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2023年9月27日 19:45
波止場は静か作業は終わったみたいオシャレなあなたの耳飾りだけふいに吹いた風に揺られていたちいさなカニが居るのか見たくてそういえば海に来たんだっけ岩場があまりに波打つから変わって波止場に来たんだっけ心は漠然としていて何秒か経つとわすれてしまうあなたもそうなのかないや きっと違うよね波止場は静かすこし温い風が吹いていた僕らはそこで草木のようにじっと立って浴び
2023年9月24日 19:33
心の内側 窓を開けて外側に映る誰かの住む灯感情のブランコに乗って大きくゆれるほど起伏も大きくなっていきそうとりあえずベンチに腰掛けてここから世界の流れを見てみる適度な休憩も大事だけど今日は休み過ぎたかもねはにかんだあなたがまた見たくてソーダを零したみたいな空の真ん中そこに居るはず でも会うことに迷う答えが無いこと 分かっているのにさすべては自由なのに なのにさ自分は
2023年9月18日 19:27
わすれたふりが上手いから なんてことないと思うのですでも君のこと、それでも時々思い出すのです歩く度、身に着いた知恵は 悲しい時に役立つけれどでも君のこと、それでも時々思い出すのです直接的な感情と机の前で向かい合って言葉に起こして 言葉を丸めて 雑念の無いよう届けたいのに君の世界は遠くでゆれる陽炎みたいに 掴みどころがないからある種の幻の外で 自分は爪で脛を掻いて言うか
2023年9月15日 20:01
嘘の話でもいいから 気持ちの沈む夜は控えめでいいからさ 君の声が聞きたくて春も夏も過ぎていって 秋も冬もあっという間で気持ちの沈む夜だから ちょうどよい距離感を改めて感じたい 僕の方はというと上手く言葉が返せないけどこれから話すことが一歩先の未来になることを知っているから 振り向き様におどけてみせてあの季節も この季節も 混ぜ合わせた話を作ろう暗い扉を朝がノックするまで
2023年9月10日 19:30
暗めです爪で脛を掻いたのは夜に暇を持て余したからでなくどこかで気を紛らわせようと思っているからなのだろう瞼を閉じれば その分だけ 膨らんでいく理想像の中自分はどこにも居ないこと 分かりたくなかったのだろう空から零れる雨で 月は暗がりの雲に隠れてしまった朝になれば街行く人に 右往左往に酔ってしまう踵、確かに地に着いているのに すべてがうねりにうねって見える上手く
2023年9月8日 19:31
真っ白な朝を急ぐ 脳はとうに渦をまいて何も無い無い感情がやがて青を掴むのを期待して真っ白な朝を急ぐ 脳の憂いも渦をまいてそれすら掻き分けて 走る 走る 走る夜の焦燥こねくり回して どこで線引きするか わすれてしまうほど 今日の僕はなんだか違う気がする額汗ばみ 向かう朝の先今日の僕はなんだか違う気がする それも心地いい渇いた心 まるで水を浴びたみたいどこまで来たのか い