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自分の気持ちに気づけない人が一番メンタル不調を抱えやすい
こんにちは、日々にじゅうまるといいます。
私はここ数年、自分の気持ちをしっかり考察することがいかに重要かを実感してきました。
私の周りで人の中には、辛い気持ちに全く自覚がないまま、蕁麻疹などの身体的な症状が先に出てきてしまうという方が多くいました。
本人は至って元気なつもりなのに、急に身体的症状が出て初めて、自分のメンタルに何か問題があったことに気づく、といった具合でした。
このように、自分のメンタル不調の兆候に全く自覚がないまま体調を崩してしまう状態だと、不調を事前に予防することができません。
さらに、これを繰り返していると社会人として働くこと自体が難しくなってしまうかもしれません。
今回は、私の経験を交えながら、自分の気持ちをちゃんと考察し、理解することでメンタルの不調を防ぐ方法についてお話ししたいと思います。
自分の気持ちを理解するとはどういうこと?
自分の感情や思考を客観的に見つめ直し、それらの背後にある原因やパターンを理解することです。
・自分はどんな時にイライラするのか?
・逆にどんな時に喜ぶのか?
・今日は友人から誘いを断られた時、自分のせいかなと気にしてずっと頭から離れなかったな
これにより、自分がどんな状況でどんな感情を抱くのかを把握しやすくなり、メンタルの不調を予防する手助けとなります。
それぞれ、流れはこんな感じです。
【自分の感情パターンがわからない場合】
感情が起こる→感情に押しつぶされてパニックになる→その後数日間は落ち込む
【自分の感情パターンがわかっている場合】
感情が起こる→自分の状況を把握できる→自分が不安になったことは大体現実にならないと思える→無駄に悩むことなく気持ちを落ち着けることができる
誰しも、仕組みがわかっていることに関してはそこまで恐れを抱かずにいられるはずです。
そして、自分の感情をちゃんと把握できるのは自分自身だけです。
自分の気持ちを理解することのメリット
自分の気持ちを理解することには、3つのメリットがあります。
自分の気持ちをコントロールしやすくなる
仕事でミスをすると、それが一日中頭から離れず、自己嫌悪に陥ることがよくありました。
でもある日、「なぜこんなに落ち込むのか?」と自分に問いかけてみたところ、私は完璧主義的な傾向があり、自分に厳しすぎることが原因だと気付きました。
この気付きがきっかけで、私は自分の気持ちを考察する習慣を身につけるようになりました。
これにより、自分の感情のパターンやトリガーを理解し、メンタルの不調を未然に防ぐことができるようになったのです。
このように、自分の感情とその原因を理解できるようになると、その感情の根本的な原因が分かり、その原因に対処する方法を見つけることができます。
さらに、自分の気持ちを考察できるようになるメリットは他にもあります。
対処法を事前に考えることができる
自分の感情のパターンやトリガーを把握することで、同じような状況での対処法を事前に考えることができます。
例えば、私は以前、仕事でのストレスに悩まされていましたが、感情日記をつけることで、自分が何に対してストレスを感じるのかが明確になりました。
その結果、似たような状況に直面したときに、リラックスする方法やその場を離れて一息つくなどの対策を事前に用意することができました。
このように、感情のパターンを把握することで、ストレスフルな状況でも冷静に対処できるようになります。
自己成長にもつながる
さらに、感情を客観的に見つめることで、自己理解が深まり、自己成長にもつながります。
例えば、私が感情を客観的に見つめるようになったきっかけは、人間関係でのトラブルでした。
友人との誤解が原因で、深く傷ついた経験がありました。
しかし、その出来事を通じて自分の反応や感情の背景を振り返ることで、自分が何を大切にしているのか、どのような価値観を持っているのかを再確認することができました。
そして、その理解を元に、同じようなトラブルを避けるためのコミュニケーションの仕方を学び、自分の成長につなげることができました。
自分の気持ちを理解する方法
では、具体的にどのようにして自分の気持ちを考察するのか、私の経験をもとにいくつかのステップを紹介します。
感情日記をつける
感情日記は、自分の感情や出来事を記録するためのものです。
私は毎晩、1日の終わりにその日の感情や出来事を書き留めるようにしています。
これにより、自分の感情のパターンやトリガーを見つけやすくなります。
例えば、「今日は仕事でミスをして落ち込んだ」となどと何度か書いていくうちに、「自分は誰かのミスは責めないのに、自分がミスをした時は過度に自分を責めてしまっているな」などと気づくことができます。
このように、ある程度日記が溜まってきたらそれらをまとめて振り返ってみることが大事です。
自己反省の時間を作る
忙しい日常の中で、少しでも自分と向き合う時間を作ることが大切です。
私は毎朝10分間、静かな場所で座り、自分の気持ちや考えを振り返る時間を設けています。
この時間を通じて、自分が何に対して不安やストレスを感じているのかを把握しやすくなります。
このようにゆっくりと時間をとって悩みと向き合うと、自分の悩みは思っていたよりも数が少ないということに気づくと思います。
悩みは、漠然と考えている状態が長く続くほど、膨大な悩みを抱えているかのように錯覚してしまうものですよね。
感情を言葉にする
自分の感情を言葉にすることも重要です。
例えば、「今日はとても不安だ」と自分に言い聞かせることで、その感情を客観的に捉えやすくなります。
また、信頼できる友人や家族に自分の感情を話すことも、感情の整理に役立ちます。
この時、最初は悲しい、苦しい、などと表現して全く問題ないのですが、自分の感情を表す語彙のレパートリーが多い人ほど、自分の感情をより鮮明に捉えることができるようになります。
例えば、「苦しい」ではなく「誰も自分のことは助けてくれないんだと思うと苦しさを通り越して全てから目を背けたくなった」などと表現した方が良いです。
そうすることで、「誰も自分のことを助けてくれない」というのは事実ではなく、自分が誰にも助けを求めていないだけなどと気づくことができるようになります。
感情についての語彙のレパートリーを増やすには、下記の本がおすすめです。
感情の原因を探る
感情の原因を探ることも大切です。
例えば、「なぜ今日はこんなにイライラしているのか?」と自分に問いかけてみることで、その背後にある原因を見つけやすくなります。
私の場合、仕事でのプレッシャーや人間関係のストレスが原因であることが多かったです。
この時、1回「なぜ?」とだけ問いかけるのではなく、「なぜ?」「なぜ?」「なぜ?」と出てきた答えに対してより深く問いかけていくことが大切です。
例えば仕事のプレッシャーが原因となってイライラしている場合、
「なぜ今日はこんなにイライラしているのか?」→仕事のプレッシャーが強いからだ
→なぜ?→上司が何度も自分を呼び出して明日の商談の話をしてくる
となります。
すると、自分は話をしてくるだけの行動をプレッシャーをかけていると勝手に判断しているな、などとわかります。
このように感情の原因が実は自分の考え方・捉え方にあると言う場合もありますよね。
この時は、自分の捉え方を変えるだけで問題を解決することができます。
対策を考える
感情の原因がわかったら、それに対する対策を考えます。
例えば、仕事のプレッシャーが原因であれば、タスクを小分けにして一つ一つを達成することで自信をつける方法があります。
また、人間関係のストレスが原因であれば、コミュニケーションの方法を改善するなどの対策が考えられます。
原因が他人や過去にあると思ってしまうと解決のしようがありません。
ですが、自分でできる対策を考えられるようになれば、自分自身を機嫌良い状態に保つことができます。
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いかがだったでしょうか。
自分の気持ちを考察することは、メンタルの不調を防ぐために非常に重要です。
私もこの習慣を続けることで、以前よりもストレスや不安を感じることが少なくなり、より充実した日々を過ごせるようになりました。
みなさんもぜひ、自分の気持ちを考察する習慣を取り入れてみてください。
きっと、メンタルの健康に大きな効果があるはずです。