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認知症と共に生きる当事者の声

note内で紹介されている本が気になり、すぐに購入してしまうはしです。
本好きあるあるでしょうか。


この本も、noteの記事で知りました。

※Amazonアソシエイトではありません。

著者の丹野智文さんは、若年性アルツハイマー型認知症。
自動車のトップセールスマンとして、まさに仕事がノリに乗っている39歳の時に、診断を受けます。

この本には、症状を発症したときの様子、診断に至るまで、診断された後の気持ちや考え、生活の工夫、家族や仲間、仕事に復帰し、現在に至るまでが書かれています。

認知症と聞いて、どんなことが頭に浮かびますか。
「物忘れ」「徘徊」、それとも「寝たきり」でしょうか。

丹野さんは、当事者の声・思いを聞いて欲しいと著書の中で、何度も訴えています。

「物忘れ」には、思い出せるように準備をしています。

それは、家族や職場だけではなく、駅やバスなどを利用する時にも、
自分の状態をすぐに理解してもらえるような工夫もされています。

丹野さんの言葉でいくつか印象的だったのは、

「認知症と共に生きる」
「認知症当事者にも感情がある」


認知症になったら、全て終わりではないということ、どうしたら付き合いながら生活できるのが、そして、何も考えられないというわけではありません。

自分の考えがあり、他人が決めることではないという、至極あたりまえのことであるのに、認知症と聞くと助けなければ、何もわからないのではないかという偏見が多くあることにも触れられています。


認知症の方の治療の場所やこれからの生活について、
本人の意向よりも先に、家族の意向が尊重されていることが少なくないように感じることがあります。

わからない部分もあるのかもしれません。
どうせ聞いてもらえないと思っているのかもしれません。

考えるのに時間がかかっているだけだったり。

私は、日々の仕事を振り返り、「わからないと決めつけていなかったか」「一番に本人に確認していたか」と、振り返るきっかけにもなりました。

もしかしたら、「俺の人生、勝手に決めるな」って、思っていたのかもしれないですよね。

丹野さんは、認知症の誤った情報や偏見を変えていきたい、当事者の声を聴いて欲しいという思いで、講演を行ったり、メディアに出演したりされています。

私自身も偏った考えがあったことを本で振り返ることができました。

そして、自分の気づきをこうしてnoteで発信し、丹野さんの思い、認知症の人の思いが少しでも広がってほしいという気持ちを込めて記事にしました。


丹野さんの本は、元お笑い芸人の寿さんの記事で知りました。
寿さんは、認知症の方の個性に合わせていろんな関わりをされています。


丹野さんの本

※Amazonアソシエイトではありません


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