脳がストレスを感じると、腸の動きが鈍くなり便秘になりがちだ。
休校中、オンライン授業はあるものの、外で体を使って遊んだり、日頃よりはストレスフリーな時間が多かったのも優位に働いたようだ。運動も腸の動きを活発にするために忘れてはいけない。
腸内フローラは3歳までに決まる!?
腸内フローラ(腸内細菌たちの集団)は、人それぞれで、生まれつき決まっているものではなく、生まれてから形成していく。赤ちゃんは、母体の無菌状態から生まれて、様々な人、モノ、食べものなどに触れることで次第に菌を増やしていく。
そして、腸内フローラは1歳半までに約90%決まるそうだ。その後も腸内細菌を増やし、3歳までにほぼ確定するようだ。
娘は、私にとって初の育児ということもあり、幼少期に食生活で不十分なことも多かったんだろうな、とか色々考えてしまうが、今、後悔してもしかたない。今からでも、やれることをやろう。
ちなみに下の子は、今のところよく食べるうえ、毎日快便だ。親の心の余裕や学びからこうも違うのだろうか。二人の腸がシースルーで見れたら面白そうだ。
便秘が続くと
便は、おおよそ70%が水分、残り約30%が食べ物や腸粘膜のカス、腸内細菌の死骸。
なので、便秘を放置すると、排出されるべき老廃物がたまっている状態なので、腸の悪玉菌が増加したり、自律神経の乱れなど心身に不調が生じてくる。便は体のSOSサインなので、無視はできない。
また、便が出ないことに慣れてくると、次第に便意が鈍くなり余計に出にくくなってしまう。
大人もそうだが、便秘ぎみだと、機嫌も悪くなる。腸の調子が悪く心のバランスに必要な栄養素が吸収できていなかったり、幸せホルモンがうまく作られない状態になっていることも理由だと思う。
腸を元気に超ハッピーに過ごせたらと思う。
休校中も、楽しみにしていたイベントも中止で不便も多かっただろう。
でも、意外と楽しんでいたようで、少しはプラスになったかもしれない。リラックス度が便からもわかった。よかった。
どんな状況でも楽しめる娘に拍手。平穏な日常が早く戻ることを願いながら。
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