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令和6年/2024年10月の総括と雑感

10月は、秋恒例となっている原因不明の体調不良に襲われ、連日連夜頭痛と倦怠感に襲われる。
治しようがないので、頭痛薬やサプリを飲んだりして一時的に散らしてゆくうちに、月末にかけてようやく恢復に向かう。

以前、この季節に元気をなくしていた僕に声が小さいだの暗いとか面罵してきて、それでいて、前後して家族に「ミズノ君、元気にしてますか」などとLINEを入れてきたとかいう、さっぱり理解に苦しむ行動をしている人がいたことを思い出す。
当人にどんな意図があったのか今もってよく分からないけど、人間は美しくも醜くもなる生き物なのかも知れないし、身体が苦しいとき、弱っているときにこそ見える景色もあるのだと思う。

朝ドラ『おむすび』。前作とはかなり違う内容、良く言えば伝統的な朝ドラのプロット(元気な女の子が地方から都会に出て頑張る)に回帰したのかも知れないが、優れた朝ドラにある独特のリズム感、躍動感とでも言おうか、演者と視聴者が一緒に駆け出すような感覚が本作には乏しい。
ヒロインが橋本環奈という、既に見慣れた女優であるがゆえに、どんなシーンに遭遇しても「あ、橋本環奈だ」になってしまうのが予期せぬマイナス点かもしれない

【今月の総括】
(1) 読書
今月も35冊にとどまる。体調不良が続いたにしては読んだというべきか。1月からの通算は635冊。年間目標200冊に対して達成率318%

(2) 映画
3本観る
『台北ストーリー』
エドワード・ヤン監督の手による、1980年代の台湾を描いた作品。今とは異なる同地の景色や人々が濃密に描かれていて良かった

『女は女である』
ゴダールによる、例によって破茶滅茶な映画

『インドシナ』
カトリーヌ・ドヌーヴ主演の映画。フランス植民地時代の1930年代のベトナムにおける植民者の麗しさと、虐げられる現地人の惨めさを丁寧に描く。
日本の帝国主義政策を殊更糾弾してみせる左がかったフランス語の先生たちが、御本尊のフランスによる苛烈な植民地支配にはシカトを決め込むのはいかにも面妖だと僕はのべつ思っているけれど、フランスのアジア撤退がもう少し後であったならば、日本でフランス語を学ぶ人たちに及ぼす影響も少なくなかったのではないか、アジアで仕事や研究をする為にフランス語に触れる人たちがもっと多く生まれたのではないかと思ってしまう

1月からの通算は34本。年間目標12本に対して達成率283%

(3) 食べる
出張中、広島でお好み焼を食べたり、福岡で魚介豚骨つけ麺を味わったり、函館でラッキーピエロに行ったり、特別な高級料理ではないけれど地元の美味しいものをあれこれ食べられた

(4) 友達と会う
一時帰国中のむかしの友達にちらりと会う

(5) 旅をする
今月もあちこちに出張

(6) 語学の勉強
フランス語は、引き続き母校のフランス語講座に参加。11月にモリエール劇を演ることになり、毎週のように稽古に追われる。
英語は月例のショート・コラムを書く https://medium.com/@n-mizuno
イタリア語は、10月から再放送となったNHKの『しあわせ気分のイタリア語』をまた観ている。あまり進捗がなく、やはり実戦で使う機会がないことがネックだなと思う

(7) 息子と過ごす
長い反抗期はまだまだ続いているけれど、少なくとも父親の僕とは対話する意思があるようなので、努めてふつうに接するようにしている

(8) アウトプット
月イチの400字連載と、別の400字コラムを書く。英語のコラムも継続中

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