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自己紹介 また夏が好きになりたい
子供のころは「一番好きな季節は?」と聞かれたら、迷わず「夏!」と答えていたのに、ここ数年はもっとも苦手な季節になってしまった。
苦手という言葉では弱いかも、もう年が明けたくらいから、「今年も夏が来るのか~、怖い怖い‥‥」と恐怖すら感じていて自分で自分が可笑しい。
あんなに夏が好きだったのになぁ、と寂しく思うことがある。
北関東の田舎で育った私にとって、子供時代、一年のうち楽しいことは夏休みにしかなかったといってもいいくらいだ。
海、お祭り、花火、夏休み映画、久しぶりに会ういとこ、キャンプ・・・
ティーンになってお年頃を迎えて、初めてのデートもどきをしたりもした。
楽しかったイベント自体はもちろん、楽しい時間が終わってしまう寂しさやここちよい疲労感が今となってはとても懐かしい。
夏の日の夕暮れに、子供らしい純粋な想いで「今日がまだ終わってほしくない!」と本気で願っていた。
子供のころの夏に、私はしっかりと「人生を楽しむ」原初体験をさせてもらったのだと思う。
どっこい、ここ数年の夏は一年のうちで最もつらい時期になってしまった。
理由は夏になると持病の「うつ」が悪化して、日常が地獄のようになるからだ。
食欲不振、不眠、めまい、極度の疲労感、そして頭を抑えられるような憂鬱感、焦りの無限ループ・・・辛い。
ここ数年、「夏季うつ」という言葉も少し見かけるようになったから、猛暑によってメンタルバランスを崩す人も増えていると思う。
夏うつの兆しは4月の下旬にすでにあらわれだす。
GWが近づくにつれ、30℃近い日が突然やってきたりすると、食事の際に「うっ」と気持ち悪さが出るのですぐわかる。
そこから気温がやっと下がる9月末までは、薬にも頼りながら、とにかくローエネルギーで過ごして、なんとかしのぐしかない。
でも今年は、具合が悪くなればすぐに横になればいいから、それはすごくすごく気が楽だった。
今年の初め、転職するでもなく独立するでもなく、先を見通さないまま会社を辞めて半年ちょっとになる。
理由はいくつかあるが、できるだけ自分の思い通りに生きてみたいと思ったからだ。
無職で迎えた今年の猛暑は、それでも耐え難かった。
こんな状態で、去年はどんなふうに働いてたんだろうと昨年の日記を読んでみたけれど、すごく無理して働いていた。
自分の体に悪いことしたなぁ、ごめんね、と最近自分に声をかけることを覚えた。
今のメンタルクリニックは通い始めて4年になるが、今まで心理士のカウンセリングは時々ストレスがたまった時に話を聞いてもらうくらいだった。
退職して時間もできたし、しばらくカウンセリングを続けてみようと思って半年以上続けている。
カウンセリングを受け始めて最初に気づいたのは、私は「やらなきゃ」「すべき」の脳の声に従いすぎて、心の声と体の声をないがしろにしがちだったこと。
今はとにかく今まで聞けていなかった心の声と体の声を優先して聞いてあげる期間と思って、のんびり過ごしている。
先は見通せていないけど、まだまだやりたいことはいろいろある。
本当に具合が悪いときは、やりたいことがあるとも思えないから、意欲を持てている自分がうれしい。
このnoteも、やってみたいことの一つだ。
これまでSNSやブログなども見る専で、自分が書いたことはあまりないから、日課のように続けられたと思っている。
そうやって毎日少しずつ自分を癒して、いつかまた夏を好きになれたら。
今のままでは、夏の気温が元に戻ることはないから、昔と同じ夏を同じ場所で過ごすことはできないけれど、私はもう大人だ、現実的な方法で夏を快適に過ごせるようにできるはずだ。
とはいえ、とにかく今はこの猛暑を一日一日しのごうと思う。
夏に具合が悪くなっちゃうみなさん、暑いときはほとんど動かない動物たちのように、今はじっと耐えましょう・・・!
まだnoteは読むのも書くのも初心者ですが、よろしくお願いします<m(__)m>