ローリングストックとは?基礎知識から適した食料品までご紹介(防災・備蓄・非常食)
皆さん、突然ですが「ローリングストック」をご存じですか?
言葉は知っているけど、具体的にはわからない、やったことはない、という方も多いかもしれません。
ローリングストックとは、普段の生活に非常食を取り入れて、食べたら買い足し、常に新しい非常食を備蓄する方法です。
例えば、朝ごはんにレトルトの”おかゆ”や、昼ごはんにレトルト”カレー”等、日頃から非常食を食し、備蓄し、を繰り返していくイメージです。
実はこの「ローリングストック」が、ご家庭で簡単に非常時に備えられるという点で注目されています。どうしても気になる”賞味期限”を無理なく管理しながら、ご家族の非常食をストックできるのがメリットです。
今回は、「ローリングストック」の基礎知識や、ローリングストックにおすすめしたい、ニシキヤキッチンのレトルト食品(カレー・おかゆ・スープ)をご紹介します。ぜひこれを機に、いつもの食事にレトルト食品を取り入れながら、ローリングストックを実践してみてください!
ローリングストックの基礎知識
まずは、ローリングストックの方法や、具体的な実践例をご紹介します。
ローリングストックの方法
ローリングストックとは、必要量の備蓄を用意し、定期的に消費しながら買い足して管理する方法のことです。主に食料品や日用品などの備蓄に用いられます。ローリングストックの主な特徴は、備蓄を消費していく点にあります。使いながら備えるのが、一般的な備蓄との違いです。
食料品のローリングストックの方法は次の通りです。
①必要な分だけ非常食を購入
②タイミングを決めて1食分を消費
※賞味期限の古いほうから順番に食べることが重要です。
③消費した1食分の食料品を購入し、ストックを補充
上記の流れが完了したら、同じように消費と補充の流れを繰り返して、常に必要量が保たれるようにしましょう。これがローリングストックの基本です。
ローリングストックの実践例
ここでは一例として、5人家族が3日分の食料品をローリングストックする場合の流れをご紹介します。
1日分の食料品は、朝・昼・晩の3食が必要です。
3日分を合計すると、1人あたり9食となります。
つまり、5人家族では45食を備える必要があります。
このストックを、1カ月に1回のタイミングで、全員が1食ずつ食べていきます。すると、9カ月で最初に購入した45食をすべて食べ切る計算になります。一方で、1カ月に1回のタイミングで、5食を購入して補充します。
9カ月目には、すべてのストックが新しいものに入れ替わっている状態です。ローリングストックで管理する食料品の数は、ご家族の人数や備える日数によって異なります。状況に合わせてシミュレーションしてみましょう!
家庭で食料品の備えが重要な理由
地震をはじめとした自然災害が起こりやすい日本。万が一、大規模な災害が発生すれば、1週間以上にわたりライフラインが停止するおそれもあります。
電気・ガス・水道が止まり、さらには災害支援物資の到着が遅れれば、食べ物の入手が難しくなる可能性も考えられるでしょう。
このような理由から、各家庭でも災害対策として「3~7日分×人数分」の食料品を備えておくことが推奨されています。ライフラインの復旧までにご家族の生活を支えられるよう、ご自宅に保存可能な食料品を用意しておくと安心です。ローリングストックの手法は、こうした災害時の備えとして有効とされています。
【出典】
首相官邸「災害に対するご家庭での備え~これだけは準備しておこう!~」
農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド
https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/foodstock/guidebook/pdf/stockguide.pdf
ローリングストックのメリット
ローリングストックは、一般的な非常時の備えと比べて、以下のようなメリットが期待できます。ご自宅の災害対策として始めてみてはいかがでしょうか。
【メリット1】 賞味期限の管理がしやすい
ローリングストックを取り入れると、賞味期限を管理する負担が少なくなります。ストックした食料品は定期的に消費されるため、1年以上にわたる長期的な管理をする必要がありません。うっかり賞味期限を切らしてしまう心配も、賞味期限切れで廃棄することもなくなり、フードロス削減を期待できます。
【メリット2】 備える食料品の選択肢が広がる
ローリングストックは、比較的短いスパンで食料品を消費していく方法です。賞味期限が1年以下の商品でも備えとして活用できます。
なかには、5年程度の長期保存が可能な非常食専用の商品もありますが、ローリングストックならそれほど賞味期限が長くなくても問題ありませんので、備える食料品の選択肢が広がります。
【メリット3】 非常時に食べ慣れたものを食べられる
ローリングストックを利用すれば、いつもの食卓で食べ慣れている食品を、非常時にも食べられます。これまでに一度も食べたことのない非常食を緊急で食べるよりも、ご家族の好みに適した食品を備えられるため安心です。いざという時にストレスなく過ごせるのは、大きなメリットといえますよね。
ローリングストックに適した食料品の例
ローリングストックには、具体的にどのような食料品が適しているのでしょうか。選び方のポイントや食料品の具体例をご紹介します。
ローリングストックに使う食料品の選び方
ローリングストックに取り入れる食料品を選ぶ際は、以下の3つのポイントを意識しましょう。
【1】常温で保存できること
災害でライフラインが停止すると、冷蔵庫や冷凍庫を使用できなくなるおそれがあります。家電製品を使わずに保存できる食料品を選びましょう。
【2】調理せずに食べられること
ライフラインの停止により、ガスコンロや電子レンジなどキッチンの設備を使えなくなることもあります。すぐに食べられるレトルト食品や、加工食品などを活用してみてください。
【3】一定期間にわたり保存がきくこと
必要なタイミングで賞味期限を切らさないよう、数カ月程度の保存に対応した食料品を選びましょう。
ローリングストックに適した食料品
ローリングストックに適している食料品として、レトルト食品や加工食品などが挙げられます。
たとえばレトルト食品では、「カレー」「おかゆ」「スープ」などの多彩な選択肢があります。これらは年齢を問わずに食べやすいメニューのため、非常時のご家族の食事に最適で、いつもの食卓に取り入れやすいのも魅力です。
なお、一般的にレトルト食品は加熱しなくても食べられますが、通常と比べて風味が落ちてしまう点にはご注意ください。ライフラインが停止しても加熱調理ができるよう、カセットコンロやガスボンベを併せて用意しておくのも一つの手です。
ローリングストックはNISHIKIYA KITCHENにおまかせ!
最後に、ローリングストックにおすすめのレトルト食品をご紹介します。
NISHIKIYA KITCHENの「カレー」「おかゆ」「スープ」のラインナップから、ご家族のお好みに合わせてチョイスしてみてください。ローリングストックに取り入れるなら、非常時に温めなくても食べやすい、比較的油分が少ない商品がおすすめです。油分が少なめのカレーは、お野菜のカレーや、鶏肉のカレーです。いつもの食事でご家族がおいしく楽しめるレトルト食品を選んで、いざという時の備えに活用してくださいね。
ローリングストックにおすすめのレトルトカレー3選
南フランス伝統の煮込み料理「ラタトゥイユ」を、NISHIKIYA KITCHENがカレーにアレンジしました。大きめにカットした野菜と食感の良いひよこまめがハーブの効いたトマトソースと相性抜群。
お客様からのご意見でも、さっぱりとして食べやすいと好評です。程よい酸味で食べやすいレトルトカレーを、ローリングストックにいかがでしょうか。
大きめの具材がごろっと入り、大人の方にも満足していただける甘口カレーです。じゃがいも・にんじん・たまねぎ・とうもろこしなど、一口大の野菜は食べごたえ十分。
7大アレルゲン(※)不使用で、安心して食べやすいのもポイントです。ソースは甘めで、お子様にも食べやすい味つけとなっています。飽きのこない定番のカレーは、定期的に食べながら備えるローリングストックにぴったりです。
※7大アレルゲン:卵・乳・小麦・そば・えび・かに・落花生
※本品製造ラインでは、卵・乳・えび・かに・落花生を含む製品を生産しています。(特定原材料対象)
【3】こどもカレー
野菜の甘みが溶け込んだやさしい味わいのソースに、小さめにカットされた具材がたっぷり入った、お子様向けのカレーです。肉・肉由来原料を使っていないので比較的消化も良く、また、7大アレルゲン(※)不使用なのも安心のポイントです。お子様から高齢の方まで、ご家族でお召し上がりいただけます。
【対象年齢】離乳食の終わった、1歳ごろ~
※7大アレルゲン:卵・乳・小麦・そば・えび・かに・落花生
※本品製造ラインでは、卵・乳・えび・かに・落花生を含む製品を生産しています。(特定原材料対象)
ローリングストックにおすすめのおかゆ選
宮城県産の「ひとめぼれ」を、かつおと昆布のだしで丁寧に炊き上げたおかゆです。お米の自然な甘みと上品なだしの風味が広がります。
どこかほっとする和風の味わいで、日常生活だけでなく、いざという時にも食べやすい安心感が魅力です。お子様から大人の方まで年代を問わず、ご家族全員で味わっていただけます。
福井県産の「コシヒカリ」と国産小豆を合わせて炊き上げた、やさしい塩味の玄米がゆです。ほんのりと塩が効いていて食べやすく、素材の風味が引き立てられます。玄米と小豆の食感をしっかりと楽しんで、満腹感につながるのもうれしいポイントです。シンプルなおかゆと併せて、主食としてストックしてはいかがでしょうか。
ローリングストックにおすすめのスープ3選
とろっと濃厚な口当たりと、コーンの自然な甘みが特長のスープです。NISHIKIYA KITCHEN定番のコーンポタージュは、お子様から大人の方まで、どなたでも食べやすく人気があります。
お客様からのご意見でも、ご家族全員で楽しめると好評です。ローリングストックのチョイスに迷ったら、ベーシックなスープをおすすめします。
青森県のブランド野菜「ふかうら雪人参」を使用した、フルーティーな香りと甘みを楽しめるスープです。素材の甘さがしっかりと感じられるので、お子様にもおすすめです。
冷製スープとしての食べ方もでき、加熱調理ができない非常時でもおいしくお召し上がりいただけます。ぜひローリングストックでご活用ください。
イタリアの家庭料理ミネストローネをお手本にした具沢山スープ。トマトベースのスープには、相性のよいハーブを合わせ、チーズでコクをプラスしています。具材には3種の豆と国産野菜、キヌアが入った、食べ応えのあるスープです。
今回は、ローリングストックの基礎知識をご紹介しました。
ローリングストックは賞味期限の管理が苦手な方でも取り組みやすい方法です。お好みのレトルト食品をチョイスすれば、日常生活のなかで食べる楽しみにもつながります。仕事で疲れる週末、毎週金曜日の夜はレトルトカレーの日にしてしまうことをおすすめします。または、在宅勤務の昼ごはんはレトルトに決めてしまうのも楽ですよね。
おいしく食べて安全に備えられるローリングストックを、ぜひこの機会に試してみてくださいね!