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「六十から頑張れ」と励ます四十雀

昨日の朝、初日の出を見に行く時、街路樹から「ツーピーツーピー」と聞こえました。
四十雀しじゅうからでしょう。
今年初めて意識した鳥の声は四十雀でした。
(見出し画像は「広辞苑 第七版」のイラスト)

還暦を迎えた私。
去年、同世代の著名人が次々と鬼籍に入られたことも影響しているのでしょう。鳥の声にも「何かのメッセージではないか?」と思案をめぐらせている自分がいます。
「おれはまだまだ大丈夫だ」と、無意識がきっと安心したがっているのです。

しかし、四十雀と五十雀ごじゅうからはいるけど、六十雀はいないはず。四十の雀と六十になる私とでは、何もつながるものがありません。

朝のルーティーンとして、ただ鳴いているだけだな。

そうつぶやいて立ち去ろうとした時、大事なことを思い出しました。自分が古文世界の住人であることを。そうです。古文では、四十は六十になるのです。

源氏物語 解剖図鑑 文:佐藤 晃子 イラスト:伊藤 ハムスター X-Knowledge

平安時代だったら、私は今年、四十賀しじゅうのがです。
「ツーピー」を「還暦からまた頑張って」のエールだと私は解釈することにしました。
いいんです、思い込みであっても。
正月なんだし。

男の還暦は厄年でもありますから。
まぶしくて木々の間からしか見られない初日の光を、全身に浴びまくってきましたよ。

去年の厄年一覧

去年前厄を乗り切って、今年本厄、来年後厄。
非科学的といわれても、ついつい気にしてしまいますよね。

油断せずに過ごさねば。

noteに書き続けることも健康の支えになってくれるはず。
朝の鳥のさえずりのように、日課にしていきたいと思います。

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