見出し画像

【詞】海のゆくえ


その今にも牙を剥き出しそうな鋭利な感性に


憧れを抱いた僕のゆくえは


蹴っ飛ばして 海に消えた小石のように


定まることもなく 流れ続けるものなのか




家の中を言葉で埋めたあと


大木を目がけて うんと流離ったよ


それぞれの才能が 深く心を掴んで


稜線より遥か上を飛ぶ魚が居たんだよ




生み出した 海のゆくえを考えるとき


枯れ枝の筏をシートで包むとき


虚構を砂浜から持ち帰るとき


誰かが世界を楽しむその姿が


眩しすぎて 目を閉じたとき




いつでも 海のゆくえはすぐ傍にある感じだ


だから もう迷わないで


羊の手触りの月が笑う




詞の新作です!

SNSを見ていると、ジャンル問わず、物凄い創作に出会えて、(どうしたらこんな素敵な作品が書けるんだろう)と思います

良い刺激になります!


最近投稿した詞はこちらから!

いいなと思ったら応援しよう!