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2020年11月の記事一覧
論点整理:「生理は過大評価」論はなぜ正しいのか
数日前から爆発炎上を続けている「生理は過大評価」論について、今一度論点を整理するために筆を執ることとする。
本稿では、「生理は過大評価」論の要旨を今一度まとめ、さらに寄せられた主要な反対意見についても検討する。
「生理は過大評価」論とはそもそもの前提として、「月経によって女性一般は大きなパフォーマンス低下の影響を受けている」とする根強い意見がある。極端なものでは「女性が元気なのは1ヶ月で1週間
「互助」をやめて「革命」を始める
まぁなんというか、仕方のないことだとは思うのだが、ここのところ毎日のように「闇落ち」という評価をいただいている。
もともと自分は2016年から4年ほど「メンヘラ.jp」というメンタルヘルス当事者向けの互助コミュニティを主催しており、その前は不登校者などに向けた教育支援を2年ほど行っていた。要は「福祉」とか「慈善」っぽい、なんとなく社会的に正しそうなことを長年やっていたわけだ。
そういう自分が「
セクシャルハラスメントにおける男女の共犯関係
枕営業に限らず全てのセクシャルハラスメントにおいて言えることだが、このような類の性犯罪は男女の共犯関係によって成立している。
なぜ枕営業という文化がいつまでも根絶できないのか。それは枕営業に応じる女性が一定数存在するからだ。セックスしたいと願う男の欲望と、男の欲望から利益を引き出そうとする女の利己心、それらが噛み合ってしまった結果として枕営業は成立する。
おそらく「枕営業」という否定的なイメー
暗黒メモ「『人生のネタバレ』が見えにくい時代について」
現代社会は、とことんまでやさしく囁きかけてくる。
白饅頭日誌:11月22日「選択的夫婦別姓論についての雑感」
突如として、インターネットが「夫婦別姓」の議論で沸き立つ様子を目撃した。
誰も貴方をケアしない~男性同士のケアが成立しない本当の理由~
結論から言えば表題は「男性同士に限らず他人同士のケアは難しい。唯1の例外が男性から女性へのケア関係である」で終了だ。
私はこんなの自明の理だと思っているが、Twitterで『「男性同士のケア」が難しい理由』なる記事を読んでみて、そのあまりの××さ及び、それに疑問を持たない人間達の多さを観測して驚愕した。
記事の主張を雑に要約するとこんな感じになるだろう。
1.女性同士のケア関係は上手く行くの
弱者同士の互助の場が必ず崩壊する理由
結論から言えば「他者と何らかの方法で繋がりが持てる人間は現代社会において互助を要するほど困窮する事はなく、従って現代社会においては他者と繋がれない人間が弱者となる」という身も蓋もないものになる。良い悪いは別にして「他者に価値を提供したり、他者を思い遣り分かち合う事が出来る人間」は、当然ながら周囲と健全な関係を築ける・既に築けているので弱者同士の互助を求めるインセンティブがないのだ。
弱者同士の互