【心を穏やかに保つ】自己理解と心の健康法
苦しさという感情は誰もが一度は経験するものです。
人間関係や仕事など、毎日いろいろなことがあり、中には辛いと思うこともありますよね。
ですが、この「辛い」「苦しい」という気持ちを少しずつ減らすことで、毎日過ごしやすくなると思います。
今回の記事では、苦しさを減らし、穏やかに過ごすためにはどんなことをしていけば良いのか考えていきます。
心理的なダメージを負わない人の特徴
まずはヒントを得るために、心理的なダメージを負わない人のパターンを考えていきます。
心理的なダメージを負わない人には、いくつかの共通点があります。
何事に対しても熱意がない
一見すると、熱意を持たないことが良くないように思えるかもしれません。
しかし、心理的なダメージを避けるためには、過度な期待や執着を持たないことが重要です。
何事にも熱意を持たないというのは、無関心でいるのではなく、自分の感情をコントロールし、不要なストレスを避ける方法の一つです。
自分でコントロールできることにだけ熱意を持つ
自分でコントロールできる範囲にのみエネルギーを注ぐことも、心理的な健康を保つために重要です。
私たちは多くのことをコントロールできませんが、自分の行動や反応はコントロール可能です。
これに焦点を当てることで、不必要なストレスを避け、より健全な心の状態を保つことができます。
このように考えてみると、心理的なダメージは下記の二つの条件から生まれることがわかります。
①熱意がある
②自分でコントロールできない
これらの条件がある物事が、人間に心理的なダメージを与えています。
葛藤がメンタルの一番の敵
つまり、心理的なダメージは「どうにもならないことに対して、どうにかしたいと思い続けること」によって引き起こされると考えられます。
私たちが日常生活で経験する多くのストレスや不安の原因は、この「どうにもならないこと」に対する執着から生じています。
心理的な葛藤は、メンタルの敵です。
例:
・売り上げを上げたいと努力しているのに、思ったような成果が出ない時
・誰かと良い関係を築きたいと思っているのに距離が縮まらない時
こんな時に、葛藤が生じ、その状態が長く続くと心理的な負担がだんだんと強くなっていってしまいます。
では、これに対処するためには、どうしたら良いのでしょうか?
葛藤を生じさせない。穏やかに過ごす方法
葛藤を生み出さず、穏やかに過ごすためには、自分を理解し、受け入れることが大事です。
自己理解
自己理解とは、自分の感情や思考、行動のパターンを理解することです。
これにより、自分がどのような状況でストレスを感じるのか、どのように対処すれば良いのかを知ることができます。
例えば、私は一つ一つの物事に集中したいタイプで、気分が乗っている時に誰かに別の件で話しかけられることが苦手です。
一度中断すると、その作業の進捗がよくわからなくなってしまい、効率が悪くなってしまいます。
この自己理解で大事なのは、自分のことを良い面も悪い面も受け入れることです。
自己受容
自己受容は、自分自身をありのままに受け入れることです。
これは、自分の弱点や失敗も含めて受け入れることを意味します。
自己受容ができると、他人の期待や評価に左右されず、自分の価値を見出すことができます。
これができると、本当の自分を理解できます。
私も含めて人は自分のことをよく見せたがる傾向がありますが、自分のことを理解する時には等身大の自分をちゃんと把握することが大切です。
この二つを実践することで、自分の本当の能力を理解しないまま過度な期待をすることを防げます。
また、もし自分が期待通りの働きをできなかったとしても、自分の欠点をも受け入れ、より成長していくことができます。
自分を理解するための方法
日記をつける
日記を書くことで、自分の感情や思考を整理し、自己理解を深めることができます。
日常の出来事や感じたことを書き留めることで、自分がどのような状況でストレスを感じるのか、どのように対処すれば良いのかを見つけやすくなります。
瞑想やマインドフルネス
瞑想やマインドフルネスの練習は、自己理解と自己受容に役立ちます。
これらの練習は、現在の瞬間に集中し、自己の内面に注意を向けることを助けます。
これにより、自己の感情や思考を観察し、受け入れることができるようになります。
いかがだったでしょうか。
苦しさとは、どうにもならないことに対して、どうにかしないと思い続けることから生じます。
心理的なダメージを避けるためには、自分でコントロールできることにだけ熱意を持ち、内的な葛藤を減らすことが重要です。
自分自身を理解し、受け入れることができると、他人の期待や評価に左右されず、自分の価値を見出すことができ、ストレスの軽減につながります。
これにより、心理的な健康を保ち、より充実した人生を送ることができるでしょう。
この記事がお読みくださった方のお役に立てると嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。