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2023年7月31日 19:26
僕はしずかに靄になって街の肌を撫でてみたい重力も感じないくらい銀河の庭で遊んでみたい果実みたいな目の奥の青い芽吹きは西に消えるそういうものなのでそういうものなのですバイバイ 面影を込めた歌バイバイ 待ちこがれた夏の日夢の心地 熱が伝ったダンスホールの人人たちバイバイ 掴みどころのない魚影みたいな汗の流る手も僕にとってこの世界は今すべてが半透明です僕はしずかに
2023年7月30日 19:30
複時刻は午前3時を回った。自分はまだ眠れずにいる、さっきまでの友達との会話の輪郭だけが延々と部屋を漂っていた。眼僕はトンボの様な複眼で、会話を一つ一つずつ振り返りたいのです。することも何もない夜は、空っぽながら何かに頼ってそれを言葉に起こしてみたいものなのです。的することと言ったらそれだけなもので、ひたすら文章に起こして、眠気が来るまで待つもそうしたら返ってか
2023年7月26日 19:26
目が踊る街 耳を揺らす街 翳りの脈がまるで高鳴る世界で夕方の色彩 今、うたかたになる バイバイ 夜に袖を通して懐かしいことも、新しいことも、それはすべてが二進法僕たちは画面の外で 鼓動を泳ぐ音を聞く夏の記憶も、まっしろな霧中も、今はすべてがストレンジャー僕たちは透明な羽で 空浮かんだ気分になるのです"眠れない夜にⅣ" から短くて面白い文章になった と思いまし
2023年7月21日 19:25
燥いだ音の輪郭が裂罅して出来た隙間に冷たい風が吹く今、微々、日々の夢のなか今、微々、日々の夢のな か間違う夜の輪郭が裂罅した出来た合間に寂れた塔の揺る昨夜、微熱でしたためた文字を包み泉の底の朝に問う僕の面影だけ、面影だけ、面影だけ夢に と け君の面影だけ、 面影だけ、 面影だけ 空 に 浮く僕の面影開け、面影開け、面影開け夢 に と
2023年7月5日 19:28
微熱に夜起きてしまったひたすら朝が来るのを待ちたい水を飲み干しても 足りないからやっぱり眠りたいけど耳元で生ぬるい風は法螺を吹かないでその侭でいてほしいその侭でいてほしい"Good night's sleep"今は願うだけです夜景は喉を通ってもやがてはいっぱいになります"Good night's sleep"今はメリーゴーラウンドみたいに回遊する夜の刹那が目に沁
2023年7月2日 19:42
冷たい雨はアスファルトを寒そうな顔にします猫の背みたいに柔らかな草も寒そうな顔をします混ざりに混ざって灰色、季節の固まった毛並みも解れやしないのです日常が傾いたら なかなか戻らないもので、焦燥の荷はいつ下ろせるのひたすら心は揺られてしまって突然の稲光にハっとしたのさ溜め息ばかりの世界に今日も居ようと思ったのに真っ白い虚無にすべて消える時、図太い音を鳴らして 鳥も雨も歌って
2023年7月1日 19:31
夜が明けてしまったずっとずっと暗い星の海をじっと握ったオールだけで泳いだ 泳いだ 夜の筏覚めないのは光の裏に張り巡らされた瞑る顔です瞼を開けて 澱んだ夢から覚めて君の声、聞かせて夜の向うに踊るあの雲に確かでない歌を聞かせて、君の声、聞かせて銀色の山並み思い出して確かでない歌でも聞かせて、君も僕もスズメの鳴く朝もすべては偶然なのかも知れないねそれでもいいと赤ら