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2022年11月の記事一覧

【詞】掌のダンス(仮)

寂しいけど
寂しいふりをしています
端で音符の弾む夜を
描写する人

寂しいけど
寂しいふりをしてみます
踊る声が
踊る声が
伝えば

手を取り合って

おしゃれに飾っても
満ちない気分は
誰しもそうかな
ぎこちなくとも笑ったり

おしゃれに飾っても
満ちない気もちの儘
喩え手のひらだろうと
踊ってたいの

寂しいけど
寂しいふりをしています
端で音符の弾む夜を
描写する人

寂しいけど
寂しいふ

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【詞】ユーモア

【詞】ユーモア

読みかけの本を僕は棚に仕舞って
ペンを持ち 紙に文字を綴っていく
何の捻りもない徒然を書き起こし
古ぼけた箱のなかに溜めていった

偉そうにしていたんだ 仕舞いこむ所くらい
中身は全くの薄っぺらさ
愚痴の掃き溜めさ

まだ読みかけの本の影響受けて
構想も無しに
その日なりの気分で綴ったからさ

自分に備わってない可笑しさ
誰かを網羅し 零れる笑みが見たい
頑なでつまらない僕の頭のなかに
ユーモアが

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【詞】wave

ただ電波の行末を
ノイズの揺れるブラウン管の先を
ながめてる

何百キロメートル位
続いてきたんだろう日々に
やがてうんと有り金を使いこむんだろう

鈴虫をあまり見なかった
今からでも

虫の里へと行くかな
星ふる季節 肩踊らせては
帰りにふと牛丼を食べるか

その雨がっぱを纏って
神がかるあの日を待とうと

思い出したのは高架下
夢見がちに遠目の街を見る

その存在が側にいるのが
すこしほっとす

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【詞】おもかげ(仮)

【詞】おもかげ(仮)

面影をわすれないで
近くに愛しさみたいに燻製の匂いが
漂っていたの

月日の移り目でくしゃみが出た
伝書ハトが伝えたかの様に
あなたの言葉を感じた

ららら らるら

らるら ららら

約束は華やかな花をもって表へ出た
ぎこちない言葉の糸と
ゆらゆらと月を仰ぐ

旅人の目がふいに潤う時
ちょうどこの時間の空を見た時

ちょうどこの時間の空を見た時

夕顔

【詞】Good bye(仮)

【詞】Good bye(仮)

季節が変わる度 空蝉みたいになる時期がある
息は空気の白さを吸い込む
街は戯けた踊りを見せてる

ふと先日にはLiminal Spaceという
言葉を知った
現実とその隙間の空想が気になっては

手を振った船 ゆるやかに
明滅している遠くの島へ行く
電灯を点けて旅路は華やかに

手を振った船 消えていく
灯が遠のいていく

風を受け
仰々しい潮の流れ

息は空気の白さを吸い込む
街は開けた踊りで揺

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