食事のマナーが出来ていないと生きづらい
私は娘にそこまで細かく言わないようにしていますが、唯一細かく言い続けている事があります。それは、
ご飯を食べる時のマナー
です。子どもは何度も同じことを繰り返してしまう事もありますので、何回も言い過ぎてしまう事に関してはYouTubeで時に動画を見せるなどして色々と角度を変えながら伝えています。娘の身近にあるYouTubeという角度からYouTubeさんに語りかけて頂きます。
箸の持ち方はもちろんですが、お茶碗の持ち方、足を動かさない、ご飯粒残さない、三角食べ、音立てない、などずっと細かく言って来ています。先日も2人での食事中注意をしました。ここ最近繰り返されている事だったので、注意をすると少し空気が重くなりました。今まで娘には話した事がなかったのですが、正直に自分の話しを少ししてみる事にしました。
「パパは小さい頃ずっと1人でご飯を食べていたから食事のマナーを全然知らんかったんよ。だから恥ずかしい思いをした事が沢山あったんよね。」
っと話しました。娘は私の幼い頃の話はざっくりとは知っています。娘は、
「そうだったんだ。パパもうまく出来なかったんだ。」
っと言いました。私は、
「世の中で食事をしない人は居ないからね。全員がする事だから。あなたがもし将来好きな人が出来てその人やその人のご家族と食事をする時に楽しく食事をしてもらえればええなと思っているよ。」
と言いました。
本当に食事って大切やと思うんですよ。食事に対して何か基準を持っていない人は居ないんじゃないかなと思います。恥ずかしながら自分は知らない事だらけで色々と食事の仕方を直していった経緯があります。家で1人でパンとかしか食べてなかったので全然知らなかったんですよ。箸の持ち方も音も器の持ち方も全てめちゃくちゃでした。友人に指摘されたり笑われたりして直した事もあります。特に仕事で学校の給食を食べるようになってからは、汁物の置く位置から箸の持ち方まで色々と調べたり見聞きして直していきました。食事のことで何かを指摘される時は自分の生い立ちを見透かされているような気分になる事もあります。自分で修正出来る年齢になってからはなるべく直して来ました。
それ以外でも弊害は色々とありまして、幼い頃から朝食を食べた事がなかったものでして未だに朝食は食べません。あとは大人とご飯を食べるのがすごく苦手でした。家族で食べる事がなかったので慣れてなかったのだと思います。関連して一緒にテレビ観るみたいなのも苦手でしたね。あんなん絶対笑えないですよ。友だちの家でピザを頂いた時もなんかこう個々に勝手にもらうような事が出来なかったんですよ。声かけてもらって初めて取れるみたいな感じでした。このピザの話が中学の時でして未だにあの時の事を覚えています。
色々と振り返りながら修正していったので今はどれもなんて事もないですが、家庭環境で日々の習慣や価値観は差が出るのだなと実感して参りました。家庭環境が悪かろうと自分の意思で考えられる時はいつか来る訳ですから、その時に自分を変えて歩み寄る努力は時に必要だと考えております。遅れてでも取り戻すチャンスは自分次第であるという事です。そして、遅くなってでも何かを学び知る事は楽しい事です。私は勉強も食事のマナーもですが楽しんで受け入れていく事が出来ました。新しく知る事はどんな事でも新鮮で楽しいです。それでも初めから出来るという事はそれは素晴らしい事だと思います。
学校の給食で細かいマナーを身に付けるのは難しいです。先生方の給食の時間の忙しさを目の当たりにしているとそれが難しいのがよくわかります。先生方が食事される時間を確保するだけで現状手一杯ですよ。給食後にすぐに掃除が始まったり慌ただしいです。子どもの食事のマナーに関してはうちも含めて家庭ごとにやっていくしかないように思います。給食はあくまで子どもの外食であってその時のマナーを家で身に付けるぐらいの感覚が良いかと思っております。自分の経験を反面教師にして何が必要だったのか考えながら前に進んでいければと思います。
そういえば、この間「探偵ナイトスクープ」についての記事を書かせて頂きましたが、なんと「探偵ナイトスクープ」のプロデューサーの方からスキを頂きました。す、すごい!noteで記事を書いているとこんな奇跡もあるんだなと思いました。ありがとうございました。