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戦後77年の成功と失敗のKWは“私心”

 戦後77年間の政治を前期「吉田茂~大平正芳」後期「中曽根康弘~岸田文雄」の2つに分けて、“東洋思想”をキーワードに問題点を洗い出したい。

1.“影の宰相”が指南した前期政治

 安岡正篤(やすおかまさひろ)という東洋思想家をご存じだろうか? 明治31年生まれ。戦前も各界大物との交流が多かったが、戦後は歴代総理大臣の“影の宰相”として指南した。Wikipediaから添付する。

 どんな指南をしていたのか? 東洋思想が基本とする易教から探ると、著書「易の人生哲学」には、64卦についての安岡なりの解説が書かれているが、読んでいくと2022年の現代ではまず聞いたことのないような言葉や考え方に満ち溢れている。それを後期政治との比較で追究したい。

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