脱三日坊主のための「続ける」ヒント
これまで周りの友人や同僚に、「熱しやすく冷めやすい」とか「飽きっぽい」と散々言われ続けてきた私。もちろん、自覚もしている。
だいたい私の三日坊主パターンは、
・これおもしろそう!と思ったことは今すぐ実行
・最初の2日間くらいは熱中して取り組む
・が、3日目、「んー、思ったのと違うなー」で放置(終了)
こんな感じで、これまでに三日坊主で終わらせたものは数えきれないくらい…
何かに熱中するという経験がないことや、何をしても三日坊主で終わってしまうことがコンプレックスのように自分の中でシコリとなってきている。
そしてついには、さすがに人としてどうなの??と思い始め、この三日坊主を克服することを決意。こんなズボラな私でも継続できる方法がきっとあるはず!と信じ、家庭菜園(水耕栽培)とぬか床に挑戦。
でも、いつもとは違う「ちょっとした工夫」をしてスタートしてみたところ、今のところ全く飽きる気配もなく、無理なく続けられています。
その、私がトライした「ちょっとした工夫」を、シェアします!
「めんどくさい」は三日坊主への近道
三日坊主で終わらせてきた私の言い訳圧倒的第1位は「めんどくさい」なのだ。「時間がない」や「飽きた」も、この「めんどくさい」が形を変えて別の言葉となって出てきているだけで、根本には「めんどくさい」がある。
よし、徹底的に「めんどくさい」を排除するのだ!
では、どうやって「めんどくさい」を排除するのか?手順は下記の通り。
1.実行する内容を選定する
2.実行に移す前に、下調べをする
―どこで(実行場所)
―どうやって(実行方法・道具)
―どのくらいの頻度で(実行頻度)
―いつやるのか(実行時期・曜日・時間帯など)
3.実行したことによるメリットを明確にする
・・・と言いながらも実際には「めんどくさい」を丸っきり排除することは難しく、多少なりとも妥協が必要になってくる。その場合は、妥協して=多少の「めんどくさい」と付き合いながらでも実行したいことなのかどうなのか、の見極が必要になるので、ここは自分に正直に判断することが大切。
1.実行する内容を選定する
これは、やっぱり自分が強い興味を持てるものでないと、続ける上でかなりしんどい。たとえば私の場合だと、自分の身に何があろうとも興味を持ち続けられることと言えば、「食べること」「食べ物」と「育てること」。この興味があることを掛け算すればOK。
(例)食べる × 育てる = 家庭菜園・ぬか床
2.実行する前に、下調べをする
この工程がめちゃくちゃ大事。
なぜかというと、記事の冒頭でも紹介した通り、3日坊主となる直前のフェーズでは「思っていた感じと違うな」と感じ、興味とモチベーションが急激に落ちていく。この現象が起きる原因としては、勝手に自分が「こんな風にできるだろう」「こうなるだろう」とイメージしていた工程と異なっていたり、想像していた以上に手間や時間がかかったりするから、「なんか違うな」に繋がる。
であれば、事前に入念に下調べした上で始めましょう、ということ。そうすれば、自分が描くイメージとのギャップで萎えることもないし、事前に情報があれば、かかる手間や時間、コストなどを具体的にイメージすることができるので、心の準備をした上でスタートできる。
・どこで(実行場所)
やろうと思っていることはどこでできるのか。継続できるか否かは場所に左右されることも大いにある。私はステイホーム期間中に家庭菜園とぬか床を始めたので自宅しか選択肢がなかった。でも、自宅は自宅でも、ベランダでやるのか室内でやるのかで全然変わってくる。特に寒い時期だとベランダに出るだけでも億劫になるから、ベランダは途中断念に繋がる危険性大だ。
・どうやって(実行方法・道具)
実は、家庭菜園はこれまでに幾度となくトライしてきたが、見事に枯らしてごみ処理する流れが私の定番。枯らしてしまうけど、なぜかそれでもやっぱりトライしたくなる。
ただ今回は、何も考えずにトライする訳にはいかない。これ以上犠牲となる植物を増やす訳にはいかないし、前科は増やしたくない。
なぜ植物を枯らすのか。理由は1つ、「水やりがめんどくさいから」。となれば、水やりをしなくても育つ方法で栽培すればいいのでは?ということで私は水耕栽培という水と培養液で育てる栽培方法を採用した。
また、実行するために必要な道具も大事。稀だとは思うけど、定期的に使う消耗品が簡単に手に入らない(ネットでも買えず特定の場所に行かないと手に入らない)ということも途中断念に繋がるので要注意。
・どのくらいの頻度で(実行頻度)
毎日何かしらの手間をかける必要があるのか、それとも週1なのか。はたまた手間はほぼなく見守っているだけでいいのか。
だいたい何か始めたいなと思っている時期は、気持ち的にも時間的にも余裕がある時に思い立つものなので、仕事が忙しい時でも続けられるものなのか、「時間がなかった」という理由でやめそうにないか、よく吟味したい。
なお、頻度が多いことがネックになる場合、方法を変えることで頻度を少なくできる場合もあるので、よーく調べてみましょう。
・いつやるのか(実行時期・曜日・時間帯など)
個人的には、決まった曜日・時間帯でしかできないものはNG。また、朝がとことん弱いので、朝にしかできないものもダメ。私は、気が向いた時にできることが条件。
3.実行したことによるメリットを明確にする
これを実行したことによって起こる・もたらされるメリットは何だろうか。このメリットを明確にしておくことで、続けるモチベーションにもつながるし、明確な目的意識を持つことができる。
メリットの他には、「○○をすることによって~~~な自分になりたい」と理想の姿をイメージすることもおすすめ。
ここまでやれば、自然と続けられる
もうここまで来たら、あとはやるかやらないか決めるだけ。やると決めたら速攻で始めましょう。道具を揃えて、ワクワクしますね。
実際始めてみると、下調べでイメージしていた通りにできることもあれば、そうではないこともあるけど、完璧を求めすぎちゃだめ。実験しているんだ、くらいの気持ちだとより続けやすいです。仕事と同じでPDCA回すイメージでやると、より楽しめると思います。
復習です。
1.実行する内容を選定する
2.実行に移す前に、下調べをする
―どこで(実行場所)
―どうやって(実行方法・道具)
―どのくらいの頻度で(実行頻度)
―いつやるのか(実行時期・曜日・時間帯など)
3.実行したことによるメリットを明確にする
ポイントは、
・事前に調べてイメージを膨らます&めんどくさいを排除する
・実行することによって得られるメリットや自分の姿を明確に描く
>>>もうこれで、「三日坊主」だなんて、言わせないぞ!!<<<